ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

プロたらしめるものは何か?

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

保育士さんってすごいな・・・と日々感じています。

 

連絡帳でのやりとりとお迎えの時に少し話すくらいだけど、子どもとのコミュニケーションの取り方、泣いている時の対応方法、遊びのバリエーション、食事の食べさせ方、寝かしつけ、トイレのあれこれ・・・などなど、何をとっても「勉強になる」「そうか!そういうやり方があるのか!」と感動しています。

 

保育士さんは見た感じ20代半ばくらいで、年齢で言うと一回りくらい年下なんだけど、そんなの関係ないよね。

「保育のプロ」という目線で、リスペクトしています。

 

 

「プロ」とは何か?

何をもって、「プロ」となるのか?

何が人を「プロ」たらしめるのか?

 

・・・保育士さんの例で改めて思ったのは、プロをプロたらしめるものって、「経験値」だと思う。

 

自分の子どもを1~3人くらい育てるのに比べたら、数倍、数十倍の人数を、日々保育士さんは見ているんですよね。

「標準」がなんとなくわかるから、それに外れた「個性」「特徴」みたいなものも見えやすい。

困ったことがあった時も、「このタイプの子には、過去こうやったら解決した」の経験があるから、解決しやすかったりもするだろう。

 

あとは、「冷静に分析できる」っていうのもプロの要素だと思う。

「他人の子だから、客観的に見られる」って言うのもあるんだろうな。

保育士さんや幼稚園の先生が「自分の子供は冷静に見られない」みたいな話をちらほら聞くし。

 

 

自分の仕事を考えてみる

私は、人事や経営者と、採用計画を作ったり、「こういう人を採用したら会社はもっと良くなる」と提案したりする仕事をしている(現在育休中で来月復職予定)のですが、この「経験値」と「客観的な目線」がプロの要素だっていうのは、私の仕事でも同じだなぁと思う。

 

「御社と似たような悩みを持っている会社が、こういう採用活動をしたら、こういう人が来て、数年後会社がどう変わりましたよ」みたいな事例の話が出来るかどうかで信頼感は違ってくるだろう。

「御社は今こういう現状で、こういう打ち手が必要です」と、社内の人が薄々感づいているけれどもなかなか言葉にならないことをズバッと言えることは、「他社の人」を入れるメリットになる。

 

そんな中、「元経験者」っていうのはちょっと微妙で。

私のいる人材業界って、転職先で多いのが「企業の人事になる」っていうのがあるんだけど、そうすると「私は経験があり、客観的な目線がありますよ」と言いつつも、実は社内のことがよく見えてきて、客観的な目線とやらが霞んでくることがある。

でも、「私は人材業界で何十年経験がある」というプライドがあるから、「自分は冷静に見ているんだ」という思いはなかなか消えないんですわ。

なので、人材業界経験者で人事やっていますって人の一部は、現役営業マンの話を一切聞かずに持論を展開する、面倒くさいオジサンになっていたりもする。

 

そしてそういう人は、ちょっと馴れ馴れしく仲間感を出してくるので、面倒くさい。

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若手が活躍できるかどうかは、その会社次第

他の業界でも、やっぱり「過去こういうことがあって、こういうことをしたら解決できた」という経験があるかないかは、何かあった時に必要になると思うし、単純に「数」を見てきたっていうのも、強みになると思う。

 

だから、私は管理職の「マネジメントが出来ます」っていうのも、立派なスキルだと思う。

トラブルシューティングは、なんだかんだ言って数がモノを言うと思うんだよな(上司にはよくお世話になっていました)。

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じゃあ、若い人や歴の浅い人は不利じゃんと思うかもしれないけれども、ここ最近は、経験の足りなさを補う「ノウハウの蓄積」っていうのがデジタル上で出来るようになっている会社も増えている気がする。

・・・というか、離職や転職で「プロ」の流動化が進んでいるから、そうせざるを得なくなっているし、それが出来ない企業は「属人化」という、悪の代名詞みたいな状態になってしまっている。

 

なので、昔に比べて「勤続年数が長くないと、信頼できない」っていうことは減ってきていて、会社の仕組み×個人のスキルの掛け合わせでプロとして活躍できる人になれるまでの期間は変わってくるんじゃないかと思う。

 

プロとは何か?

時々、こんなことを考えてみると面白いですね。

 

 

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