こんにちは、ドクダミ淑子です。
何を隠そう、いや別に隠していないけれども、私は結構なケチです。
毎日コツコツポイントサイトにアクセスして小銭を稼ぎ、ローソンやデイリーヤマザキに行けば楽天チェックを起動させ、毎日のレシートをレシートアプリでポイントにし、イトーヨーカドーとイオンがやっているペットボトルリサイクルでポイントを貯め、ついでにGoogle AdSenseのレポートを見てニヤニヤしています。
もはや「趣味」なんですよね、そうやってコツコツ貯めることが。
さて、そんなケチな私だからなのか、最近ちょっとモヤモヤしたことがあります。
舞台は、量り売りの肉屋
私はよく、量り売りのお肉屋さんで肉を買います。
「○○を、○グラムください」と指定すると、その場で量って袋詰めしてくれるんですね。
食品トレイも使わない(からゴミ袋を圧迫しない)し、新鮮で品も良いし、良いことばかり。
さて、その日は、ひき肉を買いました。
最近離乳食でひき肉を使うのに、少量で頼めるからちょうどいいんですよね。
「豚ひき肉を100グラムお願いします」と言って、しばらく待ちます。
「お待たせしました、104グラム、いかがでしょうか?」
「はい、お願いします」
そして包まれたお肉を受け取ります。
あれ・・・?
たとえば、細切れ肉だったり薄切り肉だったりすると、何グラムと指定しても、ぴったりにはならないですよね。
ちょっと少なくなるか、ちょっとオーバーしてしまうか。
だから100グラムと言っても104グラムになることはあります。
でもさぁ・・・ひき肉って、1グラム単位で区切れますよね?
その口が止まってしまう
1回目は、いつものクセで「はい」と言ってしまいましたが、2回目はちゃんと減らしてと言おうと誓いました。
でも・・・
「102グラム、いかがでしょうか?」
ここで2グラム減らしてくださいって「細かすぎる客」と思われるだろうか、「たった2グラムなのに、面倒臭い事言わずにそのままOKって言えよ」とか「ケチな奴だな」と思うだろうか、「次に並んでいる人がいるんだから、早く決めてほしい」と言うことなのだろうか?
ううう・・・
「はい、じゃあそれで」
・・・言えなかった。
そんなに悩むんだったら言えばいいのに
なんだか負けた気分。
何に負けたかというと、「1円でも売上を稼ぎたいからOKくれそうな、誤差と思ってもらえそうなラインでのせてやる」という店の方針になのか、「この人ケチだな、細かいな」と思われそうという過剰な自意識になのか。
ああ、でも、こんなに後悔するなら、ちゃんと言えばよかった。
「2グラム減らして下さい」と。
いやいや、よく考えてみれば、2グラム違うからといって大したことはないんです。
100g100円なら、2円。
レジ袋を忘れた方が、損します。
そんなことは忘れてしまえばいいのに、ついつい「ひき肉なのに・・・なのに・・・」と思ってしまう自分が嫌になるレベルです。
「1円を拾うために消費するカロリーって、1円以上かかるらしい」という根拠が謎な話と同じように、2円のためにうじうじして脳が消費するカロリーって2円以上かかりそうです。
3度目の正直は
次こそは言うぞ!と意気込んで行った3回目。
「お待たせしました」
女性のパートさんらしき方にスッと袋詰めされたひき肉を渡されました。
あれ・・・?
そこには、ぴったり100グラムのひき肉がありました。
そうだよね、そうだよね、ずっとこうして欲しかったのよ。
こうして私の勇気は、消費者の気持ちがわかる素敵な従業員さんのお陰で、振り絞る必要もなく消えていったのでした。
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