こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、新卒採用をしているお客様と採用状況についてお話をしていたのですが、そこですごく印象に残ったことがあります。
最近、様々なお客様から、「新卒の学生さんはなかなか決めてくれない」という話を聞くのです。
選考に参加するかどうかや、内定を承諾するかどうかを、なかなか決断してくれない。
決めるのが下手なのではないか?というような仮説も出ていました。
それを別のお客様にも話してみたところ、こんな返事が返ってきました。
「この間、学生さんに言われたんだけど、そうやって自分がボールを持つことで主導権を握っておきたいらしいよ。だから、決められないというわけではなく、わざとボールを自分の方に持ってくるために保留にするんだって」
「それを採用する選考側の企業に言ってしまうんですねぇ」という感想で終わりましたが、なるほどそうかと合点がいきました。
ボールを持っていることで優位に立ちたい?
私は今まで、決めることが苦手なのかな、決められないのかな、と思っていましたが、「あえて決めないことで自分が決定権を持っているという意識を持ちたい」なんていう考え方もあるのか・・・
私は常にボールは持ち続けたくないマンなんだけれども、確かにそういう人はいる。
自分のところで止めていることで仕事をコントロールしてくる人。
でもそういう人は自分のタイミングで「最速でヨロシク」って投げてくるから、「もっと早く出せよ」って思うけれども。
まぁ、確かに売り手市場ですし、自分が選ばれる側ではなくて選ぶ側だと思っている方が心の安定は保てるのでしょう。
でも逆に言うと、選ばれる立場、選考される立場になった途端、大きなストレスを抱いてしまうのではないでしょうか。
自分がボールを持っていたい、自分が決定権を持っていたい、つまり「相手よりも上に立ちたい」と思うだけではなく、相手に選ばれるように努力するとか、相手のやり方に合わせるとか、そういうことも身につけなければいけないと思うのです。
そういうのを「下に見られている」と思う、屈辱に思うようだったら、今後の社会人生活って結構厳しくなっちゃうのかな・・・とオバちゃんは心配になる。

選ばれない立場というプライド崩壊
ああ、でも就活の時って、私もそんな感じだったかな。
先輩からのアドバイスみたいなので「受からないとどんどん自分を否定されているような気がして病んでくるけれども、自分が否定されているわけではなく、その会社とのご縁がなかっただけです」みたいなアドバイスがあって、最初はそんなことある?と思ったけれども、後半はその言葉が身に染みていたもんな・・・
不採用が続いてどんどん自分が否定されているような気持ちになっているようだったら、プライドを守るためにも「自分がキープしてやっている」と思うことは安心するのかもしれないな。
待たされる側からすればたまったもんじゃないけれども。
高校受験・大学受験をしなかった人からすると、初めて「選ばれないかもしれない」という経験をすることになるんだもんな。
でも、婚活に苦労しているけれども夢を見続けている中年女性とかを見ると、就活の時点で「選ばれない」という経験をすることも、その後の人生には重要になってくるんじゃないか?と思ってしまいます。
まぁ、でも売り手市場だし、しょぼい会社から誘われても保留にしたい!自分で決めた感を出したい!という強気の子の方がどんどんうまいこと進んでいくのかもしれません。
どうか、社会に出てからその自己決定権を持っていたいという気持ちが変な方向に行かないように、と祈るしかないのかな、なんて思ったのでした。
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