ドクダミ自由帳

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なぜ見知らぬ人の不倫(婚外恋愛)を叩きたくなるのか?


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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

はあちゅうさんが、「婚外恋愛」についてごご意見を述べているのを拝見しました。

 

 

 

そもそも「性的に複数パートナーがいること」と「婚外恋愛」という言葉の意味というか、それらがどう繋がっているのかが意味不明なのですが、今回は一般的な解釈で、「夫・妻以外の人とセックスしている」、つまりは「不倫」についてのお話だと読み、「不倫」について私がどう思っているかを書いていきたいと思います。

 

といっても、私はこのブログ等で何度か書いているように、「不倫否定派」です。

 

 

不倫肯定派だけの集団は可能なのか?

はあちゅうさんは、不倫をする人達のことを「煙草を吸う人」にたとえて、「吸う人だけで勝手に吸っていればいいじゃん、周りは文句言うな!」と言っています。

ただ、この「吸う人だけで完結する集団」っていうのが、難しい。

『ママレード・ボーイ』の両親みたく、夫婦がそのままチェンジして不倫しちゃえばその集団だけで完結するんだけど(※ママレード~の両親は不倫ではなく再婚)、実際はそんなことは無いわけで。

不倫する夫&不倫しない妻とかその逆とか、不倫する既婚者と結婚願望のある独身の人とか、絶対にその登場人物の中には「煙草を吸わない人」「本当は吸いたくない人」が出てくる。

絶対に絶対に、どこかで「煙草は吸わないのに、相手が吸っていて副流煙を吸うことになってしまった」みたいな人が出てくるのです。

 

それに、人の気持ちは変わるもので、初めは「割り切った大人の関係」だと思っていたとしても、逢瀬を重ねるうちに情が移ってしまうこともあるだろうし、「やっぱり夫と別れてあなたと一緒になりたい」みたいな話になる可能性だってあるし、「奥さんと別れてくれなきゃ、死んでやる」みたいに豹変しちゃう人だっているかもしれないのです。

そんな時に、「いや、初めは不倫肯定派だったやん」と言っても、「それは過去の話ですから」になってしまうでしょう。

そんな風に気持ちが変わった時、最初に「不倫ですか?はいどうぞ、最後は私のところに帰ってきてね」と快く送り出していった人はどう思うのだろうか?

 私だったらそんな事態を招く可能性はゼロにしたい・・・だから、絶対に「行ってらっしゃーい」は、しない。

 

この話を考える時に、私は渡辺ペコさんの『1122(いいふうふ)』を思い出すのです。

www.dokudamiyoshiko.com

 

初めは、「婚外恋愛」を公認している夫婦として、夫が不倫をしに行くのを送り出す妻が描かれているのですが、その不倫相手の奥さんが本気になってしまったり、夫も不倫相手を「心の支え」みたいな扱いにしたり、自分は不倫していた夫が妻が女性用風俗に行くと傷ついたり、その風俗店の男性が妻を本気で好きになっちゃったり・・・と、とにかく色々「私たち不倫肯定派だから、いくら不倫してもOK。全然割り切れるわぁ」みたいな展開では終わらないのです。

・・・っていうか、そうなるのが普通だと思う、にんげんだもの。

 

 

他人がしている分には、どうでもいいけど

とはいえ、私は遠くの赤の他人が不倫していようと、していまいと、それはどうでもいいと思う。

少し前にも、ネットの中での知人が不倫をしているという話を本人から聞いたんだけど、特になんとも思わなかった。

私は私の周り・・・それこそ半径5メートルでの不倫は全力で否定し止めにかかるけれども、他の人がしたいからといって、目くじら立てて「止めろ!」と言うことはしない。

その人へは、「私とは関係ない話だから別に何とも思いませんし、あなたのことを嫌いになるとかはありません」「ただ、家族には絶対にバレないようにしでほしいです」と返した。

 

 

なぜ、不倫のニュースは叩かれるのか

テレビの中の芸能人や政治家の不倫なんて、他人事中の他人事なんだけど、それでも怒る人がいます。

それはなぜか?というと、「自分に置き換えて」考えるからだと思う。

自分の周りにこの人がいたらとか、自分の夫や妻がこの人だったらとか、自分が子育てに奮闘している時に不倫されていたらと想像したらとか、「もしも自分だったら」を考えてしまうのだ。

でも、それは仕方がない、にんげんだもの(2回目)。

 

ベッキーの不倫だって(たとえが古い)、「センテンス スプリング!」なんてLINEして奥様はどう思うだろうか?と想像して、怒っている人もいただろう。

・・・そこじゃないって?

「友達で押し通す予定!笑」の方ですね。

 

 

他人の不倫に口を挟むのも人間らしさなんじゃないの?

他人事として無視することと、他人事だけど無視できん!と思うことと、自分事に全力で向き合うことと、自分事なのにそこから逃げること・・・私達はこれらを、時と場合によって使い分けている。

時にはそれは「部外者が口を挟む」になることもあるし、「自分の問題から逃げている」になることもある。

 

自分と他人の問題の区別がつかないっていうのはよろしくないし、それが全て正しい行動だったのかなんてわからないけれども、それも「共感する」「自分事としてとらえる」というのは、ものすごく人間らしいことなのかもしれないなぁと思うのです。

 

だから、「吸いたい人だけで吸ってるからいいじゃーん」とは、ならないんだよな、きっと。

 

 

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