ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「環境を変える」という覚悟

f:id:dokudamiyoshiko:20220111151456j:plain


こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

先日、夫と子どもと3人で過ごしている時に、たまたま付けていたテレビで「性同一性障害に悩む子供」という特集が流れてきました。

 

保育園に女の子の服を着ていきたいけれども、それが原因でいじめられるのは嫌だとジレンマに陥り、精神的ダメージを受けてしまった(身体の性が)男の子や、園に「対応してください」と要請して「わかりました」と言われたものの、結局状況は変わっていなかったことを後になって知り後悔しつつ「どうしてちゃんと(身体の性と心の性を合わせて)産んであげられなかったんだろう」と泣き出す母の様子が映し出されていました。

 

「もしも我が子がこんな風に悩んだら?」と考えたのでしょうか?

いつも「変態だ!」と騒ぐ夫も、静かに見ていました。

www.dokudamiyoshiko.com

 

それを見ていて、私が改めて思って、夫に言ったことがあります。

 

「こういう状況になったら、転園でも引越でも海外移住でも何でもして、とにかく環境を変えるしかないと思う」

 

 

「対応してくれると思った」は要注意

「配慮してくださいとお願いしたので、きちんと対応してくれると思った」と、出てきたお母さんは言っていました。

ただ、実際は難しいんだろうな・・・と思ってしまった。

 

いくら先生が「男の子が女の子の服を着ても、おかしいと言ってはいけないんだよ」と言っても、納得できない子供はたくさんいるだろう。

親だって、全員が「服装でそういう風にからかっちゃいけないよ」と言えるかどうかというと、そうではないだろうし、一部は「変だね」なんて言ってしまうかもしれない。

「自分の常識では『普通でない』ものを受け入れる」なんて、大人でも難しいのに、子供だとなおさら難しいだろう。

「気を遣う」なんて出来ないのが、子供なんだから。

 

だから、親の「きちんと対応してくれると思った」というのが、甘いなと思ってしまった。

こういう問題は、「対応してくれない」か、「対応してくれているけれどもそう簡単に変わらない」と思った方が、いい。

 

学校の問題って、いろいろとニュースになるけれども、もしも何か問題が起こったら、親である私が主体的に動くべきだろうな、と思っている。

できるだけ細かく進捗を確認できる状況にするし、もしも学校側が教えてくれないなどでそれがどうしても出来ないなら、その学校を見限った方がいい。

 

 

「環境を変える」という覚悟

もし、どうしてもうまくいかないようだったら、自分が仕事を休んででも登校(登園)させない、場合によっては転校したり引っ越ししたりする。

もしも日本じゃ無理ってなったら、海外留学させるかもしれない。

・・・少なくとも、私はそのくらいの気持ちでいる。

 

そのためには、一時的に仕事を休める、場合によっては辞めることができるように、しっかり蓄えておくことも必要だなと思っているし、テレビを見ながら夫にもそう話した。

 

人それぞれ、色々な事情があるだろうし、経済状況もそれぞれだから、一概に仕事を辞めるべきとかそういう話じゃなくて、「私だったらそうする」と思っているって話だけど。

 

 

子どもが「学校に行きたくない」と言ったら

話は少し変わるけど、どこかで読んだ話で、いいなと思ったことがあります。

ざっくり言うと、「学校に行きたくないって言ったら、お母さんが遠くのショッピングモールに連れて行ってくれて平日の昼間から映画を見て、美味しいものを食べた」みたいな話。

あと、「子供にも年に数回有休を取ることをOKにしている」という話。

 

私は不登校になったことも、(大学以外の)学校をさぼったことも1度もないし、「学校に行くのがしんどい」と思ったことはないのだけれども、もしも私の子どもが「休みたい」と言ったら、すんなり休ませてあげる親でありたいなと思っている。

 

「学校に行かなければいけない」というプレッシャーほど、子どもを追い詰めるものはないと思うから、「学校も会社も休んでも死ぬわけじゃない」ということを身をもって教えたい。

 

 

「変わっている自分自身」を受け入れる

さて、話は戻って。

私は、子どもが生きづらいようだったら、転校でも引越でも海外移住でもなんでも、生きやすい環境を用意してやるぜ!なんて思っているけれども、よく考えたら私自身が「変わった子」だったことを思い出しました。

「変わった子」かつ、「図太い神経の子」だったから、特に困難な目に遭うことなく育ってきたけどな。

 

そんな私も、親としては「守ってあげたい」って思っちゃうんだな・・・と別の意味でしみじみしました。

 

そんな話の最後に、「みんなと違う」をどう受け止めるのか?を、りゅうちぇる(ryuchell)さんが答えている、とても素敵な文章があったので、それをご紹介しておきます。

withonline.jp

 

子供にとって一番辛いのは、外でいろいろなことを言われて、帰ってきてからもいろいろ言われること。そうではなく、居場所を作ってあげてほしいんです。そのとき、「自分らしさ」を認めてくれる存在が自分の親である、というのが一番幸せなことだと思うから。

 

うん、「居場所を作ってあげる」って、すごくいい言葉だな。

 

 

こちらもどうぞ

www.dokudamiyoshiko.com