ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

文章の書き方の本を読んだけど、何も収穫がなかった

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

書店をウロウロしていて、文章術の本の表紙が視界にはいってきました。

そういえば、文章の書き方を学んだことは今までなかったな。

いや、大学生の時に数回の「編集・ライター養成講座」に通って、マスコミの採用試験用の作文の書き方などはちょっと学んだから、その時ぶりになるのか。

まあ、それも10年以上前の話だけど。

・・・なんて思って、読んでみようかと買ってみました。

 

買ったのは、こちら。


 

 

成毛眞さんの本は、1冊を読んで面白いなと思ったので、その人がどういう書き方のノウハウを伝授するのだろうかと気になったのです。 

www.dokudamiyoshiko.com

 

ただ、これを読んで・・・ちょっとがっかりしました。

私ががっかりした理由、それは、この本で初めて知ったという情報があまりなかったからです。

あまりではないな、全然なかった。

 

 

何一つ学べなかった?

この本に書かれていたのは、読み手を意識して読みやすい文章を書くということ、スマホでの見栄えを意識すること、漢字やひらがなのバランスを取ること、文章をしっかり推敲することなどなど・・・

うん、全部、いつもやっているんだ。

 

さらに、見本として掲載されている彼の文章は、典型的なおじさんがFacebookに投稿する文章という感じで、とてもわかりやすいんだけれども、おじさん臭が強すぎて参考にならないなと思ってしまいました。

 

たとえば、こんなお手本の文章。

最近、妙にトシくったのかなぁとつくづく思う。妙に悲観的なのだ。おそらく生まれてはじめてであろう。

地球温暖化の主因が人類が出した二酸化炭素かどうかの議論がいまだに続いていてウザいのだが、ともあれどんな理由であれ温暖化が進んでいるということだけは確かだ。 

おじさん臭を感じてしまうのは、私だけなのだろうか?

 

ご本人はおじさんだから、おじさんがおじさん臭のする文章を書くことは何の問題もないんだけどね。

じゃあ、私がこのおじさん臭のする文章を学びたいかというと、それはNOなだけで。

 

 

学びがないのか、学べないのか

・・・と、ここまで悪口を書いてみたのですが、ふと思ったのです。

「もう全て知ってるわ!」って言っちゃうのって傲慢なんじゃないか、と。

おじさんの文章とバッサリ切り捨てたけど、私だって何もかも知り尽くしたみたいに思っているおばさんじゃないか。

 

学ぼうとしないのはよろしくないんじゃないの?

本当は、学べるところがあるんじゃないの?

 

 

何を学びたかったのか?

改めて、今回買ったような文章の書き方のノウハウ本について考えてみましょう。

どういう人が手に取るかというと、文章力を上げたい人ですね。

私も心のどこかで文章力を上げたいと思っていたから手に取ったのでしょう。

でも、その文章力がどのレベルにある人のための本なのかが、今回読んだ本と私のレベルが合わなかったのです、きっと。

 

この本は、言葉の使い方から学びたいと思っている人向けのものでした。

「~とゆう」などの誤表記を使わないようにしましょう、「以外」と「意外」を使い分けましょう、といったことも確認しながら書き方を学びたい人なら、きっと「役立った!」と思ったでしょう。

 

でも、私はそうではなかった。

 

じゃあ、私は何を学びたかったのか?

・・・文章力を上げるためのヒントがあればと思ったのです。

 

じゃあ、何をもってして、文章力が上がったと思うのか?

・・・ここが正直なところ、よくわかっていないのです。

自分の文章に何が課題があるのか?

改善ポイントとしては何があるのか?

課題がわからないから、もしも課題がわかるのなら、知りたいという、とっても曖昧なことを考えて、本を手に取ったのです。

そりゃあ、自分があいまいなのに、それに対しての明確なアンサーなんて、なかなか見つからないよね。

 

 

上手い文章の書き方なんて、ないのかもしれない

ただ、この本を読んで思ったことがあるのです。

 

「いい文章」なんて人それぞれだ。

自分がいいと思う文章を書けば、それがオリジナリティある文章になり、その人の「味」がでた「いい文章」になるのだ。

 

おじさんのおじさん臭のする文章もいいし、若者のイキりと勘違い全開の文章もいいし、子どもが書く作文もいいし、キラキラポエムもいいし、私が書くおばさんが独り言を言うような文章もいいし・・・

みんな違って、みんないいのだ。

 

仕事ではなく趣味で書く文章なら、個性あふれる文章があふれる中で、自分の書く文章が好きなら、それを好きになってくれる人がどこかにいる。

だから、気にせず書き続ければよいのだ。

 

そう、この本で、1つ学びました。

「何を書くか」は、何でもいい。

そして、「どう書くか」も、どうでもいい(この本では、どう書くかが大切って話だったけど、私はそれもどう書いてもよいと思う)。

 

つまり・・・好きなことを、好きなように書けばいいじゃん!

 

もう二度と文章術についての本は買わないと心に誓いました。

 

 

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