ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

子どもの人生は、子どもだけのものだから

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

はあちゅうさんが、ポエムをInstagramに載せていました。

例によって、揚げ足取りのネット姑の私は、これを読んでネチネチと考えてしまったのです。

 

ポエムは、こんな内容でした。

 

息子に時間や愛情を注ぐ瞬間、

「自分もこれほどの時間と愛を
貰って生きてきたのだ」とハッと
することがあります。

そのせいか、自分のことを
前よりも大事に思えるようになりました。

言い方軽いけど、
一人の「大人」が出来上がるまで
どれほど大変かが身に染みて、
命って貴重品ですね...ってなってる。

「親から貰った命」って言葉も
タダでぬくぬく育ててもらってた時より、
命を生かし続けるために
奮闘してる今のほうが

「いや、親から貰った命、
大事だからね!!親の命も
かかってるからね!」と。

私の人生にはうちの両親の人生が、
息子の人生には私と旦那の人生が
のっかってますわ...大事にしなきゃね。

@ha_chuより引用 

 

はあちゅうさんは「人生」「命」という言葉を気軽に使うので、おそらくこういう意味で書いたのだと思います。

 

  • 親から注がれた愛情に気付いた
  • 親の苦労がわかるようになった
  • 自分のことも大事にしなきゃ 

 

思うんだけど、だけど・・・いちいち言葉に引っ掛かってしまう。

 

 

クソ重い人生がのっかっている

もしも、彼女の言うように「子どもの人生には親の人生ものっかっている」ならば、その子にのっかってくるのがクソ重い人生なんですもの。

 

かたや、数々の伝説を残し「光り輝くクズでありたい」という方、そしてもう片方は数々の炎上とトラブルを起こし、各方面から突っ込まれている方・・・その両親の人生がのっかっている子ども。

2人の人生、のっかるには重すぎるんじゃないか?と心配になってしまいます。

 

いやいやいやいや、親の人生は子どもの人生に乗せないでほしい。

最近まで子どもの存在を明らかにしていなかった、藤岡弘、を見習ってほしい。

 

 

時間をかけるのは、当たり前じゃない?

あと、引っかかるのは、「時間をかけてきた」ってところですね。

 

「私はこれだけ、あなたに時間とお金をかけてきた」って反抗期とかに言ったり、成人したら「あなたにはこれだけお金がかかったのよ」とか言う親を想像してしまった。

はあちゅうさんは、反抗期に備えて、陣痛で苦しんでいる時の声を録音していたくらいですから、そんな想像をするのは容易いわけで。

 

いやいやいやいや、時間がかかるのなんて、当たり前じゃん!

もしも「自分の人生(時間の意味)が奪われる」なんて感覚なら、それはちょっと違うぞ!と思う。

 

 

自分が出来なかったことを子どもに託す親

「人生がのっかっている」と言われると想像してしまうのは、自分ができなかったことを子どもに託す親の姿です。

 

「オリンピックに行ってほしい」「アイドルになってほしい」「ジャニーズに入れたい」「東大へ」「YouTuberに」などなど・・・親の願望を子どもに託して、子どもの意見を無視している親を想像して、ちょっと気分が悪くなる。

 

学生時代は陰キャを極めたらしいはあちゅうさんが、お子さんに「明るい子に」「人気者に」とか言っていると、それだけで「ああ・・・まさにそれ!」って思ってしまうのです。

 

 

子どもの人生を巻き添えにさせる大人

なぜ私が、こんなに過敏に反応してしまうかというと、世の中には「子どもはママを幸せにするために生まれてくる」っていうことを言う人達がいるからです。

「ママを幸せに~」ならまだマシで、中にはそこから飛躍して「虐待される子はママに殴られるために生まれてくる」「病気の子はママを成長させるために生まれてくる」とかまで言っちゃう人もいるんですよね。

特につらいことがあるママほど、「理由」「心の救い」を求めてしまいがちで、そういう言葉でつらさを緩和しようとするんだろうけど、それってとても危険な思考だな・・・と思う。

 

それがエスカレートすると、「子どもを親に従わせるために、親が死んだ話の絵本を読ませて、怖がらせて言うことを聞かせましょう」みたいなことになるんだもの。

 

いやいやいやいや!

 

子どもはママのために生まれてくるんじゃないから!

 

 

子どもの人生は、子どもだけのものだから

たしかに子どもは、(生物学上の)父親と母親がいないと生まれてきません。 

親がいてこそ、子どもはこの世に召喚されるものですが、だからといって、その人生は「親の人生」の一部ではありません。

 

子どもの人生は、子どもだけのものなのです。

 

「親孝行」なんて言葉を、大人になってから意識し始めたけど、自分が親になってから思うのは、「親孝行なんていらない」ってことです。

生まれてきただけで、親孝行なんて終了だし、その後の嬉しい出来事は親孝行の容量なんてとっくに超えて、ボーナスみたいなものです。

 

だから、子どもは子どもだけの人生を幸せに生きてきてほしい。

もちろん、その選択ができるまでのお手伝いは、最大限やっていくつもりだけどさ。

 

 

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