こんにちは、ドクダミ淑子です。
最近、小説が読みたいブームが訪れています。
ビジネス書を読まなくなった
これは前からだけど、社会人として身に付けるべきスキルとか心得とか、そういう系のビジネス書は、10年くらい前まで貪るように読んでいたけど、最近は全く読まなくなりました。
育休復帰前にインプットするか!と思って書店に行ったけど、ピンとくるものは何一つなく、結局これを買ったし(面白かった)。
きっと、ビジネス書に書かれるような内容は、既に自分の血となり肉となり仕事で発揮されているのだと思う(ようにしている)。
ノンフィクションも面白いけど
ノンフィクションも好きなんですよ!
最近だと「絶対音感」について様々な人へインタビューしながらその謎を解き明かそうとする本が面白かった。
その他、犯罪・裁判・その他理不尽なこと・・・色々なことに向き合うルポライターの姿勢には感服しかないし、読んでいてワクワクドキドキハラハラする。
するんだけど、ただ今は、私の心はそういう「重さ」を求めていない気がする。
じっくり座って、何か社会の大きな問題に立ち向かう・・・その志を受け止め、自分もそれに向き合う、そんなキャパが、残念ながら今の私には、ない。
ちょっと心が動く、短編小説を
そうなると、自然と手に取るようになってきたのが、短編小説。
読みやすく、読後に少しだけ心がスッとなるような、さわやかな読み心地のもの。
きっとそのくらいが、今の私には「ちょうどいい」のだろう。
電車に乗りながら、1話だけ読む。
そろそろお昼寝から起きてほしいなと思う子どもと夫の横で、1話だけ読んで、読み終わったら起こそうと思う(けど、結局もう1話読む)・・・くらいの味わい方。
そういう意味で、今読んでいるこれは、とても良い。
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見守り屋というちょっと変わった職業の一人暮らし女性(元夫と暮らす娘あり)が、仕事終わりにランチ酒を楽しむ物語。
仕事もプライベートも色々あるんだけど、全て酒で流し、ご飯と一緒に飲み込んでいく・・・
そうやって、毎日が締めくくられ、また次の日に繋がっていく。
その物語を読むと、ほろ苦さと共に爽やかさが広がる・・・まさにビールのような小説。
重い本には、もう少し時間が経ったらじっくり向き合えるかな。
それまではちびちびと日本酒をすするように、ちびちびと小説を読んでいこうかな。
今は、そんな気分。
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