こんにちは、ドクダミ淑子です。
ある日曜日、夫と子どもと、いつものように朝食を食べていました。
毎週日曜日はパン屋さんのパンの日なのですが、夫はいつも同じパンを2つ、子どもは最近買うようになった子ども用のウィンナーロールを1つ、私はその日の気分に合わせて買ったパン2つ(うち1つはシナモンロール)を食べていました。
「今日、どうしようか?」
何かイベント事や「ここへ行こう!」という提案が事前になければ、近所+電車で20分圏内くらいの中でどこに行くのかを当日決めることも多くあります。
「肌寒いし雨の予報だし・・・久しぶりに2人で、○○○○(室内遊び場)に行ってみたら?」と、私は提案してみました。
1人で過ごす日曜午前
最近、夫の仕事が安定していて、土日どちらも休みのことが多く、「パパと子どもだけで過ごす日」については特に設けていませんでした。
まぁ、ちょこちょこと「私が買い物に行っている間」とか「私がお風呂に入っている間」とかで、2人だけになっている時間はあったけれども。
うちの子は体力がモリモリなので、しっかり身体を使って遊んでもらわないと・・・ということもあり、その日は室内遊び場に行ってもらうことにしました。
水筒にお茶を入れ、オムツポーチやウェットティッシュ、ガーゼ類などをまとめてテーブルの上にドンと置いておきます。
「まとめたておいたから、必要なものを持って行って」とだけ言って、その先の荷造りは夫に任せます。
そして2人はウキウキで出かけていきました。
こういう感じの1人で家で過ごす休日午前って久しぶりかもしれない。
大体、3人でゾロゾロ出かけるか、夫が休日出勤で、私が1人で子どもと過ごすかだったもんな。
・・・と言っても、私は羽を伸ばすわけでもなく、洗濯して掃除(ルンバの届かない範囲だけ)して、ストック食材の入っている棚の整理して、スプラトゥーン3して、ドラッグストアへ買い物に行ったら、もう午前が終わっていたんだけどね。
不公平とは感じていないけれども
そんなこんなで、私はわりとバタバタした時間を過ごしてから昼ご飯の準備をして、2人の帰りを待っていました。
子どもと夫は楽しい思い出を作って帰ってきて、そして3人で昼ご飯。
そういえば、うちの夫は、ゴミ捨てと週に1度の風呂掃除(隅々までやるやつ)以外は、家事をしません。
1人暮らし期間も長かったから家事能力はあるんだけれども、そこは私の仕事だから、と手を出さない(寝落ちしていると時々やることもあり)。
というか、復職するまでは風呂掃除すらしなかったな。
でも、それについてはどうも思いません。
お互い納得して、やっているから。
私は私で、自分の仕事として家事をやり、自分の仕事として省エネ化・時短化について試行錯誤している。
働き方についても同様で、私は時短勤務だし、子どもが熱を出したら自動的に私が有給を使うことになるけれども、まぁそれも(多少はモヤりつつ)納得している。
時代遅れのインフルエンサー
そんな休日を過ごしていたのですが、はあちゅうさんのインスタストーリーズを見て、驚きました。
コロナ禍で実家ではなく夫婦間で家事育児を再分担しなければならなくなったり、リモートワークになって仕事と家庭のバランスを再考したり、男性の育休取得が進んでいる世の中の流れは全然、#はあちゅう さんの周りとフォロワーには届いていないんだなと思った。
— ドクダミ淑子 (@dokudamiyoshiko) November 20, 2022
そのうちブログにまとめるかも。 pic.twitter.com/BWt0YxXLf3
なんか、時代遅れ感がすごいな・・・と思った。
女性に課せられるハードルが高すぎるのに、様々な場面で、男性よりも下の立場になっていて、一歩下がり、不満をのみこみ、我慢し、お人形のようににこにこと愛想ふりまいてないとダメなとこ。
私が「都会で、男女関係なく働く会社のキャリアウーマン*1」だからでしょうか?
上記のような、「女性はお飾り」「男性の機嫌を伺って生きろ」みたいな雰囲気って、全然ないんですよね。
むしろ「私はこう思います」が言えないと、会議に出ている意味がないって言われるよね。
新卒で入社した電通は、そういう「女は黙ってにこにこ」みたいな社風だったかもしれないけれども。
男性の育児参加だって、色々言われてはいるけれども、育休取得を増やす取り組みは色々なところで見られるし(大企業とベンチャー企業は大々的に宣伝もしている)、私の子が通っている保育園も、私の住んでいるマンションも、毎朝、お父さんが送りに行っている家庭なんてたくさんある。
会社には、急に休めない仕事をしている奥さんに変わって有休を取ったり在宅勤務に切り替える男性社員もいる。
育休の時に、平日昼間の公園で子どもを遊ばせているお父さんやおばあちゃんもたくさん見た(おじいちゃんはあまり見なかったのは確かだけど)。
みんな、それぞれの家庭の形で、家庭の事情に合わせて、会社の制度を上手く使いながら、子育てと仕事を両立させているのだ。
そこに、「男だから」「女だから」という決めつけなんてないし、仮にあったとしても、それに屈して自分の家庭の運営がままならなかったらどうしようもない。
子育てしやすい社会は、私達が作るのだ
そうなのだ。
はあちゅうさんは「夫の愚痴ではなく、女性の人権の話なのだ」みたいな、大層なことを言って、言うだけで満足しているのかもしれないけれども、私達子育て世代は、そうやって言ってばかり、愚痴ってばかりで終わらせられないのだ。
「幅広く社会に対して提言している」なんてことをする暇があったら、自分の家庭をどうにか上手く運営する方法を考えた方が良いし、それを実践した方が良い。
そうやって、一人一人が「自分が子育てしやすい環境を作る」と思って動くことで、社会全体の雰囲気を変えていくものだと思う。
「子育てと両立できないから転職してフルリモートの会社に入社した」とか、「夫と話し合って、お互いの働き方を見直した結果、勤務体系をこう変化させた」とか、そういう1つ1つの「自分たちの家庭がよりよくなること」の積み重ねが会社の制度を変え、社会を変えていくのだ。
今日の我が家の、「夫と子どもだけでお出かけさせる」も、私自身のプライベートの時間(と言いつつ家事しているんだけど)を確保するためにも必要だし、父子2人で歩いたり遊んだりしている姿が、もしかしたら誰かの刺激になっているかもしれない。
インスタのストーリーズで長文打ってアップして、フォロワーから共感を集めているだけでは、残念だけれども何も変わらないと思う。
それこそ、「当事者意識」が欠けているんじゃないの?って思う。
外野で愚痴って、何が変わるの?っていう感じ。
たとえお金を払っても「おかわり」を求める、はあちゅうさんだからこそ
さて、そんな男社会にフガフガしているはあちゅうさんですが、最後に忘れてはならないのは、「元夫が家事育児に協力してくれず、女性である私が家庭に押し込められて苦しい思いをしたし、男性社会で女性は抑圧されている」みたいなことをおっしゃっていますが、事実婚時には「家事育児の負担は私が大きいんだから、家賃は全額払え!」としていたこと*2。
普通の人間なら、「夫は家賃を多く払う、妻は家事育児を多くやる」で納得しそうなところなのですが、はあちゅうさんは約50万円もする家賃を払ってもらっても不満で、「家事育児をやらされていた」に変換されているんですね。
こんな人と、裁判外で、DMやメールでの「示談」なんて、やっちゃダメだと思います。
後からいくらでも脳内変換されて、追加の請求とかされそうで・・・
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