こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、はあちゅうさんのブログエントリーを見て、またもやモヤモヤしました。
それが、こちら。
大泣きしてるなぁ・・・
そして、この文章。
おはようございます。いつもどおりの朝です。
泣き顔の、鼻が赤くなるところと、
大粒の涙がボロボロ出てくるところ、
何度見ても可愛くて、キュンとしてしまう。
「いつも通りの朝」から、ギャン泣き写真を載せて、「泣き顔可愛い~」って言う流れにまずは頭がクラクラしました。
イヤイヤ期って毎日大泣きするのか大変だなぁと未踏のステージを想像したり、いやいや、イヤイヤ期だからって毎朝起きて早々こんなに泣くのは心配にならない?と思ったり、そもそも泣き顔アップするのはどうなのか?とか、「可愛くてキュンとしちゃう~」って感想どうなの?などなど・・・
でも、そんな風に一通りモヤモヤして、自分のことを省みて、1つ思ったことがあるのです。
「私、子供の泣き顔の写真って撮ってないかも・・・」
泣くとすぐに抱っこしちゃうから
「新米ママ」の私は、あのくらい泣いていると、とりあえず抱っこしちゃうんですよね。
そしてその時スマホは手元にないし、あったとしても写真を撮る心と身体(腕)の余裕などない。
とにかく泣き止んでほしい!と思ってしまうんですね。
泣き顔も可愛いんだけど、笑顔の方がもっと可愛いから、早く笑顔になってほしくなっちゃう。
それは夫も同じで。
仮に私が写真なんかを撮っていようものなら、在宅勤務中の隣の部屋から飛び出して来るだろう。
写真撮らずにすぐ抱っこしても泣き止まなければ飛んでくるしな・・・
それでだいたい泣き止むんだけど、よく考えてみると、泣き顔の写真を撮ったことがないかもしれない。
・・・今、アルバムを見直したけど、「酸っぱ~い」って顔しかなかった。
酸っぱ顔も可愛いなぁ・・・
・・・おっと危ない!子どもの可愛さに話が脱線しそうになってしまったぜ。
とにかく、私のアルバムの中には、泣き顔は新生児期以外なかった。
スマホを通すと、距離ができる
スマホで何かを撮っている時って、それを「撮影対象」とみなしますよね。
アングルはどうか、構図はどうか、どんな表情か、シャッターチャンスはいつか・・・そうやって、写真うつりのために色々と考える。
写真を撮る時、人は「距離」を置いて何かを見つめることになる。
距離っていうのは、物理的な距離もだし、心の距離もある。
相手を「映え」のために客観視できる、というか。
はあちゅうさんの、泣いている我が子に対する半ば他人事のコメントに違和感を覚えたんだけど、それはきっと、彼女はスマホ越しに子どもとの距離を保ちながら見ているからで、今の私の子どもを見る距離と全然違うからなんだろうなぁ・・・と思った。
それは「インフルエンサー」という肩書きの、はあちゅうさんだからなのか、子育てに対する心の余裕があるからなのか、なんなのかはわからないけれども。
出来るだけ写真に残しておきたい
私は普段からあまり写真は撮らないタイプの人間で、友人とご飯を食べたり遊んだりしても、「じゃあみんなで写真撮りましょう」っていうのがなくて終わってしまうことも結構あるんですよね。
遊ぶ=写真を撮る、みたいな発想があまり出てこないので、そういう人が一緒にいる時じゃないと、写真に残っていないことも結構多い。
育児の先輩方から、新生児期の写真は出来るだけ撮っておくようにとか、写真だけではなく動画も!とか聞いて、私も意識して撮るようにはしているのですが、それでも写真を撮ることよりも肉眼で子どもを見ることの方が多い。
だから、もう一度意識して、色々な写真や動画を撮っておいた方がいいなと思った。
泣き顔も、泣き声も、今の意味不明なおしゃべりも。
SNSに子どもを載せるのは反対派です
ただ、何度も書いているけれども、それをSNSに載せるかどうかというと、それは反対だな。
理由は以前に書いたところから、変わっていない。
泣き顔の写真を見て、正直なところ、「可愛い・・・と思う人もいるんだろうな」っていう感想しか出てこなかった。
わかるんですよ、親からしたらどんな顔でも世界一可愛いってことは。
私だって自分の子が世界一可愛いと思っているし。
ただ、それは「親からしたら」で、そこには親バカフィルターっていうものがある。
そして、本人の気持ちってものもある。
赤ちゃん時代に顔を真っ赤にして大泣きしている顔を全世界に発信されていたことを十数年後に知ったら、本人はどう思うのだろうか・・・
スマホで我が子を「被写体」として距離をとって見られているはずなのに、そこは「客観視」できていないのだろうか?
はあちゅうさんはその昔に「顔立ちがはっきりするまで顔出しします」と書いていたのですが、もうあの顔のまんま大人になりそうだけどなぁ・・・と思うとやっぱり、彼女が何を考えどうやって世界を見つめているのか気になって仕方がなくなってしまうのです。
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