こんにちは、ドクダミ淑子です。
去年の5月頃に『十角館の殺人』を読んでその衝撃にやられて、そのままミステリばかり読むようになってしまいました。
まだ読んだことのない人は絶対にネタバレを読まずに走りきってほしい。
そしてそこから「館シリーズ」を狂ったように読み、少しの休憩と囁きを挟み今度は剣崎比留子シリーズに行き、裏染天馬シリーズに行き、そして今度はマリア&漣に行ったという、ミステリ好きからすると「ああ、この系統が好きなんですね」と分かる(たぶん)好みを突き進んでいます。*1
そんな中、『ジェリーフィッシュは凍らない』が面白すぎて、その系統の原点に立ち戻りました。

買おうと思ったらさぁ、新版が文庫本なのに1600円とかするのよ・・・
もう図書館に駆け込んでしまったよね。
ちゃんと返却期限までに読み切りますし。
タイトル通りの物語です
今回は感想文ですが、どんな話なのかは置いておきましょう。
でもタイトルから察するものはあるよね。
その通りの物語です。
トリックはさておき、プロットは確かに十角館やジェリーフィッシュと通ずるものがある。
旅の始まり、不穏な雰囲気、最初の殺人、疑心暗鬼になるメンバー、疑われていた人間が殺され、最後に残った2人が・・・という、読んでいてハラハラドキドキする展開。
どれも大枠は同じだけれども、その肉付け部分や人物描写などなどが違うから、どれも楽しい。
そしてアガサ・クリスティを読んで思ったんだけど、古い時代の話でもそれを感じさせないような面白さの方が勝っている。
スマホのない時代
今だったら「どうやってスマホを取り上げ電波を遮断するか」「監視カメラなのない場所にするか」から始まるけれども、この時代はそれがないから、スムーズで良いなと思う。
DNA鑑定もなく指紋も血液もそこまで細かく調べられない、だからこその「余白」がある。
そう考えると、ミステリ小説で楽しんでいる分にはいいんだけど、一昔前の事件の捜査ってめちゃくちゃ大変だったんだろうなとは思う。
「現代」でそれをやろうとすると、電波を遮断したり、なんらかの方法で充電できないようにしたりと工夫が必要になる。
ただし、録画した動画から犯人を探したりとかそういうことも出来るから、時代をどこに設定するかっていうのが大事なんだろうなと思った。
あの1行の衝撃が忘れられない
そんな感じで「そし誰」系の3作を読んだんだけど、どれも皆面白かった。
しいて言うなら人生初の「それ」であった、『十角館の殺人』が衝撃は大きかったんだけど、それは順番の問題なのかもしれないから何とも言えない。
いや・・・でも・・・「あの1行」で全てがグワーッと繋がる面白さみたいなのが他にあるかというとないので、やっぱり私の中でのNo.1は十角館かな。
そんな感じで、さらなる「衝撃」を求めて私はまたミステリの大海原に出る。*2
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