こんにちは、ドクダミ淑子です。
年末くらいに、「自分の思い通りにはならないもんだな」と認めることは心の健康を保つためには大切なんじゃないか、と思いました。
思う通りの家族バランスにならないことにイラつく親たち
「自分の思い通りにはならないもんだなと思うことが大事」という感じの話は、前にも同じようなことを書いていたかもしれない。
今回のきっかけはバブリーたまみさんの長文インスタストーリーズ。
8歳の長男に腹が立って仕方がなくて、「寿司代返せ」と叫んでいたものでした。
ブログでも同じことを書いていますね。
年末でサッパリ!からの中間反抗期⁉︎ブチギレた夜 | バブリーたまみオフィシャルBLOGママ集合!「LOVE戦友♡LOVE自分♡」Powered by Ameba
ざっくりまとめると、こんな内容。
- 長男の傲慢な態度に限界
- 長男の機嫌を伺っている私は奴隷のよう
- 寿司代返せ
- 長男が一番上の自分が損していると言う
- パパもイライラしていた
- 長男次男の折り合いが悪すぎて別々に暮らしたい
- 長男よ、自分の境界線を持て(お前もな)
- 優しくしても厳しくしてもダメでどうしたらいいかわからない
- 優しくしてほしいと言われるが私は十分優しくしている
- 上記を吐き出したらとんでもない量の共感DMに救われた
- パパと長男とで話をしたらしく朝に泣きながら謝られた
- DMのアドバイスに沿って主語を長男に向けた形で話したら伝わった
なんか、一件落着っぽい内容だけれども、モヤモヤが残るわ・・・
なーにが、バブ太だ、リー太だ、ミミ太だよって思っちゃう。
こんな風に、自分の悪口を全世界に公開されるなんて、私が「バブ太」だったらグレるわ。
いくら顔をスタンプで隠していても、母ちゃんの顔が割れているんだから、同じクラスの子は絶対知っているだろうし。
親の思い通りになんて、子どもは育たない
子どもに対してキレている親って、やっぱり心の底では「子どもは自分の思い通りに動くものだ」と思っているんじゃないかなと思うのです。
思い通りに動かない、というか思っていることと逆のことをするから、腹が立つ。
「奴隷のように(この表現もヤダ)、ハイハイ言って優しい言葉をかければ満足するだろう」っていうのがまさにそれじゃないか。
その根幹にある、「子どもは自分の思い通りに動くはずだ」もしくは「動いてほしい」という気持ちに気づくことができないと、結局育児のイライラってなくならないんじゃないかなと思います。
とはいえ、私も別にそんなに常に女神のようではいられず、後から「大人気なかったな」とか、「何でこんなに小さな子に腹が立つんだろう」と反省することもあるんですけれども。
でも、そういう子どもに対してイラつくママに対して「腹が立っていいんだよ。それは子どもと対等に接してる証拠だから💗」みたいな感じで正当化されると、それはちょっと違うんじゃないかなと思うのです。
自分の幼さや至らなさを子どものせいにして、「子どもはこんなんだからしょうがない」みたいな風に言ってるように聞こえて、私はちょっとそれやめた方がいいんじゃないかなと思う。
「長男は傲慢だ」と書いているけれども、8歳なんてそんなに相手の年齢をわきまえて発言するなんて出来ないし、そういう気の利いた動きが出来て、家族のバランスを取ることが出来るだろうと思っている、親の方が傲慢だと思うわ。
自分の子どもだからと言って、自分の想像通りに育って、立ち回るわけではないということは忘れずにいたいものですな・・・
思い通りはならない、我が家の4歳児
少し前から、うちの子が嘘をつくようになってきました。
内容によって対処の方法にあれこれ考えたり悩んだり困ったりとかしているんですけれども、一方で「成長したな」と嬉しく思う自分もいる。
「嘘をつける」ということは、本当のことが理解できていて、でもそれを言うとこういう状態になるだろうから、本当のことと違うことを言っておこう・・・という思考の流れがあるわけですよね?
それってすごいじゃん!
感動している場合ではなく、「嘘をつくのはいけないことだよ」と教えてあげるのも親としての役目。
でも、「嘘をつかれて腹が立つ」とかは、親としての振る舞いとは違うんじゃないかなと思います。
その取り繕い方、バレてますよ
私はバブリーたまみさんのことは割と好意的な目で見ていたんだけれども、それでもちょっと「あれ?」と思うことはありました。
例えば、「子どもと遊ぶのは好きじゃないから、心ここにあらずでもとりあえず子どもの言うことをリピートして、“そうだねそうだね”と言っておけばいいとか、寝る前に呪文のように“愛しているよ”と言って抱きしめればいいとか。
まぁ確かに疲れている時はそういう対応もしてしまうことも無きにしもあらずなんだけれども、それがスタンダードになってしまうと「ママは自分の話を聞いてくれるのだろうか?」と疑問を抱く気がするんですよね。
心ここにあらずで、とりあえずオウム返ししているママのことに、幼児の頃は気づかないかもしれないけれども、それなりに大きくなれば気づくはずだし。
そういう「ママが楽するテクニック」についてを見ていると、8歳の長男君が「ママが自分のことを見てくれていない」ということに気づいてしまったんじゃないかなと思います。
っていうか、このテクニックも「親が声さえかければ子どもは落ち着く」という都合の良い思い込みだと思うわ。
相性悪くても付き合っていかなきゃいけない苦しさも
とはいえ、家族になっちゃったら、巣立つまではそのメンバーでやっていかなければいけないのが家族の苦しさなのも分かる。
たとえ相性が悪くても。
でも、2人以上の人間がいればイザコザがあるなんて当たり前で、それも含めて家族なんじゃないかと思う。
あと、私の持論だけど、やっぱり常人には3人兄弟って結構キツイんだと思う。
通常時だってキャパオーバーにもなりやすいし、体調不良とかの大変な時は一気にタスクがワーッと来るし・・・
バブリーたまみさんはご自身の困難さとも付き合いながら子育てと仕事を頑張っているようですが、絶対に4人目とか考えないほうがいいなと思いました。
本人も「睡眠大事」と書いていたけど、休めるっていうのもパートナーの協力とか子どもの状況次第だからさ。
そうやって休みを取って、自他の境界線とか8歳のキャパとかを冷静に考えて、「親の思い通りになんて子どもは動かない」という当たり前のことを噛み締めて、出来るだけ長男くんに当たり散らさずにやっていってほしいなぁと思いました。
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