こんにちは、ドクダミ淑子です。
今回は、少し前に読んだこちらの本の感想を。
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どんな本なの?
公式サイトによると、こんな内容です。
成功は「一瞬の返答」ですべて決まる! 元『暮しの手帖』編集長が、自身のキャリアをベースに、グローバル時代に求められる「コミュニケーションの反射神経」の必要性とコツを説き、ゆたかに働き暮らすための方法を提示。
「即答」をテーマにして、著者が仕事で大切にしていることを語っています。
ビジネス本の読み方
私は、仕事術的な本の読み方は2通りあると思っていて。
1つは、自分にない考え方や、自分に欠けているものを補うような、「新たな学び」みたいな読み方。
以前紹介した、『圏外編集者』はどっちかというとそれで、骨の髄までサラリーマンの私にはないものがたくさんあった。
そしてもう1つは、自分の中に既にあるものを確認したり、言語化して固めたりする、「見直し」みたいな読み方。
今回紹介する本は、完全にこっちだった。
即答力とは
ざっくり言うと、この本は「即答していくことで信頼を得たりチャンスをつかんだりしようぜ」って話なんだけど、もちろんただやみくもに「ハイ喜んで」と即答すれば良いというわけではない。
まず、「やります」と即答するための準備をきちんとすること。
自分の身の丈を知り、「やれます」と言える範囲をきちんと把握すること。
そして、いざというときにきちんと答えられるように「身の丈」をストレッチして伸ばしていくこと。
即答したからには、きちんと達成すること。
仕事を選ぶのではなく、指名された仕事をきちんとやること。
まずい状況の時こそ、即答(即訪問)すること。
そんな感じで、「即答」と書いているけど、その前の準備段階もあり、即答のその先の仕事についてもあり、仕事が終わった後についてもある。
それを読んでいくと、自分の仕事のスタンスとかぶることろがたくさんあった。
「そうそう、それ大事よね!」
「やっぱり?そう考えます?」
そんな感じで、自分のことを見つめ直しながら、スラスラと読めた。
前回感想を書いた本があまりにも読みづらかったのと対照的で、自分の考えと重なりすぎてすぐに読めるという、逆に「大丈夫か?」って心配になる展開になった。
こういう共感の塊みたいな本ばかり読み続けていると、今度は考えが偏りそうだけど、時々はこういう風に、「そうそう、私はこう考えていたんだよ!」みたいな読書もたまにはいいかもしれないな、と思いました。
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