こんにちは、ドクダミ淑子です。
どこかでトイレに入ってジェットタオル(ハンドドライヤー)が使用禁止になっているのを見るたびに思います。
「コロナを言い訳にして、ジェットタオルを無くそうとしておるな・・・」と。
ジェットタオルの必要性
コロナウイルスとジェットタオルの関連性については、色々なところで「直接の関連性はない」と言われています。
ジェットタオルと新型コロナウイルスの関連について|三菱電機 空調・換気・衛生
ただ、これを読む限りだと、「コロナウイルスがうようよしている空気だったとしたら、ジェットタオルで室内の空気を搬送している」と読めなくもない。
あと、経団連とかも指針を出しているけれども、「経団連・・・っていうとメーカーとかメンテナンス会社とかの利益を考えての発言かもしれんな」みたいなことも考えてしまう。
いずれにしても「関連性はない」と言われているのにも関わらず、なぜ再開しないのか?
・・・施設側はジェットタオルがない方が良いってことに気づいちゃったからでしょうね。
設置費用も、メンテナンス費用も、なくしちゃえばかからないし。
今の時代は「コロナ対策っす!」って言っていれば誰も反対しないし。
よく考えたら少し前までは、ジェットタオルなんて無いのが当たり前で、皆ハンカチやらタオルやらを持ち歩いていた。
・・・私は女子高生時代は髪で拭くという、全然拭いてないし清潔でもない感じでやっていたけど。
それがいつの間に、「あって当たり前」「無いと困る」になっていたのだ。
そこはメーカー側が一生懸命販売促進をしてきた成果なのだろう。
本音と建前
私は使用禁止になっているジェットタオルを見るたびに、「コロナを盾にして廃止しようとしておるな」と憎らしい気持ちになっていたのですが、色々と考えていると「これって日本人の本音と建前の形なんだろうな」と思えてきました。
顧客が当たり前にあるものだと思って、無ければ文句を言うほどの存在になっていた、ジェットタオル。
施設側の本音は「費用が掛かるから置きたくない」なんだけど、建前としては「コロナ対策です!」と言っておけば、顧客も文句は言えない。
そして、廃止して撤去しないで、張り紙をしたまま置いておくのは、「いやぁ、本当は使いたいんやけどね、でもコロナやし・・・」という、またまた建前。
この、張り紙をしたまま放置されているジェットタオルには、日本人の本音と建前が凝縮されているなぁ・・・なんて思ったのです。
「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいなことってあるんだな
あともう1つ。
本当に「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話って、マジであるんだなとも思った。
「新型コロナウイルス感染症が流行れば、ジェットタオルが無くなる」
コロナについては、本当に色々な業界が、色々な商品が打撃を受け、また逆に恩恵を受け・・・ってやっているけれども。
そんなことを考えながら、私は今日も、バッグのポケットからハンドタオルを出すのです。
・・・あ、タオル忘れた。
今日だけは子どものガーゼで拭かせてもらいますわ。
ガーゼは毎日3枚くらい入れて出かけるのに、自分のハンドタオルを忘れがちなのは、私あるあるです。
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