こんにちは、ドクダミ淑子です。
映画「ラブ×ドック」をアラサー女が一人で観てきました。
あらすじはこんな感じ
公式サイトから引用しました。
「人生に無駄な恋なんてない」
いくつになっても恋をしたい!毎日を楽しみたい!
でも理想と現実がかみ合わない・・・。
そんなあなたの恋愛を、遺伝子レベルで導く、
笑って泣けて恋がしたくなる、「大人のため」のラブコメ、誕生!
とあるところに存在する恋愛クリニック「ラブドック」。そこは恋愛体質の人にこそ、意昧のある場所。
ある日訪れたのは人気パティシエの剛田飛鳥。
人生で成功を収めながらも、節目節目で恋愛に走り、仕事を無くし、親友を無くしてきた。
そんな飛鳥に、魅惑の女医、冬木玲子が処方したのは、遺伝子から抽出したという、特別な薬。
これを打てば危険な恋愛をストップできる優れもの?
果たして彼女の恋愛模様は、薬で軌道修正できるのか?
いくつになっても恋をしたい!人生を楽しみたい!
でも理想と現実がかみ合わない…。
そんな女性たちに贈る、遺伝子レベルで恋が始まる、究極のラブコメティ!
女性向け恋愛コラムニストなど、色々な著名人が絶賛コメントをしているのですが、実際はどうでしょうか?
私は一人で映画館へ行きました。
上映2日目、土曜の夕方に集まったのは、20名弱・・・ちょっと空いていますね。
野村周平好きそうな女子2人組×2、そのほかは映画好きそうな一人男性などがいました。
なぜか30~60代の夫婦?カップル?が一番多かった気がする。
感想は、とにかく「軽い」!!
終わって一番最初に出てきた感想は・・・「か、軽っ ・・・」でした。
アラサー独身女が奮闘する、不倫に走り、遊ばれて、年下にはまりそうになるも上手くいかず・・・と色々あるのに、あくまでも軽く、ポップに、コメディタッチでどんどん、テンポよくストーリーが展開されて、最後までサクサクと観て、軽いどんでん返しもありつつの、あっという間の2時間でした。
悲壮感はまったくない、気軽にのぞけるアラフォーの人生
アラフォー独身・しかも友達は妊婦時代にシングルマザーになったなんてアラフォー女性2人が出てくると、なんとなく重い雰囲気が漂うような気がしますが、この映画はあくまでも軽く・薄く・なんかシンママもアラフォー独身も、さらりと描かれています。
それがリアリティをさらに無くして、メルヘン感・フィクション感が強くなります。
だからこそ、映画として気軽にのぞけるのかもしれない。
男性キャラの個人的感想
男性キャラは、こんなかんじ。
- 吉田鋼太郎…不倫ジジイ
- 玉木宏………笑顔の裏になにかあるスポーツトレーナー
- 野村周平……年上の女性に恋しちゃう系の年下男子
こちらも、「ああ、○○な男ね。わかったわかった」って感じで、ステレオタイプなキャラを、これまたハマリ役が演じる・・・という安心感しか感じませんでした。
だって、不倫ジジイが「妻とはうまく行っていないんだ」と言い、年下男子は「年齢とか関係ない。俺、本気っすよ?」 と言い、玉木宏は裏のある顔でニコっと笑うんですよ。
もう「そうなっちゃいますよねーーそうですよねーーー」と思うしかありません。
映像がキレイでとても観やすい
軽いとか薄いとかいっているけれども、別に悪いっていう訳ではないんです。
映像はちゃんと凝っているところは凝っているし、主人公がパティシエだけあって、お菓子作りのシーンがたくさんあるのですが、それはとっても美味しそうでオシャレでかわいい。
加藤ミリヤがサウンドディレクターで、自分の曲をいろいろなシーンにのせて流すのですが、それも自分の良さがわかってるからか、結構合っている。
だから、悪くはないと思うのです。
ヒステリックになる吉田羊が恐怖
吉田羊は、コメディなのでだいたいオーバーリアクションをしていたのですが、一時期荒れている時期がありました。
その時のヒステリックに叫ぶ感じは・・・ちょっと怖いなと思いました。
きっとこの人の素はこっちなんだろうなぁ、と思うような演技を超えたイライラ・ヒステリーな感じ、このポップな映画の中で、これはスパイスというか、突然唐辛子をぶち込まれるような違和感。
これはここまで迫真の演技しなくてもいいのではないかと思ってしまいます。
ナレーション通り、ポップコーンムービーだな
一部ちょっとムムっと思うシーンがありましたが、それ以外はゆるい気持ちで見られる映画でした。
「たまには映画でも観るかぁ、でも別に観たいものがないなー」「そんなシリアスじゃなくて、頭空っぽでも見れるものがいいな」って人なら、すごく合っていると思います。
大きな波乱万丈も、ラストのどんでん返しも、感動の涙もなかったけど、「楽しかった」な映画でした。
冒頭のナレーションで「ポップコーンでもつまみながら」って言っているんだけど、まさにその通りのポップコーンムービー。
私はビールを買って、ちびちび飲みながら観ました。
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