ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

多趣味は無趣味なのか、もしくはそこまで好きじゃないのか


こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

オタク気質の私は、最近モヤモヤしていることがあります。

「なんか、ちょっと触っただけで趣味ですみたいなことを言って、専門家を名乗ってドヤる奴が腹立つ」

 

いや別に「最近」でもないな。

少し前には「子育てマスター」に腹立ってたし、「福業コンサル(Webマーケ)」みたいな肩書きの人にもだいたい腹立ってるし、Excelのショートカットで仕事の効率上げて時短で云々って人にも腹立ってたし。

 

そして、ネット上にはそんな自称専門家の薄っぺらい情報があふれている。

なんでもかんでも、ちょっと触っただけで「知り尽くした」「マスターした」「〇〇は楽勝だ」みたいなこと言って、とりあえず先行者利益だー!と早々にプロなんとかを名乗り出すやつ。

 

あと、数ヶ月前には初心者だったのに、爆速でプロ(魔術師)になる人。

 

 

はあちゅうと無趣味

そんなことを考えていると、思い浮かぶのが、はあちゅうさん。

彼女はとても多くの分野に興味関心があって、何の強みもないけれども、先行者利益で生き残っていると自称されています。

 

そんな、色々なものを触りまくっている彼女を見ると、ため息が出てきます。

「何もかもが薄っぺらいんだよな・・・」と。

 

「これ、読みました!めちゃ勉強になった(アフィリンクペター)」とか、何がどう勉強になったのか1ミリもわからないんですけど!

「感動した!」の一言で済ませる小泉元総理か!?

あと「めちゃ」って何?「めちゃコミック」かよ!?

 

読んだ、行った、買った、使った・・・たくさんの「done」はあるんだけど、そこから何を考えたのか?が全く見えないのはなぜなのだろうか?

やったことと、考えたことと、身に付くことって言うのは別問題なんだな、何かをやるにしてもそれを極めるまでやる、っていうのはないのだろうか?

・・・なーんて思ってしまう。

 

まぁ、別に極めなくても薄っぺらい情報をあげるだけで、「私も買いました!使い心地がホニャララですよね」「これを買った人はこっちもオススメです」とコメントがつくんだから、いいよね。

そういう風に、視点を広げることが出来ているのは、読者のおかげで、はあちゅうさんの手柄ではないんだけど、彼女は「発信した私の手柄!」って思っていそう。

 

そして、そんな彼女の人生は、読者によって動かされている。

私の人生、変えてくれてありがとう | はあちゅうオフィシャルブログ「お買い物日記」Powered by Ameba

 

私はこの「読者が私の人生を変えてくれている」という文章を目にするたびに、モノを買うことで人生を変え続けなければ、最悪な結果に行き着く羽目になってしまう、だから読者に言われるがまま買い続けてブログで発信し続けなければいけない・・・みたいな、世にも奇妙な物語的なストーリーを想像している。

 

そんな彼女を見ていると、「多趣味って結局のところ無趣味と同じだな」なんて思う。

 

 

雑多なブログを書く私

そんなことを書いているくせに、私のこのブログは、とても雑多なものですね。

読書感想文もあれば、何かを食べた話、仕事の話などなど・・・アンタこそ何でもかんでも書いているじゃないか?とツッコミが入るかもしれません。

 

そうです、その通りです。

 

時々私だって、読書ブログでも作るか・・・と思ったりすることもあります。

でも、そうすると更新頻度下がりそうだし、書くアカウントを分けるのも面倒くさいし(これが1番大きい)、と考えると、1つのブログでいいかな、と1秒くらいで思い直す。

 

そもそも、私のこのブログは商売でもなんでもなく、ただの趣味なのだから。

多少の収益は上がっているけれども、それはただのオマケみたいなもので、このブログは仕事でも何でもない。

仕事は仕事で、知識と情報を蓄積しながら数字(売上)を追い求めているから、そっちが「本業」なのだと思っている。

 

仕事なのに、専門性がなく私は先行者利益だけで生き残っている!なんて言ってたらヤバい奴だよね・・・と私は思う。

それこそ、社歴だけ長くて仕事できない老害オヤジと同じじゃないか。

「俺は仕事は詳しくないけど、ずっと前に入社したから、それだけで生き残っている!」っていうね。

 

 

「好きを仕事に!」って、本当に好きなの?

そう、私がいつも疑問に思うのが、「好きを仕事に!」って言う人が、その分野を本当に「好き」なのだろうか?と言うこと。

たとえるなら旅好きを自称する人が、沖縄に行って美ら海水族館行って国際通りで紫芋パイと雪塩ちんすこうをお土産に買って満足しているような感じ。

おいおい、そんなコースはどのガイドブックにも書いてあるぞ?って思うじゃん。

 

でも彼ら彼女らは、「定番ルートでも、私の目で見て私が感じたことを書くからオリジナルだ」とか言っちゃうんだよな。

そしてそれが私を「本当に好きなの?」「薄っぺらい」と思わせる。

 

これは難しいところで、マニアックに書けば書くほど、ターゲットや読者が狭くなるから、商売にするならある程度浅く広くにしなければならないんだろうけど。

とはいえ、私には「好きを仕事に!」の「好き」がイマイチ伝わってこないのだ。

 

 

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