こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、アンパンマンをまた見はじめたという話を書きました。
まだ子どもはアンパンマンを認識しているかしていないかスレスレのレベルなのですが、むしろ私が喜んで見ています。
少し前にTV放送された映画の『それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険(2017)』を見て、カレーパンマン推しになりました。
さて、そんな中、最近バタコさんが気になるのです。
以下、敬意を込めて「バタコ」と呼び捨てにします。
バタコの設定が気になりだす
バタコ、それはジャムおじさんのパン工場で働く助手のような存在です。
見た目は女の子、年齢は20代くらいでしょうか。
サザエさんが確か24歳だから、きっとそのくらいなんだろうなと想像しています。
朝から晩までパンを作ったり、パン工場を訪れる謎のキャラへのお茶出しをしたり、チーズの「アンア~ン」を通訳したりと、毎日忙しそうです。
そんなバタコを見ていると、お節介オバサンの心が目覚めてきます。
「あの子、ちゃんとご飯食べているのかしら?ちゃんと寝られてる?働きすぎじゃない?」と。
あのパン工場の労働環境は、どうなっているのだろうか?
ちゃんと休憩とかあるのだろうか?
トイレや更衣室はあるのか?
ばいきんまん退治に伴う残業手当とか特別手当とか出ているのだろうか?
バタコは一体どこから、どんな交通手段であんな山奥へと通勤しているのか?
それとも住み込みなのか?
もしかして工場の中で夜になると寝袋かなんかで寝ているのではなかろうか?
追記:本日のアンパンマンでチーズがパン工場の2階から「アンアーン(寝坊した)」と下りてくるシーンがありました。おそらくバタコも2階に住んでいるのではないかと思われます。外のチーズのものらしき犬小屋は一体何なのでしょうか?
そもそも、なぜパン工場で働こうと思ったのだろうか?
バタコの進路選択
バタコはあの世界に生まれ育って、学校を卒業して進路を考えたときに、大いに悩んだのでしょう。
だって、この世界には「人族」「獣族」「食べ物族」「その他の化け物族」の大きく分けると4つの種族がいて、その中でも「人族」は少数派でほぼいないのですから。
みんなの知っている範囲だと、あの辺鄙な山奥にあるパン工場のジャムおじさんだけしかいない。
種族差別はない平和な世界だけれども、やっぱりちょっと同じ種族といた方が安心感もあるし・・・となって、ジャムおじさんの工場に就職したのかもしれません。
もしくは、ジャムおじさんは遠い親戚で、就活をさぼっていたバタコは親の勧めで仕方なく働くことになったという可能性もあるな。
いやいや、「バタコ」って名前ついている位だから、もしかしたらパン屋の娘で、将来実家を継ぐために同業で修行させてもらっているのかもしれない。
仕事内容が明確で、食品関係だから景気に左右されずに安定しているし、ジャムおじさんは穏やかそうだし、多少の融通も利かせてくれそうだし・・・という打算的な理由で決めた可能性もなきにしもあらずだけど。
しかし、そんなバタコの安定した生活は一変するのです。
生きてるパンを作ろう計画
就職してしばらくはパンを作って街に配りに行く規則正しい仕事をしていたものの、ジャムおじさんがとんでもないことを言い出したのです。
「生きてるパンを作る」と。
「ハァ?何考えてんだ?とうとう頭がイカれたか?」と私だったら思ったでしょう。
そして、「おいしいパンを~作ろう~生きてるパンを~作ろう~*1」と歌いながら、ジャムおじさん自身にどことなく似たパンを焼いたら・・・偶然流れ星が降ってきて、出来てしまったのです。
これが全ての始まりでした。
その後、同時期に生まれたばいきんまんとアンパンマンが戦うようになり、アンパンマンのために新しい顔を焼いたり、マントの修復をしたりと、通常業務に加えてアンパンマンのサポート業務までやらなければならなくなったのです。
私がバタコだったら、「あのジジイ、余計なことをしやがって!」とキレ散らかしているところでした。
優しいバタコで命拾いしたな、ジャムよ。
バタコの今後を勝手に心配する
そんなこんなで、ジャムおじさんのイカれた実験に付き合わされ続けるバタコですが、将来のことはどう考えているのでしょうか?
犬のチーズにもレアチーズちゃんというガールフレンドがいる中、バタコには男の気配は微塵もありません。
かといって、父親ほど年の離れたジャムおじさんは、同僚以外の何者でもなさそう。
そして、仕事はやりがいがあって忙しく、出会いの場に行く暇は全くなさそうなのです。
そう考えると、もしかしたらバタコは30歳手前くらいに自分のキャリアや人生設計について考え出すのかもしれない。
「いつまでもバタバタ走っているだけの女じゃないわ!」とか言い出して、突然退職願を叩きつけて、今まで貯めたお金で海外留学に行き・・・
ああ、バタコの第2の人生が幸多きものであることを、私は祈っているよ。
きっと時が止まったままのあの世界では、一生そんなことは起こらないと思うけれども。
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*1:私の記憶の中ではこの歌なのですが、真偽は不明