こんにちは、ドクダミ淑子です。
なんだかんだで、Kindleの無料本(PrimeReading)でせっせと本を読み続けている、今日このごろ。
育児・投資などの金融系・教育・掃除や収納・健康・仕事術などなど、「買うまでもないけれども読んでみようかな」っていう本が沢山あるということに気づく。
「無料だから」というモチベーションなのでテキトーに選んでしまうこともあるんだけど、「私には合わないな」と思ったら早めに返却して、自分がまた必要だなと思う時に借りようということも、出来るようになってきた。
そして、空いている時間にさっと開いて読む習慣が出来ると、スキマ時間っていうのは意外と色々なところにあるものだな・・・ということに気づく。
さてさて、そんなこんなでまたまた読んでいる、育児の本がこちら。
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どんな内容なの?
公式サイトによると、こんな内容です。
小さいうちにきちんとしつけなきゃダメ、、と思い込んでいませんか? 幼児の目に映る世の中は、大人が見ている世界とは違います。親子ともにストレスをためて悪循環に陥るしつけ呪縛から、自分を解放してあげましょう。ベテラン保育士と、虐待を受けて育ったイラストレーターがタッグを組んで、多くの親が直面する「しつけあるある」に挑みます。
- 「ごめんなさい」が言えないうちの子、ほうっておいてもいいの?
- 公共の場で騒がせておく親にはなりたくない!
- 遊び食べと好き嫌いがひどすぎる
- やりっぱなし!出しっぱなし!整理整頓を教えたい
- 友だちにやさしくできない、わがままなわが子
- すぐ手が出るのでグループ内で鼻つまみ者に
- 毎日きょうだいゲンカにうんざり
- カッとしてつい叩いてしまう
- 外出のたびに叱りっぱなし
- 何度言っても聞かないので最後はブチ切れ
……どんな場面でもしつけなしで子どもが変わる、親の心得を教えます!
子どもの発達を考えると、できないこともある
この本は、上に書かれているような「困りごと」に対して、よくこう答えています。
「子どもの発達がそこまで行っていないから、出来なくても仕方がない」と。
問題なのは、そういうことを理解していない人が多いことや、大人の世界に無理やり子どもを入れようとしていることだ、と柴田先生は答えています。
「昔は寛容だった」というのもありつつも、「今はそういう世の中になっているから、泣いて困るなら連れて行かなければいい」などと答えていて、わかるなぁと思った。
なぜ、無理して電車に乗って遠出し、美術館やカフェに行かなければいけないのか?ということを考えたほうがいいシーンとか、あるだろうなと私は思う。
「それも練習だし、学ばせなければ」という気持ちはわかるけど、発達段階がそこまで至っていなければ、いくら教えても無駄ということはあるだろう。
幼児を静かな喫茶店に連れて行って、騒いで周りの人に注意されるとか、そういうのがいい例だと思う。
わざわざ大きい子をベビーカーに乗せてお出かけするっていうのも疑問で、ベビーカーに乗せないと行けない場所なんて行かなくてもいいと思うんだよな・・・・
「子どもの立場に立って」の再確認
この本を読んでいると、私は今「親」になっているんだけれども、自分が子どもだった時代のことも忘れちゃ行けないなと思う。
大人には伝わらなかった自分の方向性というか、「あれがしたい」という気持ちとか、そういうのを。
特に自分自身が「変な子」って感じで、大人の常識に縛られたくない!って感じの子だったからな・・・そういうのをすっぽり忘れて、「世間に縛られる親として生きる」というのはフェアじゃないなとも思ってしまった。
・・・とはいえ、子どもが困らないようにはしたいなという気持ちがあるので、その辺の匙加減って難しい。
「大人の世界」「世間の目」の方を向きすぎないで、子どもの段階に合わせた動きをするとか、静かにすべき場所に出かけるとしたら、事前に*1ちゃんと話をすることとか、「子どもに合わせた」対応が出来るように頑張ろうと思いました。
・・・って考えると、「自由に走り回れる野に放つ」っていうのも1つの作戦なんだろうな。
そうやって、「自由に出来る場所」と、「大人しくする場所」みたいな区別をつけていくことも大事だよな・・・と落ち着き無い系の子を育てている今、感じている。
「ついつい子どもに口うるさく言ってしまうけど、子どもにはイマイチ響いていない気がする」という方や、他の子との関わり方で悩んでいる人は、マンガも挟まっていて読みやすいのでおすすめです。
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*1:その場所に着く直前が良いとも書いてありました。