こんにちは、ドクダミ淑子です。
私は、どうでもいいことが気になってしまう性分なのです。
たとえば、あのCM。
「アイスは・・・天敵ですね」
アイスは天敵・・・じゃねーだろ!
こじるり(小島瑠璃子)さんがインタビュー風の動画で突然「天敵」について切り出す、あれです。
アイスを食べると歯がしみるようで、それを解消するためのシュミテクトという歯磨き粉の紹介をして、最後に一言。
「大好きなアイスを、思いっきりかじりたいですね!」
おいおーい!
数秒前にアイスは「天敵」って言ったじゃないか!
天敵っていうのはねぇ、会えば死ぬくらいの危機感をもって臨まなければならない・・・というか、出来るだけ遭遇しないように生きていかなければいけない存在なのですよ。
トカゲの天敵はヘビ、ヘビの天敵はイタチ・・・のように、食物連鎖の上と下にいるもの達の関係性を言うんですよ。
それが、「こじるりの天敵はアイス」だとぉ?
じゃあ、こじるりはアイスに補食されるのか?
しかも、最後には「大好きなアイス」って言っちゃってるんですよ。
おいお~い!?
いや、わかっているんですよ。
「アイスは好きだけど、しみるから食べられない。だからしみるアイスは私の敵なんですぅ。でも本当は大好きだから食べたいんですぅ」って話なことくらい。
でも、結局それって、「愛情の裏返し♥️」っていう、面倒臭い部類の人間がやるやつじゃん!
そういうの、よくないから、ストレートに「アイス大好き」って初めから言った方がいいと思うよ。
バイキンを探してしまう
CMつながりでもう1つ。
洗濯洗剤や消毒剤やカビ除去などなど、菌・ウイルス・汚れなどなどをキレイにします系のCM、あれも私は気になってしまいます。
何が気になるかというと・・・キレイにした後に残っているやつらが。
おそらく広告表現として、100%除去してしまうのはNGなのでしょう。
完全に除去できるわけではないのに、全部取ってしまうのは誇大広告だとか、そういう理由で。
100%と99%には、とても大きな差があるのです。
ただ、目立つ位置にその「1%の残り」を残すわけにはいかないですよね。
だから、ちょっと目立たない位置とか、ピントがずれてボケた後ろの方とか、各社工夫を凝らしてその「残り」を配置しているのです。
私はそれを探して、「ふむふむ、こういう置き方をしたか・・・」とやるのが好きなのです。
変わった子だとよく言われました
・・・とまぁ、そんな調子で「どうでもいいこと」を見つけて、気にして、時には誰かにそのどうでもいいことの研究発表をして、今まで生きてきました。
そういうことをしていると、小さい頃はよく、「変わった子」と言われましたね。
変わったことに目をつける、変わったことにこだわる、変わったことを言う・・・とか。
私の母親は、「普通の子であって欲しい」と願うタイプだったので、少々軋轢はあったものの、なんだかんだで無事に大人になれたから、結果オーライともいえるでしょう。
自分でも「たしかに子どもの頃の私は変わっていたな」と思うことはあります。
「変わった子」はNGワードにしていただきたい
残念ながら、私はその「変わった子」というスキルを、どうでもいいところでしか生かせない大人になってしまいましたが、もしかしたら同じように「変わった子」と言われている子たちは、その変わった視点から、普通の人が考えもしないような発明や発見をする人もいるかもしれません。
だから、むやみやたらに「変わった子」と言うのは、控えていただきたいなぁ、と元・変わった子(現・変わった大人)の私は思うのです。
「変わった子」という評価を気にする子どもは、(おそらく)あまりいないと思います。
その子からすれば「自分がスタンダード」だからです。
でも、周りの子どもや周りの大人は「この人は普通じゃない」と評価してしまう。
それが家族で、「普通の子にしなければ」となると、本人からすれば地獄なんですよね。
だって、「自分の思っている普通」を「他人が思っている普通」に寄せなければいけないんだもの。
そういう窮屈な思いをする子は、(どう考えても犯罪につながる場合を除き)特に何もせずに放っておいてほしいものですし、私も自分の子が「変わっている子」と言われようとも、矯正しようなんて思わない大人でありたいなと思うのです。
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