ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

【マンガ感想】それでも吉祥寺だけが住みたい街ですか? 「決める」ということ

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

好きだったマンガの続編が出ていたので、買って読みました。

 


 

「続編」ってことは、終わってたのか?と気づいたんだけど。

 

 

どんな内容なの?

公式サイトによると、こんな内容です。

 

愛する街を探すお手伝い! あの双子がパワーアップして帰ってきた~! 唯一無二の「お引っ越し」マンガ、待望の新シリーズ第1巻!

「街グルメを楽しみたい」「愛情に出会いたい」「DIYを楽しみたい」
‥‥どんな望みだって、お任せあれ。思わぬ場所が、思わぬ魅力で応えてくれます。

日本橋浜町、高円寺、湯島、立川‥‥
今度のお客様は‥‥男性!? メンズのお悩みも、ステキな街が解決。
街ぶらラブな、お引っ越しマンガ! NEWシリーズ!!

 

流れは前作と同じ。

 

  • 何かに悩む人が、「吉祥寺って○○なイメージ」と考えて不動産屋の門を叩く
  • 都子と富子の双子の不動産屋の(と勲男)に「吉祥寺はそんなんじゃねぇぞ!」または「その予算じゃ吉祥寺は無理!」と一蹴される
  • 「吉祥寺じゃなくて・・・」と無理やり車に乗せられる(電車移動もあり)
  • 吉祥寺じゃないけれども、客の要望に応えられる街に降り立つ
  • 街ブラして、時には食べたり飲んだりする
  • 物件を見る
  • 「この街いいかも」と思うような景色に出会う
  • 契約する

 

だいたいこんな感じで、1話完結で進んでいく。

ワンパターンなんだけど、そのワンパターンが心地いい、毎回違う街が出てくるのが面白い・・・そんなマンガ。

 

 

誰もが出来る「決断」、それは引っ越し

ある日ふと、私の人生の中でどれだけ「決断」をしてきただろうか?と考えてみたけれども、大した量じゃないということに気づいた。

 

高校と大学の志望校を決めたこと、就職先を決めたこと、夫に付き合ってと言われたのとプロポーズされたのにOKしたこと・・・

 

・・・そのくらいじゃないのかな?

 

細かい決断はたくさんあるんだけど、自分の人生を左右するような決断っていったらそのくらいな気がする。

そして、「付き合う」「結婚する」は相手があってのものだから、別に自分自身の「決断」か?って聞かれると、決してそうではないような気がしてくる。

 

そんな中、住む場所を変える=引っ越しって、(独身なら)自分自身で行う、人生を左右するような数少ない決断の1つだなぁ・・・と思ったのです。

みんな、何かを変えたくて不動産屋に行くんだけど、その「何か」は人それぞれ。

そして、本人が「○○を変える」と思って引っ越しを計画しても、本当は違うものを変えたかった、なんてこともある。

そして見えていなかった「変えたいもの」に気づいて、引っ越しという決断をするのです。

そして、「決断」したあとは、皆とてもスッキリしている。

 

・・・その様子を見るのが、とても楽しいし、なんだか自分もスッキリする。

 

 

決断しないのもまた決断なのだ

以前もどこかで書いたと思うけれども、決断しないこと、つまり決断を先延ばしするのもまた決断なのだと思う。

それは、「決断しないという決断をした」という意味で。

 

仕事をしている時、提案した顧客に「その後いかがですか?」と聞いたら、「検討中です」と返ってきたことがあった。

私は白黒ハッキリつけたいので、「契約しないならそう言ってほしい」と言うんだけど、その返事もNOで、「契約しないとも決めていない、検討中」と返ってくる。

そんな状態で半年、1年と返事を先延ばしにされていることがあったんですよね。

 

そういう人って、「決断しなければ、ずっと検討中なら、状況はそのままキープできる」と思っているのかもしれないけど、それは違うと思ったな。

「『1年も決めなかった』という決断をしている」なんだよな・・・と思った。

 

 

決断する人、背中を押す人

話はマンガに戻って。

 

このマンガに出てくる人は、皆「決断」をしている。

まず「引っ越そうかなぁ・・・」くらいの軽い気持ちだけど、そこから紆余曲折を経て、「決めた!私はこの街に引っ越す!」と決める。

 

その背中を押すのが、不動産屋の2人。

 

さっき私は「決められずにずっと検討中の人」のことを書いたんだけど、本当ならこの双子みたいに、ポンッとお客様の背中を押せる人間でありたいなぁ・・・と思って、少し羨ましくも、悔しい気持ちでこのマンガを読んでいる。

 

 

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