こんにちは、ドクダミ淑子です。
我が家では子どもがガラッと成長することを「アプデ」と呼んでいます。
偶然なのか気のせいなのか何なのか、わかりませんが、それは生まれ日前後に起こる事が多く、「今月のアプデは何か?」みたいな話をしています。
そしてとうとう、待ちに待ったアプデがやってきました。
突然、言葉らしきものを話すようになる
少し前までは「パパ」「ママ」「ワンワン」「あか」くらいは話して、あとは話せないけれども理解しているって感じでした。
まぁ、それでも全然問題はなかった。
大体の子どもからの「あれやって」「これやって」は、言葉が話せなくても、クレヨンを手渡ししたり(お絵描きしよう)、手を取って冷蔵庫の前に引っ張ってこられたり(ジュースくれ)、リモコン2本を手渡ししてきたり(ワンワンわんだーらんどを見せろ)で、理解できていたし。
まぁこのまま、しばらくはアウアウ言っていてもどうにかなりそうだな、なんて思っていた。
そうやって、わりとのんびり構えていたら、それは突然やってきた。
「あーり」
子どもがお茶碗を高くかかげて、こう言いました。
「お、お、おかわりですか!?!?!?!?」
「あーり!」
「おかわりだって言ってんだろ!」とばかりに催促する我が子。
はいよろこんでー!とばかりに、ご飯をよそいに行きました。
最近、『あっちゃんあがつく』をよく読むんだけど、その中の好きなページのひとつに「ふっちゃん ふりかけ ぱーらぱら」っていうのがある。
そのページのイラストに合わせて買った、のりたま(袋)をちょっとだけかけて、おかわりのご飯を出す。
そこからは早かった。
その他にも「あーとぅー(ありがとう)」「ばいばーい」「あぁーっち(タッチ)」「あっこ(抱っこ)」と、言葉を使って自分の意思表示をするようになってきた。
もうすぐ2歳だからな。
話し始めもちょっと遅かったし、ようやく来たか・・・と思った。
ちなみに、お風呂に入っている時、湯船で向かい合っている時に私の乳首を押すから、「おっぱい」と教えてあげたら、「あっぺえ」と言っていた。
かわいい・・・野沢雅子さんの悟空みたいだけど、かわいい。
言葉の世界へようこそ
言葉がどんどん出てきたことはとても嬉しいんだけど、「とうとうこっちの世界へ来たか」とも思ったりもする。
「こっちの世界」とは、言葉で自分の気持ちを伝えて、相手への要望を伝える世界。
今までは、我々親が、保育園の先生が、気持ちを汲んで動いていたけれども、子どもも言葉の世界に来たことによって、本人に言わせることが大切になってくる。
立った時よりも、新しい段階に来たなぁ、という気持ちは私の中では強かった。
言葉でわかり合う段階に来たのだ
・・・とか書いているけれども、私もついつい、言葉で伝えることを面倒くさがってしまう時もある。
これはちょっと反省な話。
保育園の送り迎えの時に、私のリュックからビヨンと伸びたパスケース(普段はポケットにしまってある)に夢中になっていた。
いつもよりもスムーズに歩いてくれるし、まぁ持たせたまま歩けばいいかと、登園中ずっと持たせていた。
そうすると、予想通りっちゃ予想通りなんだけど、保育園に入る瞬間に揉めることになった。
私は「ちょうだい」と言ったんだけど嫌がるので、実力行使!で引っ張ろうとしたところ・・・
先生が「ママの~だ~い~じ~だから、ど~う~ぞして~♪」とちょっと歌いながら言ったら、「うむ、わかった」と渡してくれたのです。
そうだよね、言葉でちゃんと説得すればわかってくれるんだよね、と急いでいたということもあって、無理やり取ろうとした私は反省しました。
言葉の世界の住人は、ちゃんと話して伝え合うことが重要なのだ。
北風と太陽なのだ。
次の日、パスケースではなく葉っぱを持たせて登園して、前日の反省を生かして、「ちょうだい」で水筒と交換したハート型の落ち葉。
話し合えばわかるものなんだな、と改めて言葉の世界の住人になった我が子とのコミュニケーションを考え直したのでした。
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