ドクダミ自由帳

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【本感想】30と40のあいだ 3年で考え方ってこんなに変わるものなのかとビビる

こんにちは、ドクダミ淑子です。

書店でビビッときたこの本、すぐ買ってすぐ読みました。

 

「30と40のあいだ」

 

「冷静と情熱のあいだ」みたいな感じなんだけど、全然違うこのワード。

 

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30と40のあいだ (幻冬舎文庫) [ 瀧波ユカリ ]
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コンセプトはどんな感じ?

文庫の裏にこんなことが書かれています。

「どうにかこうにか、キラキラしたい」アラサー時代に書いた自意識と美意識と自己愛にまつわるあれこれに、「目標は現状維持」のアラフォーの今の気持ちを添えてきて見えてきた「女の人生の行き方」。

前半は、33~34歳の時に書いたアレコレ(サー編)を、37歳の時に見直してアンサーソング的な感想(フォー編)を載せるという、「ひとり往復書簡」風のエッセイ。

後半は、自分との付き合い方や、出産の現実を書いたエッセイ。

 

どっちもすごく楽しくて、イッキに読みました。

 

私がグッと来たのは、「結婚」と「恋愛」の話

私がこの本を読んでいいなと思ったのは、2つ目のテーマ「自由、結婚、身だしなみ」という話。

彼女は結婚したときに、未婚の人から「結婚すると自由に恋愛できないと思うと怖い、瀧波さんはどうでしたか?」と聞かれた話でこう書きます。

ああ、これでもう一生、恋愛しているつもりの一人相撲をしなくてすむ。早く運命の人を見つけなきゃって焦ったり、この人はやっぱり運命の人じゃなかいかもって疑ったりしなくてすむ。もっと経験しないとって、自分をけしかけないで済む。気分でどうでもいい相手と寝て自己嫌悪に陥らなくてすむ。自由に悩まされなくてすむ!

 

彼女は自由を「上手に扱えもしないのに、使わないと損だと言ってくる存在」だと言っています。

そこまで私は自由に悩まされていないけれども、結婚したら「楽」になったと思っています。

 

 

「だってドクダミさん、結婚しているからいいじゃないですか」

ある日、飲み会の会話で、なんかの流れで自虐で「私ブスだからなー」って言ったんですね。

だいたいそういう時って、「ブ、ブスじゃないですよ・・・(苦笑)」と明らかに嘘のフォローが入るのですが、その時のフォローが違ったんですよね。

 

「だってドクダミさん、結婚しているからいいじゃないですか」

 

もしも「現役女の意識でいる人」だったら、「ブスってことじゃん」とモヤっとするかもしれないけれども、私はとても「あ、ブスを否定されなくなった」でとても楽になった。

ブスで彼氏いないのは失笑だけど、ブスで結婚している人は遠回しに「ブス」と言っても大丈夫。

だからこの「結婚して肩の荷が下りた」というのはよくわかる。

 

 

「頑張ろう」「ちゃんとしよう」について考える話も、印象的

瀧波ユカリさんのエッセイに戻ると、この人はとても頑張り屋さんで、「ちゃんとしよう」「頑張ろう」とアラサー時代はもがいていたことがわかります。

そこから、アラフォー時代になると、頑張らない自分を認め、「普通でいよう」という境地に至ったんですね。

「ご機嫌と不機嫌のあいだ」「がんばる女」なんかを読んでいると、その辺の吹っ切れ方、折り合いの付け方、新しい考え方がわかって、とても面白い。

 

 

たった3年でこんなに考え方が変わる、だから記録しておくことは大事

このエッセイで思ったのは、たった3年(アラサー→アラフォー)で、こんなにも考え方が変わるのかということです。

年齢も変わる、周りの環境も変わる、幼稚園児の親~小学生の親~PTA役員など立場も変わる、その変化で考え方がどんどん変わってきて、同じ人が書いたものとは思えないものになる。

そして、過去のことや悩んだことは、どんどん忘れてしまう。

 

・・・だからこそ、記録ってすごく大事なんだなと、改めて思いました。

 

 

 

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