こんにちは、ドクダミ淑子です。
私は自称・ミステリーおばさん。
・・・といってもここ1年くらいで本格的に読むのを再開したので、ミステリ歴よりもブランク期間の方がめちゃくちゃ長い。
ただ、そのメリットも十分に感じています。
それは、2010年代からのヒット作を、人気シリーズについてはある程度の量の既刊が出ている状態で、ガーッと読めるところ。
綾辻行人氏の「館シリーズ」なんて9作を生まれて初めて読んで楽しめたし、その後についても色々と読み漁れる状態です。
ここ最近は、Twitter(現X)でミステリ小説の布教をしている方のオススメを読んだりと楽しみも増えてきました。
さて、そんな中で気づけば「裏染天馬シリーズ」を4冊読みました。
・・・っておい、忙しいっていう設定はどこへ行った!?
裏染天馬シリーズとは
「裏染天馬シリーズ」という一連のシリーズは、第22回鮎川哲也賞を受賞した、2012年刊行の『体育館の殺人』から始まる青崎有吾氏の作品です。*1
これは第二作の『水族館の殺人』。
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学園もの・オタク・恋愛・百合など様々な要素がミックスされているのでライトノベル的な要素もありつつ、ミステリ部分は分刻みの時間軸と、「この犯罪が出来る条件」から犯人を絞り込んでいくというガチガチの推理小説。
平成のエラリー・クイーンと言われるのはこの辺が所以なんだろうか・・・
海外の古典ミステリまでまだ守備範囲が及んでいないから、「○○的な要素がうんたらかんたら」の日本の小説ばっかり読んでいるんだけれども。
気づけば読破を繰り返す
「とりあえず読んでみるかぁ」という気軽な気持ちで『体育館の殺人』を読み始めたんですよね。
きっかけすら覚えていない。
でもカバーは有隣堂のものだったから、きっとあそこに子どもと夫と行った時にふとできた自由時間でフラフラっと買ったんだろうなと予想する。
余談だけれども、私は有隣堂に行くと、臙脂色のブックカバーを選ぶことが多い。
理由は「子どもの時からこれを選んでいたから」なんだけれども、それもそもそものきっかけをよく覚えていない。
まぁそんな感じで新たしいシリーズを読み始め、気づいたら4冊読破ですよ・・・
やっぱりミステリは紙の本よね
シリーズ4作中、『水族館の殺人』の1冊だけは、スノボ旅行の直前で「次が読みたい!」と思い立ったので電子書籍で購入したんだけども、めちゃくちゃ後悔した。
やっぱりミステリ小説は紙がいいですね。
登場人物一覧を見直す館内の見取り図を見直す違和感を抱いた箇所を読み返す・・・この辺がめちゃくちゃ不便でした。
登場人物一覧と館内の見取り図についてはブックマークしておけばすぐに戻れるんだけれども、「あれ?」と思った部分の読み返しについてはもう紙じゃないと戻りづらくて仕方がない。
「3分の1くらいの位置にあったような・・・」でパラパラパラっと出来ないのがつらい。
あと、「ハイライト機能」っていうのがあって、これは他の人がハイライトを引いたところが表示されるってやつ。
「皆がここ大事だって蛍光ペン引いてますよ〜」みたいな機能で、ビジネス書とかだと「ほうほう、そうか」となるけどミステリだとつらい。
「え?この描写トリックに使われてるヒント?」とか考え出しちゃうんですよね。
実際これ、十角館あたりで読んだら犯人うっすらわかって興ざめしたかもしれない。
たぶんハイライトは非表示にできるはずだけど、ちゃんと調べずに力技で読み切ったので、次にのっぴきならぬ理由でミステリを電子書籍で買う場合はしっかり対策を取ろうと思う。
そんな感じで、紙の本の良さを改めて実感した。
次はもう決めています
そんなこんなで、「裏染天馬シリーズ」はあっという間に読んだので、次ももう決めました。
それはこちら、『ジェリーフィッシュは凍らない』。
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最近読んでいて面白く感じるのは、鮎川哲也賞受賞作なので、受賞作家ので裏表紙見て気になったのを読んでいこうかなと思う。
この「マリア&漣シリーズ」についても5冊くらい出ているみたいだし、とりあえずシリーズ第一作を読んで、(私にとって)刺さるかを見ていこうかな。
裏染天馬シリーズは、私が図書館戦争にハマっていた時代、10代の終わりから20代前半に読んだらもっと楽しめたかもしれないなと思う面もあったんだけどね。
キャラとキャラの関係性が事件を通じて近づいたり遠ざかったりとか、そういうところが。
キャラの関係性の変化については「剣崎比留子シリーズ」でも感じたかな。
私がミステリで重視してなかった要素だけど、たしかにシリーズとして続くのはそういう、キャラが成長したり関係性が変わっていくという描写の良さもあるのだろう。
・・・ということで、またしばらくはミステリ沼にハマっていると思います。
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*1:ちなみにこれを書いている今は、「裏染天馬シリーズ」第一作の『体育館の殺人』はPrimeReadingで無料で読めます。