ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

おじさんの限界を感じている


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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

最近 おじさんの限界を感じている。

 

おじさんに限界がないのか?と言ったら、今までの私だったら「努力次第でなんとかなる」と思っていた。

 

でもここ最近のおじさん人事、特に新卒採用における学生からの印象を見ていると、「おじさんである」というだけでその人に対するポイントはゼロか、限りなくゼロに近い値になってしまう、というのを感じている。

「イケオジ」はその中でもまだポイントを保てているけど、それ以外のおじさんには「お父さんみたい」「ベイマックスみたい」以外の生きる道は残されていないのではないか・・・なんて思えてくるのだ。

もちろん、ベイマックスみたいでも体臭がきつければゼロどころかマイナスになる。

 

 

おじさんはいるだけで罪になるのか

なぜここまでおじさんが嫌われているのか?というと、おじさんがおじさんぶらずに妙に若者ぶったりするところにあるのではないか?と思う。

 

10〜15年前に「老害」とか言ってアラフィフのおじさんをバカにしていた人達が、ちょうど彼らと同じくらいの年になって、「老害にはならない!」と若者を意識していけばいくほど、「おじさんウゼー!」となってしまうのだ。

それだったら「ホッホッホッ、血の気の多い若者たちよ」と距離を置く60歳以上の方が話しやすい・・・って彼らは現おじさん達に「老害」って呼ばれていた層だけど!?ってなる。

 

 

自分の「老い」は感じにくい

でも、その気持ちはわからなくもない。

私は最近39歳になったけど、自分があと1年で40歳になるなんて信じられない。

 

なんなら新卒入社した22歳の頃と同じくらい・・・は流石にないが、28歳くらいから特に大きく変わった気がしないのだ。

今でも、「会社の体制がおかしい!」と言いたくなることもあるけれども、もはや自分は会社側の人間になっていると自分を諌めるし、事あるごとにそれを実感する。

そして、そういう時に「自分は反骨精神の若者ではなく、会社の犬のおばさんなんだな」と思う。

でも、それもまたよいではないか。

時の流れと自分の置かれている立場や外からの見え方に変に抗おうとすると、なんだかよくわからないおじさんになってしまうのかもしれない。

 

とにかく、自分で自分の老いとか、周りからの見え方とか、会社におけるポジションとかって、実感しにくいのだ。

 

 

おじさんおばさんの生きる道

さて、そんな中でおじさん・おばさんはどうやって生きていけばいいのだろうか?

私は「自分がおじさん(おばさん)であることを自覚する」が第一歩なのではないかと思う。

 

「自分はまだまだ現役だぜ」みたいな痛いおじさん(おばさん)を見るとすごく思う。

それは私が平均年齢29歳くらいの会社にいるからなおのこと感じるのかもしれないけど。

 

若者に張り合わず、迎合せず、自分を若いと勘違いせず、おじさんおばさんであることを自覚して、その上で行動すること。

 

それでも「存在するだけで疎まれる」なら、もう表舞台(特に若手の採用)からは去る方がいいんじゃないかな・・・

 

「なんでウチの採用が上手くいかないんですか?」と聞かれた時に、「それはあなたがおじさんだからです」と言えないので、仕方なくネットの海にこの文章を投じてみる。

 

 

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*1:リングに書いているように、若手だけの世界もまた色々トラブルが起きやすいんだけどね。ストッパーになれるおじさんおばさんは大事だと思う。