こんにちは。ドクダミ淑子です。
今、指導をしている子から相談されました。
「頭が良くなるにはどういう勉強をすればいいですか?」
私は頭を抱えてしまいました。
仕事を整理しました
最近、彼女の使い道について色々悩んでいたんですけれども、結論として「彼女はこれ以上伸びない、だから伸びない上で出来ることをさせていこう」という方向性で考えていました。
具体的には、判断を要すような仕事を極力担当から外し、判断が必要ではない、単純作業的なものだけ残すようにしています。
・・・ってことをやっている私に、「もっと頭が良くなりたい」ですか。
うーん・・・
頭が良くなる方法はあるのか?
頑張りたいという気持ちは応援したい。
でも、どうしたら、頭って良くなるんでしょうかね?
「どういう本を読めばいいのか教えていただければ読みますので!私、頑張って、頭が良くなりたいんです!」
・・・聞けば聞くほど「本を読んだら、勉強したら頭は良くなるのだろうか?」と頭を抱えてしまう。
私は、自称頭がいい女なんだけれども、じゃあ私はどうやって頭が良くなったのだろうか?と思うと、よくわからない。
この前、親戚のおばあちゃんに「淑子ちゃんは、4歳くらいの時からここが凄かったのよ」と、頭を指さししながら言われた。
4歳かぁ・・・そのくらいの年齢だと生まれ持ったものだろうけれども、それ以降でも、20代くらい、学校を卒業する時点で「頭の良さ」というのはほぼ固まってしまうんではなかろうか。
じゃあ、学校を卒業するまででどうやったら頭が良くなったり悪くなったりするんだろうか?
いや、「俺バカだからわかんねーけど・・・」とか言いながら核心をついたコメントをする人とかもいるから、決して「勉強が出来る」だけが頭が良いってことじゃないんだよな。
つまり・・・地頭の良さ?
でも地頭うんぬんっていうのはできるだけ否定したいんだよな・・・あいまいな表現だし。
私からのアドバイスは
学校のことを言っても仕方がないので、彼女には「今」少しでも「頭が良くなる方法」のヒントになるようなことを伝えていかなければいけないなと思う。
・・・っていうかさぁ!
「頭が良くなる方法を教えてください」っていうのがすでにダメじゃね?って思ったのよね。
彼女がダメな理由っていうのが、「言われたことはきっちり出来るが、そこから1ミリでも外れてしまうと何もできなくなってしまう」ってところなんですわ。
そういう子に「頭が良くなる方法(ないけど)」を教えたらどうなるか?
その方法をバカの1つ覚えみたいに実践して、結果頭が良くなるなんてことはないのよ。
結局マニュアル通りにやる仕事が1つ増えるだけで。
・・・ということで、私が一旦回答として出したのが、こちら。
物事を見る時に「なぜそうなっているのか?」を考えよう
彼女の場合、「1つの事象」として何かを覚えると、それでファイル名を付けて保存してしまう。
そうではなく、もう少し「この話と関連付けられることはないか?」「全体像としてはどうなっているのか?」「なぜ、この仕事をしているのか?」など、1つのことと他のことを繋げられないか考えてみよう、という話を事例を交えながらしました。
彼女の反応は、「ふむふむ」・・・ハイ、これ分かっていないけれども分かっているフリをしているときのセリフな!
そもそも目的が違うんだよな
私はそれからずっと「頭が良くなる方法って何なんだろうな」と悩み続けている。
だけど、そもそも「頭が良くなるために勉強をする」って言うのが間違っている気がする。
ちょうど、はあちゅうさんが「実績を作りたいから自社ブランドを立ち上げました!」ってやっていたんだけど、それと同じ。
「実績」っていうのは、仕事の積み上げなんですよね。
仕事してきたことが蓄積されて、「実績」になる。
「得意分野を作りたい!」じゃなくて、仕事をしていく中で得意なことや好きなことがわかってきて、それが周りにも評価されるようになると、その人の得意分野になる。
はあちゅうさんの「実績がないって元仲良しに言われから自社ブランドを立ち上げました!」って言う怪しいWeb動画広告みたいなのを見て笑ってしまった。
— ドクダミ淑子🐤 (@dokudamiyoshiko) 2024年11月6日
実績が欲しいからブランド立ち上げなんて、自分の人生の力点が欲しいから子ども産んだってのから少しも進歩してないわね…https://t.co/D7F90huRfA
頭が良くなるっていうのも、勉強を積み重ねてきた結果であり、「頭が良くなるために勉強する」っていうのは何かが違う。
・・・って言っても、「頭が良くなるように勉強を頑張る!その方法を教えてください!」って子には伝わらないんだろうな。
こちらもどうぞ(6年前に書いたイケダハヤト氏の悪口)