ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

つらいことから「逃げちゃダメ」じゃない

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

Twitterのタイムラインを眺めていると、時々「育児がつらい」と言った趣旨のツイートが流れてくることがあります。

相互フォローをしている人の場合もあれば、全然繋がりはないけど、「子育て」トピックスで上がってきたりする人の場合もあります。

 

可愛いはずの我が子なんだけれども、その日はどうしても可愛く思えない。

怒鳴ってしまう、叩いてしまう、自分が泣いてしまう、使えないパートナーに対して憎しみが芽生えてしまう・・・

そんな気持ちをぶつけるようなツイートが流れてきた時。

 

私は、こう言いたくなります。

 

「逃げろ」「今すぐ投げ出せ」「家を出ろ」と。

 

・・・言いたくなるんだけど、実際に言うことはほとんどありません。

 

いやいや、突然私にそんなこと言われても、言われた人の気持ちが晴れることはないだろうな・・・と思うからです。

 

 

逃げたくても逃げられないからつらいのだ

私に「逃げろ」と言われた人は、こう思うでしょう。

「それが出来るなら、とっくにやっているわ」と。

そう、出来るものならやりたいし、それが自分の気持ちを落ち着かせるとわかっている・・・わかっていても、出来ないのです。

だって、目の前には我が子がいて、自分が突然家を出たことでもしも「何か」が起こったら、取り返しのつかないことになるんですもの。

だから、出来ない。

 

・・・その状況がわかるから、下手に「逃げろ」なんて言えないなぁ、と思う。

 

 

欲しいのは、共感ってこともある

それに、そういう人が欲しい言葉は、「逃げる」「家を出る」「放棄する」という具体的な解決策ではないことも多い。

誰かから「その気持ち、わかるよ」って言ってもらえるだけで、つらさが和らぐってこともあるだろう。

むしろ、そういった類の言葉以外いらない!アドバイス?余計なお世話だ!って場合もある。

 

優しいアドバイスも恵まれている人からの上から目線に感じたり、「ああん?ってことは私はダメ親ってことですか?」という風に捉えることもあるだろう。

 

そのくらい、追い詰められている人は、思考回路も塞がれている。

 

かく言う私も、「10年後には笑い話になりますよ」という温かい先輩からのメッセージを「それもわかるけど、今は深刻な悩みなんですが・・・」と思ってしまったことも、ある。

冷静になると「まぁ確かにそうだな、っていうか半年後には笑い話だったわ」となって、あの時の追い詰められっぷりは何だったんだろう?となったけど。

 

 

それでも、「逃げろ」と言いたい

だから、普段からやりとりしたことがある人とか、本当にヤバそうだなと思う時とか、そういう時にしかネットの中では「逃げろ」といった類のことを言ったことはないと思うんだけれども、本当はもっと言いたい!と思っている。

 

なぜかというと、「逃げるという選択肢がある」ということを提示しておきたいのだ。

 

追い詰められれば追い詰められるほど、選択肢というのもは狭まっていくと思う。

心に余裕がある時は、「こういう方法も取れるかもしれない」みたいなことを考えることができるけれども、余裕がなくなれば無くなるほど、そういうことを考えられなくなる。

 

これはブラック企業で働いている人も同じで、追い詰められればられるほど「辞める」「休む」というのが選択肢から無くなっていくのだ。

それでも、退職代行に3万円払って逃げられる人はまだマシで、逃げられなくて心や体の調子を崩してしまう人だって少なくない。

子育てがつらくて、自分の子供を手にかけてしまう親のニュースも時々報道されるけれども、あれもきっと「一緒にい続ける」以外の選択肢が(他にたくさんあるはずなのに)なくなってしまい、ある日ふと出てきた「我が子を手にかける」が一縷の希望に見えてしまうのだろう。

 

そうなる前に、やっぱり「逃げろ」なんだよな・・・と思う。

 

子供を置いて逃げるのが無理なら、子供を抱えて外に飛び出して、大声で叫んでもいいと思っている。

そうしたら、警察やら近所の人やら、児童相談所やら、何かしらが動いて、事態は少しは好転すると思う。

その場所に住んでいられないくらい恥ずかしいと思うかもしれないけれども、それでも誰かの命が犠牲になるよりマシだ。

それこそ、10年後には笑い話になっている・・・かもしれないし。

 

 

つらいことから「逃げちゃダメ」じゃない

「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・」という有名なセリフがありますが、私は「逃げちゃダメじゃない!」と声を大にして言いたい。

 

特に、追い詰められそうな時こそ、どんどん逃げる方が良いと思う。

逃げる、というか、対象と距離を置くことで見えてくることは、たくさんある。

 

「逃げ癖」とか、逃げることについての否定的な意見はあるし、私も「その逃げ方はよろしくないなぁ」と思うことはあるけれども、とにかく緊急時は「逃げる」ということを1つの選択肢に入れて置いておきたいし、これを読んでいる人にもそうして欲しいと思う。

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