こんにちは、ドクダミ淑子です。
時々育児書を読んで自分の行いを見直す今日この頃。
最近まではイヤイヤ期育児に悩んでこの辺を読んでいました。
最近は落ち着いてきたけれども、未来屋書店(イオン系列の本屋)で面陳列されていたこちらを買いました。
買う前にちょっと悩んだんだけどね。
「またこういう系の本を買うんか?」と。
出版社は自己啓発本系のものが多めのフォレスト出版ですし・・・
でも、ちょっとでも自分のアンテナにひっかかるようだったらとりあえず読んでみよう!と思いました。
どんな内容なの?
公式サイトによると、こんな内容です。
我が子に対して「いつも否定ばかり」していませんか?
子どもが生まれたとき、あなたは
どうなってほしいと願ったでしょうか。「幸せになってほしい」
「人のことを考えられる優しい子どもになってほしい」
「自分に自信をもって、自律的に行きてほしい」など、それぞれの親御さんが
そう願ったのではないでしょうか。一方で、子どもが大きくなるにつれて、
「言うことを全然聞かない」
「言い訳ばかりする」
「教えたことを一向にやらない」など、イライラしながら子育てに向き合っている人も多いでしょう。
生まれ時に願ったことを叶え、
今のイライラする子育てを終わらせる
とても大切なキーワードがあります。それが「否定しない」ということです。
親の願いが強ければ強いほど、期待が大きければ大きいほど、
子どもに厳しく、つい無意識に否定してしまいがち。よく、「褒めて育てる」か「叱って厳しく育てるか」など
論争になりますが、そのどちらでもなく、
「否定しないで育てる」が最も重要なのです。否定しないコミュニケーションの専門家であり、
国内外の企業でエグゼクティブコーチングを行うプロが教える
「否定しないで人を育てる」コミュニケーションの習慣を初公開。子どもを否定しないコミュニケーションにすることで、
- 自己肯定感、自尊心が育つ
- 自分に自信が持てるようになる
- 積極的にチャレンジするようになる
- ポジティブな思考、ポジティブな態度、言動が増える
- 子どもも親もメンタルが安定しやすくなる
- イライラすることが減り、心に余裕ができる
- 家庭内の会話が増え、笑顔でいる時間が増える
- 家庭内の空気や雰囲気がよくなり、チームワークもよくなる
- 思ったことを考えたことを話してくれるようになる
- 隠しごとをしなくなり、悩みや相談をちゃんとしてくれるようになる
- 中長期的にいい家族関係を築きやすくなる
など様々な効果が生まれます。
家族関係や子どもとのコミュニケーションに悩んでいる方は、
ぜひ読んでみてください。
「否定」は無意識にもやっている
これは、コーチングの先生が書いている本なので、子どもの発達がどうのこうのという話ではなく、「ビジネスで使っているコーチングって、子育てにも役立つよね」という内容。
まぁそれはそれで、アレな後輩ちゃんのお世話係をやっている私としては学びになることがあるかなとも思いました。
まず、「そうだよな・・・」と思ったのが冒頭の部分。
この本では<無意識にやっている否定例>として次のようなことを挙げています。
- 子どもの言葉や意見を頭ごなしに否定する、勝手に言い換える
- 子どもが話したいと思っていることに真剣に耳を貸さない
- 話を聞いているようで、相手の目を見ていない
- 責めているような言い方、きつい言い方が多い
- ダメ出しの頻度が多いため息、舌打ちなど、あからさまに機嫌が悪い態度で接する
- 子どもの提案(やりたいこと)を聞かず、大人の提案に合わせさせる
- 子どもの悩みや迷いを「些細な事」という態度で扱う
- 失敗したこと、出来なかったことを責めるうまくいかなかった原因についてばかりネチネチ言う
ああ・・・やっちゃうかもしれない。
改めて、「否定しない」の大切さに気付かされました。
目下の問題は「寝ない」なんですけどね…
ただ、我が家の場合は「寝ない」というのが目下の問題としてありまして。
こういう教育本だと「子どもが自発的に寝ようとするように親が声掛けしたり提案したりする」とかになるじゃないですか。
まぁそれもわかるんですけれども、寝たくない我が子に対して、声掛けで寝るかぁ?って思ってしまう。
なぜなら私も親に声を掛けられただけで寝るような自分を律する心を持っている人間ではないから。
・・・と思いつつも、なんとか23時までには寝て頂こうと頑張っている。
これ、保育園でお昼寝する限り、あと2年は続くのか・・・と思うとげんなりする。
でも、23時就寝でも元気モリモリなので、もうこの子はそういうタイプなのだと思うようにしている(と、夫から文句を言われる)。
ちなみに私はアドレナリンが出すぎらしいのできっと似たようなものなんだろうと思っている。
ただここも、もう少し会話ができるようになってきたら、「早寝のメリット」みたいなものをプレゼンして、納得して寝ていただけるようになるかもしれない。
ちなみに23時過ぎると、ここまでの叱らない作戦失敗と見なしママはキレる(台無し)。
自分の人生を生きるパパママへ
まぁそんな感じで。
本書の中では「否定しないとはどういうことか」という定義の次に、具体的に「じゃあ、どういうことを言えばいいのか?」が書かれています。
「伝え方」「同じことを言っているけれども否定しない言い方」「自己肯定感を上げる言い方」・・・なるほどなと思うことが結構あった。
某・古のベンチャー企業の「君はどうしたい?」もありました。
ただ、子どもは言語化能力がまだ大人より低いので、即答できない部分もあって・・・なども納得。
あとは、最後の方に「親がハッピーなら子どももハッピー」という項目があり、あれれ、これどこかで読んだぞ?という文章がありました。
親になった途端、それまでの自分を見失って、「いい親」「正しい親」として振る舞うことに専念し、そのプレッシャーから気がつけば「自分の人生を生きることを忘れている状態」になってしまう方がいるのです。(P.232-234)
この文章からその後の「自分の人生を生きる」ためのアイデアまでも興味深く読みました。
全体的に読みやすく、読書が苦手な方でもスラスラ読める本です。
小学生・中学生くらいのお子さんとのやりとりで悩んでいるパパママにもオススメできる本だと思いましたので気になる方は是非どうぞ。
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