こんにちは、ドクダミ淑子です。
なんかすごく難しいな・・・と思うことがあります。
「迷子にならずに迷子の怖さを伝える」って難しくないですか?
ふざけて走って行くのをどう止めるか問題
恥ずかしながらうちの子、スーパーとかでフラフラとどこかへ行ってしまうことがあって。
そのたびに追いかけて、叱って(時にはちょっと怒鳴って)いるんだけれども、なかなか伝わらないんですよね。
それどころか、「走って逃げればママが追いかけてくれる」みたいな感じで変な学習をしてしまって、「走る→追いかけてくれる→楽しい」みたいになってしまっている。
「迷子になっちゃうよ?」「バイバイになっちゃうよ?」と話をするんだけれども、それでも「そうは言っても、ママは追いかけてきてくれるじゃないですかぁ〜」みたいな感じで危機感がない。
逃げようとする時に結構強く言って服をガッと掴んでも、なかなか私の深刻さを理解してくれないというか・・・
・・・と色々考えると、迷子になる怖さを味わっていただいた方が今後のためになるのではないか?とか思っちゃったりするんですけれども、周囲に迷惑をかけずに迷子体験をさせるというのがなかなか難しい、っていうか出来ない。
それに本当に迷子になったり万が一でも誘拐されちゃったら・・・と思うと、迷子体験もなかなか現実的ではない。
っていうか、その私に対する絶大な信頼をどうにかして欲しいと思うんですけれども。
私なんてうっかり者だから、子どもの存在を忘れて1人で買い物している気になってそのまま家に帰っちゃうかもしれないよ?
そのくらい脳みそすっからかんなのに、「ママは絶対に迎えに来てくれる」といわんばかりのその信頼感、なんなの?
身に覚えさせることが1番なのよ
そういうこともあって、最近は空いている走行中の電車の中で走っていってしまう時に、少しだけ時間を開けて追いかけるようにしている。
「あれ?ママもパパも来ない」と気づいて自分で戻って来ることも増えたし、「追いかけてきてくれないかな〜?」とちょっと試すような行為も減った。
やっぱり、「迷子になったら困るからママの側にいよう」と本人に思ってもらうことが1番なのだ。
ただ、これをやると周りからの視線が痛い。
「子どもを放置している」
「ちゃんと見てあげないと」
「大丈夫?」
そんな風に言っている目がたくさんあるのを感じる。
でもなぁ・・・散々それをやってきて、逆に「逃げれば追いかけてきてくれる」って思って余計に逃げているのよ。
今、それを「逃げても追いかけてきてくれない」と思わせる矯正中なのよ・・・と思っているんだけれども、当然周りの人なんてそういう事情なんて知らないから、ただのバカ親に見えているのだろう。
ああ・・・
でも、バカ親だと思われようと、今の我が子への対応としてはこれがベストなのよ。
ちゃんとこっそり見ているから大丈夫よ、と思いつつ、とにかく子どもを追いかけたくなる気持ちをぐっと堪える。
空いているこの電車だから出来ることなのよ・・・申し訳ないけど。
と、2回くらいやったら、迷子になるということを感じてくれたようで、頻度はかなり減りました。
ちゃんと言葉で伝える練習をしなければ
ふざけて走って逃げる問題は、こんな感じでわりと傍迷惑な方法でなんとか改善されたんだけれども、こういう問題って今後もたくさんある。
- 刃物を触ると怪我をするから触ったらダメ
- 鉄板は熱いから触ったらダメ
- 人を叩くと痛いから叩いたらダメ
「鉄板なんて1回触らせて熱い思いをさせればわかるだろ」って言う人もいるんだけどね。
とはいえその1回で大火傷したら困るじゃないですか。
だから迷子の時とは違う方法で、なんとか言葉で伝えて理解して欲しいのです。
ああ、難しい。
しかも、言葉で伝わった!ってなると今度は深刻に受け止め過ぎて泣いちゃったりする。
いや、泣くくらいちゃんとダメさが想像できるのは良いことなのか・・・と思いつつも、泣いている我が子を見ると心がギュッとなる。
先日は「お風呂でシャワーを投げて驚くママを見てニヤニヤする」事件が発生したので、足に落ちたら痛いから投げちゃダメと説明したら大泣きで今度はシャワーを触れなくなったということがありました。
それは行き過ぎなんだけどなぁ・・・と悩む。
でもこれは、「ちゃんとダメな理由も含めて理解できた」ということでポジティブに捉えたほうがいいのかもな。
伝えることの難しさと、伝わったときの心のケアと
最近保育園で「感情」についてや、お友達へ言っていい言葉/いけない言葉などを学んでいるようで、「ペットが死んで悲しかった」などの言葉もクラスメイトから出てきたらしい。
「死」という概念を初めて学ぶのはどんなインパクトがあるのだろうか・・・
物事を(理解した時には)深刻に捉えがちな我が子がどうなるのか・・・これもまた育児というか、私の伝える力が問われるシーンがやってくる気がする。
あとは、伝えた後で私がどう振る舞うかとかもね。
子どもは本当に親のことをよく見ているなぁと思うから、先ほど「その信頼感、なんなの!?」と書いたけど、出来るだけ期待を裏切らないように、子どもにとって信頼できる親ではありたいなぁと思う。
こちらもどうぞ