こんにちは、ドクダミ淑子です。
秋になって、色々なエリアでゴミ拾い スポーツみたいなイベントが開催されていますよね。
私は参加したことのないのでよくわかりませんが、チーム対抗でみんなでエリアを回りながらゴミを拾って、より多くゴミを拾えた人が優勝!みたいな感じのイベントのようです。
【第二回 スポGOMI×STAYGOLD in恵比寿|CSRイベント】総勢80名が参加!前回よりスケールアップしたごみ拾い競技に参加者も大盛り上がり
ネットを色々徘徊してみましたが、中には星くずひろいみたいな名前のイベントにしているようなところもありました。
「江戸川区環境をよくする星くず拾い大会」を開催します 江戸川区ホームページ
おいおい、星くずじゃなくてゴミ屑だろうとツッコミを入れたくなってしまいます。
私がこのイベントに違和感を持つのは、ゴミ拾いなんていう、やらなくてもいいようなことを社会的意義のあるような内容にしているところでしょうか。
だって、ゴミ拾いなんてゴミをその辺にポイ捨てする人がいなくなれば必要がなくなるじゃないですか。
なぜ、「ゴミを捨てる人間を撲滅させよう」という方向ではなく、「ゴミ拾いを楽しく スポーティーにやろうぜ」というような方向に行ってしまうんだろう?と私は違和感を覚えるのです。
ゴミ拾い、美しくする必要、ありますか?
でも、この手の話って、犯罪者と防犯といった話にも関係してくるのかもしれません。
犯罪者はもちろん撲滅させた方がいいんですけれども、実際問題なくなることがない、だったら防犯をしよう・・・と同じような感じで、「ゴミを捨てる人はいなくなった方がいい、でもゴミを捨てる人はなくならない、だからゴミ拾いを美しいイベントにしよう」というような形になるのでしょうか。
確かにそれは真実なんだろうけどさ・・・
もっと、ゴミを捨てる人をなくす取り組みっていうのはできないのかな?と思う。
だって ゴミが多ければ多いほどスポーツとしてのやりがいが感じてしまうんでしょ?
そんなの本末転倒 じゃないか。
「こんなにゴミを捨てる人がいるぞ!高得点が取れるぞ!わくわくするぜ!」
・・・なんていう風なゴミ拾いじゃなくて、やっぱりゴミを捨てるということ、そしてそれを拾う人がいるということに多少の後ろめたさを感じて欲しいなと思うのです。
まぁ、道端にゴミをポイっと捨てられるようなモラルの人は、誰かがゴミを拾ってくれていることに対しての後ろめたさなんて微塵は感じないかもしれないけれども。
でも、少しでもゴミを減らすような取り組みをした方がいいんじゃないか・・・なんていう風に思う。
渋谷のハロウィンもそうなんだけれども、特に若い頃って「ちょっといけないこと」っていうのをかっこいいと思うこともあるんですよね。
以前、育休中や保育園帰りに公園でめちゃめちゃ遊んでいた時期があったんだけど、わざとゴミをポイ捨てして「ポイ捨てしてやったぜ、俺はぁ!」みたいな感じでいきっている小中学生とかも見ていたけれども、そういうのを見ると、ゴミ捨てというのは本当に恰好悪いことだということをちゃんと教えていかなければいけないと思った。
・・・と言っても 私が注意できるのは子供達ぐらいで、ゴミ捨てをしているような大人に注意することはちょっと難しかったりもする。
だって大人になって道端にゴミをポイ捨てする人って、普通じゃないじゃないですか。
普通じゃない人に注意して、何言われるかわからない・・・となると、やっぱりちょっと躊躇してしまう。
路上喫煙とかもそうで、このご時世で都会の道端で煙草を吸っているというだけで普通ではない。
私ができることとしては「タバコ臭い」「タバコ吸ってる人いるのかな」という風に知らんぷりをして大きな声で言うくらいが限界だ。
話は戻って、ゴミ拾いの話。
私はやっぱりゴミ拾いを「星くず拾い」なんて言い換えて、美しいものとして語られたくないな。
できるだけ ゴミを拾う捨てる人が少なくなるように、そしてそれを拾う人も少なくなるようにと思うんだけれども、それはただの綺麗事なのだろうか・・・と思いながら、地元のゴミ拾いイベントのポスターを眺めた。
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