こんにちは、ドクダミ淑子です。
私は不思議なのです。
ネットで誰かが謝った時、なぜか「謝ったから偉い」と褒められていることが。
謝っただけで褒められる?
例えば、こんなことがありました。
Twitter上で、ちょっと周りの人への配慮に欠けるツイートを見たので、私がそれを指摘しました。
するとその人は、それを削除し、こう投稿しました。
「私の先ほどのツイートは不快に思われる方がいたので削除しました。申し訳ございませんでした」
その後に付いたのは、称賛のコメントでした。
「きちんと謝るなんてすごい」
「誠意ある対応ですね」
「なかなか出来ることではない」などなど。
ただ私は、それで納得がいったわけではありませんでした。
なぜなら、その人は同じような事を何度も繰り返しているから。
発言することは自由なので、私もそんなに他人の言葉にうるさいことは言いたくないと思っています。
ただ、私のツイートにぶら下がる、リプライという形で何かを残すということは、私のフォロワーさんにもそれが目に触れるということになります。
特にそれが私のツイートの趣旨を捉えずに、関係ないことを主張し続ける時、私が言っている事自体が歪んで伝わりかねないなと思うことがあります。
そういった時には、指摘し、削除をお願いします。
この話もまあそれに近いものだったんですね。
私はそういった 行動自体を見直してほしいなと思っているのですが、その人はツイートを削除すればそれで済むと思っているし、周りの人は「ちゃんと謝ったから偉い」と謎の褒め方をしています。
これだと同じことの繰り返しなんだけどなぁと、がっくり来てしまいました。
なんで謝ったら偉いのさ?
そもそも、「謝ったら偉い」ってどういうことなんですかね?
私が思い浮かべるのは、子ども同士のトラブル。
「ちゃんとごめんなさいできたねぇ!偉いねぇ!」
幼児ならきちんと「ごめんなさい」ができたら褒められるところですが、大人になってもこれで褒められるのは謎で仕方がありません。
大人に求められるのは、何が悪かったのかをしっかり理解できているかどうか、そして同じ間違いを繰り返さないためにどう行動を変えるのか、だと思うのですが・・・
それもなく、ただ謝ったからといって称賛されるのはおかしいなと思います。
まぁこれは、謝らない人が多いからということも言えるのかもしれません。
大人になると、何かと言い訳をして、結局自分の非を認めなかったり、別のものや別の人に責任をなすりつけたりする人は出てきます。
政治家なんてその最たるもので、「陳情を聴くため」だの「店を支えてお金を落としてあげたい」だの、よくわからないことを言いながらキャバクラやラウンジや高級クラブに行くのです。
その人と比べたら、きちんと自分の非を認めて謝ったというのは、偉いと思われてしまうのかもしれません。
でも、謝らない人が-100で、謝る人が-50というだけで、どっちもマイナスではないでしょうか?
何かミスをした時点でマイナスで、それを二度と繰り返さないようにしたり、その後の働きでゼロに戻し、そこからプラスに持っていけるかどうかという話なのです。
だから謝っただけで偉いなんていうのはおかしいし、そんな風に褒め合う人達は小学生未満だと思うんですよね。
小学校からやり直して来いっていう話。
とはいえ、小学校でも低学年ならまだ「ごめんなさいしたの?偉いねぇ」かもしれないけど、中学年あたりから「あの子は謝るけど、また同じことするからなぁ」って言われちゃいますよ。
「謝ったら偉い」が通用する世界
そう考えると、「謝ったから偉い」って言う人は、どういう世界に住んでいるのだろうか?と謎に思います。
少なくとも、「ビジネス」の世界には住んでいない。
謝ったら偉いはビジネスでは通用しないからです。
謝るなら原因と再発防止策をセットで伝えるべきですし、謝らないなら徹底的にごまかすか丸め込むべきだからです。
どっちもせずに「ごめんなさい」「偉いねぇ」がビジネスの世界で通用すると思っているなら・・・その人はビジネス未経験だとみなします、私は。
こちらもどうぞ