ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

そういうふうにできている、のか?

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

子育てをしていて、ふと「人間とは、本来○○な生物なのではないか?」なんて思うことがあります。

今よりもずっと昔、科学技術が発達する前の状態では、きっとこうだったんだろうな・・・ということを。

 

 

人間は、集団生活向き?

妊娠して、出産して、母乳が軌道に乗るまで約3ヶ月・・・ってやってみて、「人間ってきっと昔は集団生活していたんだろうな」って思いました。

 

なぜそう考えたかというと、母乳の存在。

初産で母乳がなかなか上手く出ない間、ミルクで補っていたのですが、ミルクなんてない時代はどうしていたんだろう?と考えると、他の授乳中の人から分けてもらっていたんじゃないかな?と思ったのです。

実際「乳母」とかいたしな。

 

母乳が出る時期が被る女性がいるってことは、そこそこ大きい集団で生活していたのだろう。

集団の中で産褥期の女性の労働は免除され、その分別の女性が働き、母乳が足りなければ軌道に乗るまで助けてくれる人がいて、その子に兄姉がいれば面倒を見てくれる人がいる・・・そんな風に助け合って生活していたんだろうな。

そういう説は多々あるけれども、実際に自分がそうなってみて、実感したというか、腑に落ちたというか。

 

だから、今のように、里帰り出産とか産後ケアセンターとか保育園とかベビーシッターとか時短勤務とか家事代行とかミールキットとか、色々な制度やサービスが出来て、そのサービスを活用しながら母親1人でやっていくっていうのは、もしかしたら人間のキャパを越えたことなのかもしれない。

 

ママ友の付き合いなんて面倒くさい、女性同士のグループ付き合いなんて面倒臭いと思う私のような人間は、太古の昔だったら、生き抜くことができなかったかもしれない。

そう考えると、ぼっちで生きていけるって、文明が高度に発達した証拠なんだろうな。 

 

 

人間の出産のバグが多すぎる問題

そもそも、人間の出産ってバグ多すぎなんですよね。

陣痛はめちゃくちゃ痛いし、出口に対して頭デカすぎるし、産後もダメージ大きすぎるから安静にしなければいけないし、母乳だって出るのに一苦労だし、産まれてくる子どもは他の動物と比べて頭大きめのくせに3ヶ月くらいは首も座らず、半年くらいは自分1人で座れず・・・って大自然だったら、かなりヤバいじゃないか。

 

現代人が冷静に考えたら、「出産、無理」ってなるわ。

そりゃ少子化になるわ。

 

 

人間は、1人だと寂しがる?

「人間とは○○な生物なのではないか?」に話を戻しましょう。

 

子どもを見ていると、1人にされるって言うのは苦痛なんだな・・・と思います。

昼寝していて、起きた瞬間誰もいないと、寂しくてギャン泣き。

顔を見て、声をかけると・・・幸せ度MAXでパアアアアって音が出るくらいの勢いで笑うんですよ!

か、可愛い・・・ 

 

人は、一人でいるのは寂しくてたまらない生き物なのだと、子どもを見ていると思う。

これは赤ちゃんだからかもしれないけど。

 

そう考えると、1人の方が落ち着くって、人間の動物的な側面を超越した人なんだろうな。 

 

 

人間は、自分のことに注目してほしい?

子どもを見ながら、ついついスマホを見てしまう時があります。

たとえば、子どもが自分の手を舐めることに熱中している時に、「子どもは手を見ているし、私はちょっとTwitterを」なーんてやるとですね・・・泣かれます。

「ちゃんと見ていてよ!」とばかりに。

はいはい、すみませんね、スマホは置きますから・・・って、また自分の手を見ているじゃないですか!?

ママには見てもらいたいけど、自分はママを見る必要はないってか?

なんてワガママな!!

 

そういうのを見ていると、「ああ、人間って注目されたい生き物なのかもしれない」と思ってくるのです。

これも、赤ちゃんだからかもしれないけど。

 

だから、リアルでもSNSでも承認欲求を爆発させている人を見ると、「ああ、赤ちゃんと同じだな」「人間の本能に従っているんだな」と思うようになりました。

 

 

 

人間は、対面じゃないと伝わらない?

以前読んだ本に書かれていましたが、少なくとも幼児期は人間の脳は人間から学ぶようにプログラミングされているようです。

それも、対面でのコミュニケーションから。

たしかに、子どもを見ていると、遠くから声をかけても気づかないけれども、顔を見て話しかけると気づいてくれることが多いなと思う。

 

だから、今みたいにテレビ会議やリモートワーク、チャットやメールでコミュニケーションを取ったり、配信のように、相手の顔が見えない中で1人でしゃべり続けることができるのって、発達した人間の証拠なんだなと思う。

逆に、対面での飲み会をやりたがる人は・・・赤ちゃんと同じで、対面じゃないとコミュニケーションを取った気がしないのかもしれない。

 

 

そういうふうにできている、のか?

以上、知っていることもありましたが、実際に子育てして、「知識」として吸収するのではなく、自分の目で見て頭で考えて実感したこともたくさんありました。

 

そういえば、すごく昔に、「そういうふうにできている」というエッセイを読んだことがありました。

 


 

 

内容は忘れてしまったけれども、妊娠~出産~育児のエッセイだった気がする。

さくらももこさんが、一連のことから、「ああ、人間って『そういうふうにできている』んだな」と感じたことが書かれていたような気がする。

 

久しぶりに、読んでみようかな。

 

 

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