ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

ねえねえなあにとホウレンソウ

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

先日、「質問の仕方がヘタクソなんだよオラァ!」という話をブログに書きました。 

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そんな私が、ある日「いないいないばあっ!」を見ていた時のことです。

 

うーたん(頭にマラカスのついた幼児っぽい生物)が、ワンワンとはるちゃんに話しかけていました。

 

「ねえねえねえ!」

「なあに?」

「あのね、あのね、あのねー」

「なあに?」

「わーすれちゃったー!」

「あはははは」

 

「ねえねえ!はるちゃん!」

「なあに?」

「あのね、あのね、あのねー、わーすれちゃったー!」

「あはははは」

 

そして、そのあとに、『ねえねえなあに』というお歌が流れます。

歌詞はレイザーラモンRGの「あるある言いたい~」みたいな、本題を出さずに「ねえねえ」「なあに」で引っ張る系のものでして(小出しでは出てくる)・・・

 

私はここで頭をガーンとやられたのです。

 

そうだよな、子どもとのやり取りで「要点は?」はないんだよなぁ・・・と。

 

 

ホウレンソウの、その前は

ホウレンソウ。

「報告」「連絡」「相談」ですね。

社会人の常識と言われて、新入社員研修の時なんかに聞いたことがある人も多いでしょう。

 

そして、その際には、できるだけ要点をまとめて、わかりやすくホウレンソウしましょうとも言われています。

 

たとえば、エレベータートーク。

忙しい上司と一緒に乗ったエレベーターの中での17秒間(だっけ?)に要点をまとめて話せるようにしましょう、みたいな。

私は社会人になったばかりの頃は上司や取引先とのコミュニケーションが上手くとれず、話し方や伝え方などなどに苦労したので、それもあってめちゃくちゃ意識しています。

だからこそ、出来ていない後輩にはモヤモヤしたり、アドバイスという名の説教を垂れていました。

 

でも・・・幼児にはそれは通用しないんだよな、と言うことに改めて気づいたのです。

それが、さっきの頭ガーンの正体でした。

 

 

親のありがたみに気付く

そう考えると、私の両親は、要領を得ない子どもたちの声をちゃんと聞いてくれていたんだな。

最近は、母の話が要領を得ないことにイライラしていたけれども、30年くらい前は、母の方が私の言っていることが要領を得ないでイライラしていたかもしれない。

そう思うと、もう少し優しく聞いてあげようかな・・・と思う。

 

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今もまだ、自分の幼少期の環境を思い出して、「あんな風にはならないぞ」と思うこともあるんだけど、自分が母親になって、自分の母の偉大さを思うことも増えてきた気がする。

 

 

私に「ねえねえなあに」ができるのだろうか

自分の話に戻って。

私の子どもが会話できるようになった時、「ねえねえ」「なあに?」「あのねあのねあのね」の繰り返しがちゃんとできるのだろうか?

仕事脳のままだと、「ああん?早く言いなさいよ」「っていうか、言うことがまとまったら話しかけるようにしてくれない?」になっちゃうじゃないか・・・

 

でも、そうはなりたくないんだよな。

希望だけど、子どもの話にトコトン付き合える親でありたい。

私がそうやって育ててもらったように。

 

・・・となると、社会人生活で培った「ホウレンソウ」を少しわきに置いておくことも必要なのかもしれない。

 

 

心の余裕のある親になりたい

ちなみに、同じように「いないいないばあっ!」を見ていて頭がガーンとなった場面もあります。

 

お店屋さんごっこ(レストラン)をしていた時のこと。

 

お客様役のワンワンが「すみませ~ん」と、店員さん役のうーたんを呼ぶんですね。

うーたんは「はいは~い」と答えます。

わんわんが優柔不断で、呼んでからもメニューを見ながらあれこれ悩んでいても、気にしないし、注文が終わってから追加注文をすぐにしても「はいは~い」で飛んでくるし、注文が終わってからすぐにもう一度呼んで「さっきのやめます~」でも「はいは~い」だし・・・

 

ごっこ遊びなんだけど、なんだけど、やっぱり頭ガーン!なんですよ。

「な、なんて心が広いんだ・・・優しい世界・・・」とか思っちゃうの。

 

というか、私の心が狭いのかもしれない。

ファミレスバイト時代も「決まってから呼んでくれない?」ってめちゃめちゃ思っていたもんな。

 

子どもがしゃべりだすのは、もう少し先。

だけど、その時には、出来るだけ子どもの声をうけとめられる、心の余裕がある自分でいたいなぁと思うのでした。

 

 

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