ドクダミ自由帳

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【本感想】洗濯物がウラ返しでも正直誰も死なない 丁寧を求めて雑に行きつく

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

少し前に、Twitterで流れてきて「読む!」と宣言していた、こちらの本を読み終えました。

 


 

 

どんな内容なの?

公式サイトによると、こんな内容です。

 

雑でもいいじゃないですか!

<夫・息子と暮らすいたって普通の主婦・ツボウチさん。夢見たのは丁寧なくらし…のはずが思うてたんと違う~!>

レタスクラブWebの人気連載、描き下ろし60ページ超で待望の書籍化。雑なあなたにもできるくらしのコツをシンプルライフ研究家のマキさんに学ぶ描き下ろしコラボ漫画も加え、オールカラーでお届けします。

 

 

丁寧すぎる、雑なくらしへのこだわり

料理・掃除・洗濯・育児・その他もろもろ・・・と、ツボウチさんちの暮らしぶりが丁寧に描かれたこのマンガ。

読んでいて・・・絵柄の素敵さもあってプッと、いやブフォと吹き出してしまうこともたくさんありました。

 

そして、雑なくらしの描写が、めちゃくちゃ丁寧なんですよね。

 

たとえば、料理。

子供の乱入をどうにか海苔でしのぎ、短時間で野菜炒めを仕上げねばって時に・・・

 

①焦ってる時(にんにくチューブの)銀のやつ剥くイベント発生しがち

②後入れにんにくが反乱を起こす(パチンパチン飛び散る)

③フライパンから脱走を図った肉が焦げる

 

とか・・・わかる!めちゃくちゃわかる!!ってなる。

そして、「これって、ウチだけじゃないんだ・・・」って思って、なんだか安心する。

 

 

丁寧を求めて雑に行きつく

でも、ツボウチさんは、最初から雑なくらしをしていたわけではなくて、多くの人がそうであったように「丁寧なくらし」「オシャレライフ」みたいなものに憧れていた(今も狙い続けている)んですよね。

でも、色々やってみても、続かないし上手く行かないし・・・ってウワアアアってなった結果、雑にしてみたらしっくり来た、みたいな感じのことが多い。

この、「雑にしてみたらしっくり来た」まで振り切れるかどうかって、雑なくらしを極める上では結構重要だと思いました。

大抵の人は、「雑」まで振り切れないから。

 

この流れを読んでいて、私の職場の大先輩が「怠惰を求めて勤勉に行きつく」とよく言っていたのを思い出しました。

楽したくて、業務を見直したり効率化を図ったり自動化ツールみたいなものを作ったり・・・と、楽するためにせっせと働いていたらいつの間にか真面目に働いていたわ、みたいな話なんだけれども、なんとなくこれに近いなぁなんて思った。

丁寧なくらしを極めようとシンプルに考えまくった結果、雑なくらしに行きついた、みたいな。

そうやって、「工程」をちゃんと考えつくした上での「雑」っていうのが、見ていると「勉強になるわぁ」と思ってしまう。

1つ1つのやり方が参考になるというわけではなく、そのスタンスというか、考え方というかが。

 

 

そういえば、うちも雑なくらし

ちなみに、我が家も「洗濯物がウラ返しでも誰も死なない」のスタンスで、夫の洗濯物は裏返しで洗濯機に投入されたものは、基本裏返しで返却します。

自分のは、干しながら裏返すけど。

 

そして、夫の洗濯物は畳みません。

なぜなら、「干したその日にまた着る」から。

 

夫は、なんと「フランス人じゃないけど夫は2枚しかパンツを持たない」くらいのシンプルライフをしています。

以前は、パンツが腐るほどあったというのに。

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家事の見直し計画、進んでいます

これも、4月からの復職に向けた家事の見直しプロジェクトの1つとして読んでみたけれども、どちらかというと「あるある~」「うちもそうだわ~」と共感することが多かった。

つまり、うちも雑なくらしだったということか・・・まぁそうだよね。

 

皿を洗わないことに全力を注いでいるもん。

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ちなみにこの本は、シンプルライフ研究家のマキさんが登場し、ちょっとしたコラムやマンガの中でツボウチさんへアドバイスをしていたりもします。

この方の考え方もまた面白い。

たとえば、「キーっとなることはありますか?」の質問に対しての答えが、「キーっとなると体力消耗するから、体力が減ることはなるべく避けるようにしています」という回答。

ほほう・・・彼女は「省エネを求めてシンプルに行きつく」みたいな感じなのですな。

これもまた、勉強になるわ。

 

 

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