ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

深夜の窓辺から

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

出産し、里帰りが終わって自宅へ戻ってきてから、ずっとベビーベッドをリビングの隅に置いています。

キッチンからも近いし、冬場は床暖房でほんのり温かく、湿度も(加湿器を使って)ちょうど良い。

リビングに隣接した小部屋で私は布団を引いて寝るので、何かあってもすぐに対応できる。

リビングが早い時間から就寝モードになるせいで、夫の夜更かしも減り、家族みんなが健康的な生活になった気がします。

 

・・・と、生活しやすかったのですが、最近になって、1つだけ困ったことが出てきました。

 

 

朝日がまぶしすぎて

それは、厚いカーテンが無かったこと。

 

元々リビングは、寝る場所ではなかったので、薄いレースカーテンのみで生活していました。

2人で寝室で寝ていた時も、子育てが始まってからも何の問題もなかったのですが、最近になって出てきた困ったことがあります。

それは、朝日。

 

東向きに窓がある我が家のリビングは、朝日がめちゃくちゃ入ってくるのです。

冬だと6時半~7時くらいだったので、起きるのにはちょうど良かったけれども、最近は5時前くらいから明るい。

我が家の起床時間は7時なので、この時間に起きられると、ちょっと早すぎる・・・

 

現在、午前4~5時の授乳をしているんだけど、そこは「夜」って認識でいてほしいのよ。

んで、午前7時から「朝」なのよ。

 

明かり以外にも困ったこともありました。

夏の朝起きてリビングに行くと、朝日に照らされて灼熱部屋になっていること。

エアコンをつけることでどうにかしていたけど、遮光&遮熱カーテンがあったら、ここまで熱くはならないだろうな・・・と思っていました。

面倒臭がりで付けていなかったんだけど。

 

ということで、先日、そのリビングに、遮光カーテンを付けました。

付けてみると、その効果をめちゃくちゃ実感しました。

遮光カーテン、素晴らしい!

5時の授乳でも部屋が明るくない!万歳!

 

ただ、カーテンを付けてみて、1つだけ失ったものに気づいてしまいました。

 

 

深夜、リビングから見える風景

私の住んでいるマンションの一室は、そこそこの高さのところにあり、ベランダからの景色もそこそこの眺望。

リビングの窓からは、そこそこ太めの道路と、湾岸沿いのマンション群と、オフィスビル群が見えます。

 

そんなリビングに、私は深夜、寝室から移ってくることがありました。

夏の寝苦しい時。

悪阻なのか眠れない時。

妊娠中に尿意で起きてしまった時。

出産直前の浅い眠りの時。

 

起きてリビングに行くと、薄いカーテンから、街の明かりと信号の色とヘッドライトとテールランプが漏れている風景がパッと目に入ってきていたのです。

信号が青になると、白いヘッドライトの列と、赤いテールランプの列がそれぞれ動き始めて、信号が赤になると、その流れが止まり・・・その繰り返し。

マンションやアパートは、何時になっても通路の照明は煌々としていて、部屋の明かりはまばらだけれども、何時になっても全部の部屋の照明が消えているってことはなく、どこかで誰かが起きて、部屋で何かをしているのだ。

「眠れない」「寝たいのに起きてしまった」「深夜なのに」というマイナスな感情が、「ああ、今も起きている人がいるんだ」という気持ちに変わる風景。

「眠れなくても、まぁ何とかなるだろう」と思える、勝手に抱く謎の連帯感。

そして、ソファに寝転がってしばらくボーっとして、夏なら冷たい麦茶、冬なら温かいハーブティーを飲んで、「もう大丈夫だ」と思ったら寝室に戻り、何事もなかったかのように、また眠る・・・

 

そんな思い出のある風景が見えなくなってしまったんですよね。

なんだか、寂しくなりました。

 

 いや、今でもカーテンを1枚めくれば見られるんだけど。

でも、パッと部屋に入った瞬間に広がる景色かどうかって、結構大事だと思うんですよね。

タワーマンションで、レースカーテンすら付けない部屋とかも、きっとその入った瞬間の「うわぁ」っていう感情を大事にしているのだと思う、たぶん。

 

 

明け方の世界を覗く

話はそれますが、午前4~5時に授乳をするって書いたのですが、

終わって子どもを寝かせてから、少し片づけをして、ついつい、5分だけ・・・とTwitterを見てしまうことがあります。

明け方のTwitter、なかなか面白いのです。

深夜のテンションで書いている人もいれば、起きて朝の挨拶をしている人もいる。

どっちも、いいねの数は少ないけれども、でもちらほら、押している人がいる。

夜と朝が混ざって、交差する瞬間。

時間のグラデーションみたいなものを感じて、「世界」とか「社会」とか、なにか自分だけのテリトリー(半径5メートル)を超えたものに触れた気になる。

 

 

 

やっぱりあの景色が欲しくて

カーテンの話に戻りましょう。

子どものことを考えると、やっぱりカーテンはあったほうが良いと思います。

 

でも、あの深夜にボヤーっとした光を見ながら、普段は考えないようなことをボケーっとした頭で考える時間は、あれはあれで私の幸せの1つだなぁと思うのです。

あとね、朝焼けもなかなかよかったんですよね。

空が白んできて、だんだん明るくなってきて、真っ赤な朝日が昇ってくる風景。


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・・・ということで考えた結果、リビングに隣接した現在の私の寝室の窓のカーテンを薄手のものに変えました。

 

朝5時から明るいのは大丈夫かって?

・・・もう、そこは我慢します!っていうか、私自身は眠たければ明るくてもなんでも寝られるということに気付いたので問題なしでした。

 

 

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