こんにちは、ドクダミ淑子です。
少し前に、「税込表記」が必須となりましたよね。
「税抜金額を大きく表示するのは誤解を招く」みたいな理由なのかしら?
はま寿司のCMも「ひゃ・く・えん!」が、「ひゃっく・じゅー・えん!」になったし。
変わる直前に、テレビで「税抜表記で書かれているのを買ったら、(税込になると)意外と高くなったと思ったことがある人が、全体の○パーセントもいました」みたいなニュースを見て、夫と「おいおい、8%か10%だろ?そのくらい計算できるし、今は並列表記しているんだから、どっちも見ればいいだろ?」と2人でツッコミを入れていました。
ああ、書いてあるものに気づかない人って、結構多いのね~、私は違うけど。
私は、ちゃんと書いてあるものを読める子だから!
・・・そう思っていたのはただの傲慢だったと思う出来事がありました。
やかんが欲しくなる
我が家は、長いこと「やかん」というものが存在していませんでした。
お湯を沸かすのは夫が一人暮らし時代から愛用していたティファールの類似品。
しかし、子どもが生まれて電気ポットを買った勢いで、「ポットがあるから、もうこれはいらないよね」と捨ててしまったのです。
しばらく小鍋でお湯を沸かしていたのですが、お湯を移し替える時に手にぶっかけて火傷になりかけたり(ずっと流水で冷やしたのでセーフ)、鍋のおしりに回ってキッチンの作業スペースがびしゃびしゃになったりと凡ミスが続き、テンションが下がったので、やかんが欲しくなりました。
また、授乳で水分を多く取ることもあり、麦茶をお湯で煮出すようになったんですよね。
それも初めは大鍋でやって、できたらお玉で冷蔵庫保存用の容器に移す・・・なんて面倒なことをやっていたのですが、ある日その作業の無駄さに気づきました。
1.5リットル入るやかんが欲しい!となり、重い腰を上げてやかんを買いに行くことにしました。
やかんクエストは秒で終了
買うものは、とっても簡単。
「1.5リットル入るやかん」です。
間違えようがない。
そう思ってホームセンターで、「1.9リットル入りまっせ!」と書かれたやかんを買いました。
やかんの落とし穴
しかし、話はここで終わりません。
1.5リットルの水を入れ、麦茶のティーバッグを入れて火をつけます。
中火に設定して、ガス台のタイマーを8分でセット。
これで、沸騰するまで5分、沸騰してから3分、蒸らして20分で麦茶の完成です。
麦茶のパッケージには、沸騰したお湯にティーバッグを入れて3分ほど煮出すと書かれていますが、そんなことは知ったこっちゃありません。
さあ、面倒な作業がなくなって、麦茶が作りやすくなったぞ!
しかし、ここで事件が起こります。
沸騰したお湯が、やかんの口からあふれでてくるのです。
沸騰の波に乗って、びしゃ、びしゃ、びしゃっと。
な、なぜだ・・・?
火が強から弱めなきゃいけないという話なんだけど、そもそもなんで溢れてくるのよ?
今は蓋を開けているけど、笛付きの蓋を閉めたらどうなってたんだ、これは。
怒り狂いながらやかんを見つめると、やかんに書かれている線と文字が目に留まりました。
「適正水量」
なんだこりゃ!?
そして、捨てる寸前だったやかんを買ったときの段ボールを見てみると。
「容量1.9リットル(適正水量1.3リットル)」と書かれているではありませんか!
なに、その差・・・
ああ、もちろん意味はわかりますよ、わかりますけど!
1.3リットル以上入れると沸騰した時に口開けてたら溢れますよって、もっと大きく書いてくれ!!
見落とすことだって、あるよね
そんな事件を経て、私は少し優しくなりました。
そうだよね、見落とすことだって、あるよね。
ちゃんと目立つところに書いて欲しいけど、それでも見落としちゃうことだって、あるよね。
税込表記を目立つところに書いて欲しいよね。
ケチなので、1.3リットルが適正水量だとわかっていながら、1.5リットルの水をやかんに注ぐ時、いつも「見落とし」について反省するのでした。
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