ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

仕事と育児の重さを比べるなって話なのよ


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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

某モテコンサルの方が炎上しています。

 

臨月の彼女は経過が順調のようで、「妊娠出産なんて楽勝☆これで弱音吐いている人は社会人経験が足りない!」みたいなことを投稿して、「出産は命がけ」「いやいや男性も労災で死ぬから仕事で命がけ」とよくわからん方向にも火が及んで、結果大炎上しているようです。

 

なんでこういう人って、「自分の経験が全て」みたいな感じなんだろうな。

 

 

苦しさなんて人それぞれ

苦しさ・しんどさなんて人それぞれだと思うんだけれども、なぜそんな簡単なことを理解できないのだろうか?

 

私はかなり痛みに強いタイプで、骨折しても普通に寝られたし、帝王切開のあと麻酔が切れても爆睡だったけれども、他の人はそうじゃないんだろうなくらいは理解している。

 

むしろ、そんなことすら分からず何をどうコンサルしているのだろうか?

いや、「人それぞれ」が理解できないからこそ、「この方法だったら必ずモテる」って言えるのかもしれないな。

 

なんかそういう「私の感覚が全て」という傲慢さを感じました。

 

 

なぜ仕事と妊娠出産や育児を天秤にかけるのさ

なんかこういう論争を見ていると、結局「私の方が(俺の方が)大変」「あなたの大変さなんて私(俺)に比べたら大したことはない」みたいな話になっちゃうのよね。

 

そんなの、計れないから!

 

人によっては「ハァ育児つら・・・仕事していた方が楽だわ」って人もいれば、「育児楽しい〜仕事なんてしたくねぇ!」って人もいるのよ。

仕事も同じで「仕事は娯楽っす!」って人もいれば、「地獄ぅ・・・」って人もいるの。

人それぞれなんだから、つらい合戦しても決着などつかない。

つまり不毛な争いなのだ。

 

それでも争いたいという人は、身近な人に「あなたは頑張ってるね」って言ってもらえばいいと思うんすよ。

ネットで吠えてないで。

 

 

世の中には色々な人がいる

そんな風に思う私だけど、育休期間を思い出すと、あれは自分のことを見直すいい機会になったなと思っています。

肩書に関係なく、一人の妊婦として、産褥婦として病院にお世話になり、新米ママとして保健師さんに助けてもらい、児童館の先生方にアドバイスをいただき、道行くおばあちゃんに話しかけられ、平日の昼間にうろうろして日中の公園や街中やスーパーでどういう人が何をしているのかを見て、自分もその中の一員なのだなと思って・・・と、なんとなく自分が仕事や経験などでがっちりと作っていた鎧みたいなものを脱いで、世の中って色々な人がいるんだなと思うと同時に、私もその「有象無象の1人」なんだなと思った。

皆それぞれ生きているし、お金がある人もない人も、給料の高い人もそうでない人もいるけれども、だからといって「価値がある/ない」とかそういう問題ではないのだ。

 

件のモテコンサルの方も、きっと社会人として、自分のキャリアや仕事での結果について自信があるのだろうなと思う。

 

それがガラガラと崩れる経験は、怖いものかもしれない。

でも、自分を見直す良い機会になると思うんだよな。

 

きっと生後3ヶ月くらいで保育園に入れて、「保育園最高~」というママになるんだろうと思うけれども、その前に「何物でもないただの人間」という自分と向き合うのも悪くないぞと思う。

 

 

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