ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「かわいい」とは、「かわいい」だけじゃない

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

SNSを見ていて、ふと疑問に思うことがあります。

 

大変失礼ですが・・・決して顔立ちが整っているわけではない赤ちゃんの写真に対して、「可愛すぎます💕」とコメントがついているのは、なぜなのだろう?と。

 

可愛い・・・のか?

可愛すぎるって・・・なんだ?

 

 

かわいいの意味が違う?

私自身は、子どもの顔はSNSに出さない派です。

理由は、以下のブログに書きました。

 

www.dokudamiyoshiko.com

 

「自分の子どもは世界一可愛いと思っているけれども、周りの人はそう思わないかもしれない。そういう人から、自分の子どもの見た目を美醜で評価されるのは御免こうむりたい」という理由です。

 

思うことは止められないので、私だって他人の子どもを見て「かわいい・・・のか・・・?」とか思ってしまうわけです。

もちろん、面と向かって「かわいい?本当に?むしろ朝青龍(以下略)」とか言いませんが。

 

なぜだろう?と思って考えたのですが、出てきたのは、こんな仮説。

「もしかしたら、かわいいの意味が違うんじゃないか説」です。

 

 

【1】赤ちゃん・子どもなら無条件で「かわいい」説

まず1つ目。

乳幼児であれば、無条件で「かわいい」と認識する人間が、この世には沢山いるのではないか説です。

ぷにぷにのほっぺ(頬)・おてて(手)・あんよ(足)、よちよち歩き、あうあう言う声、泣き声、その他くるくる変わる表情・・・この辺が備わっていれば、顔立ちの美醜などは眼中になく、とにかく「かわいい~」となる人間。

 

もしかしたら、この「乳幼児=無条件かわいい」派は多数派なのかもしれない。

人類の生存戦略として、「赤ちゃん=かわいい」と脳が認識するようにできているとどこかで読んだことがあるし。

子持ち・女でこの認識機能が鈍めな私のような人間の方が少数派なのかもしれません。

 

 

【2】自分の子どもに似ているから、かわいく見える説

私がよくウォッチしている、息子の写真をアップしまくっている自称インフルエンサーが、「私の子どもと○○さんのお子さん、似ているんです」って写真を送ってもらうことがある、みたいなことを言っていました。

 

そうか・・・自分の子どもと似ているから、その子がかわいく見える人達もいそうな気がする。

 

自分の子どもは世界一かわいく見えるもんな。

だからその子が自分の子に似ていたら「(うちの子に似て)可愛すぎる💕」って言いたくなるかもしれない。

 

 

【3】美しい=かわいい説

そして、顔立ちが整っている、見た目のバランスがいいなどの、「かわいい」。

これは「説」というか、「かわいい」の本来の使い方だな。

 

 

「かわいい」は、すれ違う

さてさて、ここまでで「かわいい」には3つの意味があるのではないか?というお話をしました。

この3つが、すれ違っているのがSNSの世界なのではないでしょうか?

 

多くの子どもに対して好意的な層、「子ども=かわいい」がインプットされている人は、「【1】子どもであれば無条件で~」で「かわいい」が発動し、また「【2】自分の子どもに似ているから~」でも「かわいい」が発動します。

まぁこの範囲でSNSでやり取りしている分には問題はないのでしょう。

 

でも、ふと【3】の層との接点ができてしまったら?

もし、「うちの子は、(【3】の意味での)かわいいから、芸能界に入れようかしら」なんて思ってしまったら?

・・・なんだか、そこが不幸の入口になってしまいそうで、私は怖い。

 

 

面と向かって「かわいくない」は言わないけれども

私自身、自他ともに認めるブスなので、他人に「ブス」「ブサイク」と言われる悲しさはよく理解しています。

でも、逆に「淑子だって・・・かわいいよ?」という100%嘘の「かわいい」を優しさで言われる悲しさだって、経験しています。

 

そして、そんな私も、他人を美しいとかそうではないとか、そういうモノサシで見てしまう。

いや、そんな私だからこそ、気になってしまうのだろうか?

全然かわいくない子に、「可愛すぎます💕」と言ってしまう人と、その言葉に勇気づけられて、更にかわいくない写真をアップし続けてしまう、そんな人の姿が(あ、正直な言葉が出てしまった)。

 

ああ、かわいいの意味がよくわからない・・・

 

 

「ブスはわきまえて」は嫌いなんです

でも、私は「ブスはわきまえろ」的な話は嫌いなんだよな。

ブスだから卑屈になって、美人には敵わないとか言っちゃうのも、嫌い。

だから、「ブサイクなのにSNSに顔出しするな」と言われると、それはちょっと腹が立つ。

 

それなのに、「可愛くない子どもの写真をそんなにSNSに載せないであげて」と思うのは、どういうことなのか?

本人の自由意志で載せていないからなのか、それとも私が結局「ブスはわきまえて」に縛られているからなのか・・・

 

上手く言えないけど、やっぱり、「言うのは失礼だけど、思うことは止められない」って話なのかな。

今は、どんどん「ハラスメント」って言葉が浸透してきて、容姿に触れるのはナシって風潮になってきているけど、でもまだ気にせず容姿についてあれこれ言う人だって、いる。

「失礼なことを言う人」は、残念だけどゼロにはならないだろう。

だから、自分の意思で載せるかどうかを決める年頃になるまで、「かわいい」の言葉に負けて、調子に乗って写真を載せちゃダメだと思うのです。

 

 

「かわいい」のバリエーションはさらに広がる

話は戻って。

かわいいの使い方のバリエーションは、まだまだありますね。

 

【4】「とりあえず言うことがないから言っておこう」くらいのノリの「かわいい」説

【5】面白い・変わっているの「かわいい」説

 

【1】~【3】よりも、これが多いのかもしれないな。

私もよく使ってしまう。

 

色々な意味が含まれる「かわいい」。

決して美醜だけの話ではないということを、使う側としても、受け止める側としても、心に刻んでおこうと思いました。

 

 

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