ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

厄介なクライアントが戻ってきた


こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

産休前に担当していたお客様が、私の担当に戻ってくることになりました。

どうやら、現在の営業担当との折り合いが良くないらしく、お客様の方から「担当を変えてほしい」と言われたらしい。

 

そのお客様は、中小企業の社長なんだけど、過去に結婚詐欺にあった(と本人は言っていたがお酒の席でちらっと聞いただけなので詳細は不明)とか、会社を経営する上での派閥争いやそれに関わる裏切りを体験したとか聞いたことがった。私は、色々なことにとても敏感な方だなぁと思っていた。

 

「こいつは信頼できる人間か」を色々な観点で見ていて、私も何度かズバッと私の考え方の根幹を刺すような質問をされて「そういう目で見られているな」と思うことがあった。

担当したばかりの頃は私も独身だったり子供が出来る前だったり会社のコンプライアンスもゆるゆるだったので、お酒の席やゴルフに行ったりと色々とお付き合いをして、なんだかんだで(多少のクレームをいただきつつ)彼のハードルはクリアしたようで、その後はそれなりに、良いお付き合いが出来るようになった。

・・・のだが、彼の心の壁というかハードルというかをクリアできる人間はそうそういないんだな、と思った。

 

それは私も変人だからかもしれないけれども。

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「相手を不快にさせていないか」が気になるようになった

その会社の件とは関係なしに、最近、「あの言い方は失礼だったんじゃないか?」とアポの後、1日後くらいに突然パッと思い出して不安になる、ということが何度かあった。

 

あそこで「大げさだな」と思ってついつい笑ってしまったけれども、もしかしたらお客様は真剣に悩んでいたかもしれないな、とか。

あの言い方だと、もしかしたら嫌味にとらえられてしまったかもしれないな、とか。

多分、考えすぎなんだろうな、と思うんだけれども、育休から復帰する前よりも「相手を不快にさせる言い方をしていないか?」みたいなところが気になるようになった気がする。

 

 

客観的に物事が見られるようになっている(と思いたい)

でも、それは別に悪いことでもないと思っている。

 

私は、どちらかというと無神経で、ズバズバと言ってしまうタイプなのだ。

 

そして、やたらと自信満々で、ついつい断言してしまって、後から「実はあの発言はまずかったな」と思うこともある。

なんというか、「だいたいの場合はOKだけど、100%言い切ることはできない」「確定ではないので仮にひっくり返った時にそれは無効になる」みたいな、そういう発言をついつい断言で言ってしまうのだ。

いや、これは「自信」とか関係なしに、単に「確認不足」なのかもしれない。

 

でも、復帰してからの私は、その辺が少し、前よりも慎重になった気がする。

 

「ブランクがあるからな・・・とりあえず確認するまで断言は避けておこう」みたいな感じで。

 

それと同時に、「相手に失礼な言い方になっていないかどうか」にも敏感になった。

 

まとめるときっと、ブランクがあるからか、「客観視」ってやつが出来るようになっているのだろう、と思う。

きっと、良い傾向なのだろう。

 

 

「察する」ために必要なもの

さて、話は冒頭の社長に戻って。

久しぶりに連絡した彼は、2年ぶりとは感じない、いつも通りの社長だった。

 

「ま、そういうことだから・・・よろしく」

 

この短いセンテンスで、彼が何を思って、何を要望して、どういうリアクションを欲しているのか・・・を察するって、確かに難しいことだよな。

ましてや、引き継いだばかりだと無理だろうな。

・・・と、改めて思った。

 

私は、その「察する」というスキルを、若さゆえのパワーのかけ方と、酒の力などの裏技でどうにか身に付けたけれども、今の「クライアントとの飲み会に行く場合は申請を上げて云々」みたいなコンプライアンス重視の会社で、どうやったら若い子に「それ」を教えられるだろうか?と、電話を切りながら思ったのでした。

 

 

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