
こんにちは、ドクダミ淑子です。
私は普段、仕事では顧客対応をこなしつつ、新規事業部のなんちゃってDX担当として朝令暮改とはこの事かと日々実感するような上司の下で色々なものを整理整頓し、なおかつなんだかよくわからん事を言い出す後輩ちゃんの面倒を見るという業務をおこなっています。
ゆるふわ時短勤務おばさんなんだけれども、業務は多岐に渡るって感じだろうか?
まぁ、仕事があってクビにならないことは素敵なことよね~と思うようにしている。
そんな中ですが、いつものようにWEBミーティングをしていたら、後輩ちゃんがこんなことを言い出しました。
「経営発表会の日って何をするんですか?」
・・・その名の通り、経営陣からの発表を聞くんだけど。
過去にも参加していたはずなのだが
驚くべきなのは、彼女は過去たぶん10回くらいは参加していたはずなんですよね。
参加していたはずなんだけど、その記憶がすっぽり抜け落ちているのか、何をしているかがわからないままヌルッと座るだけ座っていたのか・・・
真顔で、へっ?と言ってしまった。
まぁたしかに、経営陣もただ経営計画についての話をするのではなく、小話を挟んだり、誰かの良い仕事について触れたり、時事ネタをぶっこんだりはしているんだけど・・・いや本題はそこじゃねぇから!
・・・というのが理解できないんだろうな。
彼女の中では、「普段の仕事はお休みで、皆でランチを食べる日」としてインプットされていたらしい。
逆にその理解度で仕事できているのがすごいな・・・と感心してしまったし、私の指導力、というか指示力の高さに感動してしまった。
この子が仕事出来ているのは私の指示が的確だからなのと、本人が真面目だからだろうな。
要はバランスの問題
仕事をしていると、世の中には本当に色々な人がいるなぁと思う。
クライアントでも、昨日と今日とで言うことが違う人や被害妄想が激しすぎる人などがいるし、なんなら上司も朝令暮改だし、こういう人たちが管理職をしながらでも会社ってものが成り立っていることに危うさと逆に安定感を感じたりもする。
たぶん、思いつきだけはすごい人を実務で支える人がいたり、暴走する馬みたいな人の手綱を持てる人がいたりするのだろう。
そうやって、世の中は絶妙なバランスで上手いこと行っているのだ。
だから、私みたいなゆるふわおばさんにも生きる道があり、記憶力があるのかないのかわからない人たちにも生きる道があるのだ。
改めてだけど、世の中ってすごいなと思ったし、AIが発展している中でも、そういう「完璧ではない人間の生きる道」みたいなものは残していただきたいと思う。
・・・というか、残らないとほとんどの人は生きていけないからな。
行く末が思いやられる
そんなこんなだから、後輩ちゃんについても「まぁ大丈夫だろう」とは思っている。
どんな仕事でもよければ、きっと持ち前の真面目さとか愚直さとかで、乗り切っていけるだろう。
ただ、彼女が結構微妙なお年頃であるということはちょっと心配だったりもする。
私の目標は、「自走できる状態を作る」だけど、きっとそれは一生達成できない・・・ということを、冒頭の「何度も参加しているはずのものの意味が理解できない」というので改めて実感した。
誰かがそばについて、これにはこういう意味があるからこういう態度で参加して、こういうことはしっかり覚えておこうね、ということを伝えていかないと、この子はボケーっとただ時間がすぎるのを座って待っているだけなのだろうな。
私がいなくても同じように面倒を見てあげる人が出てきたり、上手い活用方法を見出す人もいるのだろうけれども、そもそも私のところに来た時はそういう人がいなくて放置されてクビ寸前みたいな状態の時だったのもあって、ちょっと心配になる。
まぁ、起こっていないことを心配しても仕方がないので、とにかく今は、彼女の自走を目指して、色々と教えていこうと思う。
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