こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、Twitterで流れてきたことについて、こんな風に感じました。
色々言いたいことはあるけど、「自分のところが」「たまたま」「(夫目線で)成功したように見える」だけで、同居マスターみたいに名乗り出すのってどういう神経なんだろう?と思う。そりゃ旦那にとっては得しかないよね… https://t.co/5Ufjaj7L68
— ドクダミ淑子 (@dokudamiyoshiko) September 30, 2021
「同居が上手く行っているんだ、へぇ」と読んでみたら、夫が自分の実家に住んでいるって話で、「新しいメンバー」の妻が家族6人分の夕食を作っているとか、「妻の避難所を作ってあげるべき」って全然安らげていないじゃんとか・・・もう思うことはたくさんあるのですが、その中でも、一番謎だったのが、こちら。
なぜ、「同居マスター」みたいに語り出すのだろうか?
そして、なぜ「嫁にはこうさせる」「姑にはこうさせる」と、相手に色々と要求するのだろうか?
なぜ「舅」については何も触れないのだろうか?
また、数日したら今度はこんなツイートも流れてきました。
https://t.co/ZqWgX9EMWF pic.twitter.com/wQLPVaXxqw
— ドクダミ淑子 (@dokudamiyoshiko) October 3, 2021
この素敵なイラストは、Twitterで仲良くさせていただいているネコロス様のものです。
夫婦円満の秘訣を母親から学んだのは大変結構なのですが、それでなぜ防災ポスターみたいなノリで「別れたくない妻になる9カ条」を作ってしまうのでしょうか?
「お前ら(妻たち)も俺のママみたいになれば、夫婦円満になるぞ」って、どこから目線だよ!?
この2件を見て、思ったことがあります。
なぜ、「自分のところが、自分目線で、たまたま成功しているように見えるだけで、ノウハウを提供しようとし、かつ異性にああしろこうしろとアドバイスしようとする人が出てくるのだろうか?」と。
そしてそういうことをする人は、(私の見る限りでは)男性が多い。
つまり、男性が女性に対して「ウチはこうやって成功しているから、お前ら女性もこうあるべきだ!」とか言っちゃっているということ。
なぜだ・・・?
「自分の経験が他人の役に立つに違いない」という気持ち
こういう輩が出てくる理由の1つは、私の尊敬する、はあちゅう先生も言っているような「自分ゴトは社会問題。自分の悩みを解決することで社会の役に立つ」という強い、そして余計な使命感からくるのではないかと思うのです。
彼らは、別に悪気があって、炎上させたくて、こういうツイートをしているわけではないと思うんですよね。
・・・ここまで香ばしいと「炎上狙い」なのかもしれませんが、とりあえずそういう邪気はないと仮定して、話を進めましょう。
彼らはきっと、無邪気にこう思っているのです。
「自分の知識や経験は、きっと他の人が知らないことや気づいていないことであふれているはずだ」
「自分のノウハウを共有することで、困っている人の役に立てるはずだ」
いやいやいや・・・
それは「知らないこと」ではなく、「知っていても実行できないこと」なのかもしれませんよ?
そして、いくらノウハウを共有しても役に立たないこともあるんですよ?
節約主婦の、「米と野菜は実家から送ってもらって食費を抑えています」というアドバイスと同じですよ?
これだけなら「いやいやウチはそういう実家じゃないから」で済みますけれども、「あなた方も私を見習って節約してくださいね!」みたいに言われると、それは反感に変わるんですよ。
そして、その「~はずだ」という確信、どこから来ているんでしょうかね。
なぜ、相手に求めるのか
そして、一番モヤモヤするのが、なぜか「成功」するために、相手に何かを求めることです。
最初の同居の話の場合は「嫁」と「姑」に、2番目の上手くいく夫婦の場合は「嫁」に。
書いているのは両方男性なんだから、「夫」が何をすべきなのかを書いた方がよさそうなのに、なぜ「相手の女性」に色々と求めるのだろうか?
そこが、上から目線に見えちゃって、反感を買う原因になっているのには、気づいていないのだろうか?
「理想の異性」を押し付けないでもらえますかね?
もしも、炎上目的ではないなら、純粋にノウハウを提供したいという気持ちがあるならば、「異性」や「相手」に何かを望むような形のノウハウは止めた方が良いと思います。
「自分が何をやったか」だけをノウハウとしてまとめればいいんですよ。
そのノウハウで相手が満足しているかも、相手が「成功だ」と思っているかも、どちらもわからないのです。
もしも、あなたが満足している、成功していると思うなら、自分のことだけを語ればいいのです。
そうすれば、「相手に多くを求める」「異性に求めている」と思われず、「上から目線」「考えが甘い」とも思われないのではないでしょうか。
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