ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

色紙を読みながらしみじみする

f:id:dokudamiyoshiko:20201125135720j:plain

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

先日、産休に入ったのですが、最終日にプレゼントと色紙を貰いました。

改めて色紙を読み直してみて、しみじみしたので今日はその話を。

 

 

もともと、「社内政治」が出来ない新人でした

私が新卒で入社したのは2008年。

当時はまだ、今の3分の1にも満たない従業員数で、どちらかというと「やる気!熱意!根性!」「とにかく飛び込み営業の数を増やすことが売上アップのコツだ!」「靴が擦り切れるまで歩け」「一度会社を出たら夜まで帰ってくるな」という社風。

体育会系出身の社員ばかりかつ、あまり「理屈」が通じない人たちばかりでした。

ざっくり&わかりやすく言うと、「ド根性ヤンキーの足軽兵」ばかりいる会社。

コミュニケーションは、タバコ部屋か、22時以降の居酒屋。

 

考え方も、思考回路も、生活スタイルも、正直なところ、あまり合わない人が多かったです。

その中でも、割と「戦略を練ってアプローチ」系のグループに配属されたから、まぁやってこれたけれども、どうやって他の人たちと仲良く・・・というか普通にコミュニケーションをとっていいのかすら、分からなかったな。

 

そしてそんな状態で、私は変な方向に進んでしまったのです。

「社内政治なんて関係ない。自分が成績を上げればそれでいいじゃないか」と。

 

まぁ、それで上手く行けばいいんですけど、入社1年目で周りの助けを得ずに上手く行くほど、私は要領は良くありませんでした。

おまけに、「新人ならではのキャピキャピ感」「とりあえず若くて可愛いから会ってみようかなと思わせる顔面」ではなく・・・結果は全然売れなかったですね。

 

それでも、先輩方に助けを求めることもできなかった。

というか、自分の過ちに気づいたころには、リーマンショックのリストラで、根性タイプ&お色気タイプの先輩方はほとんど退職してしまいました。

 

そのへんは、ここで少し書きました。 

www.dokudamiyoshiko.com

 

 

親の心、子知らず

新人時代、ちょっと自分と違うタイプの先輩方に困惑し、ちょっと距離を置き、頼れなかった私が、いつ、どのタイミングで「社内」に目を向け始めたんだろうか?

色々考えたけれども、自分自身が「ベテラン」になってからだな・・・と思いました。

 

その前に、私を育ててくれる先輩や上司が、入社3年目くらいになって表れてくれたんですね。

というか、もう「コイツは仕事できないけど、入社3年以内に辞めることもなさそうだから、育てるしかない」と仕方なく育成をしようと思ったのかもしれない。

とにかく、親身になって、時には私を泣かせるくらい、叱ってくれました。

 

でも、当時はその先輩方に対して、あまり感謝をしていなかったんですよね。

それよりも、少し兆しが見えてきた営業の仕方や、お客様に向かうことが楽しくなってきて、100%お客様に向きながら、おまけの20%で先輩のアドバイスを聞いていたくらいのスタンスで。

 

そしてその先輩方も退職・異動・職種変更などで少なくなり、気づいたら自分がベテランになってから、初めて「社内」に目を向け始めました。

数は減ったと言えども、まだいる先輩方1人1人の強みはどこなのか?とか、この後輩をどうやったら上手く導けるか?とか、社内的に推進したいこのサービスを、誰に・どのように売ってもらうか?などなど。

 

どうしたら上手く伝わって、上手く動いてくれるだろうか?

――そこでやっと、私を育ててくれた上司や先輩の苦労を知ったのです。

 

ああ、頑固な私を上手く動かし、導いてくれた先輩方って、本当に大変だっただろうな、と。

 

 

色紙を見ながらしみじみする

さて、そんな私がもらった色紙を見てみると、こんなことが書かれていました。

 

若手からは、「優しく教えてくれた」「丁寧に説明してくれた」ということが沢山書かれていました。

まぁ、若手には極力優しいお姉さんでいようと努力していたからな。

 

中堅層からは、「厳しくも導いてくれた」「自分のここまで成長できたのはドクダミさんのおかげ」という言葉がありました。

お世辞でも、こういう言葉は嬉しいな。

 

同期~先輩からは、「ドクダミがここまで成長できるとは思っていなかった」「頑張ったな」という声が多かったですね。

まぁ、そうだろうな・・・私もこういう色紙がもらえる存在になれるとは思っていなかった。

 

 

振り返ると、道は出来ている

「3年は腰を据えて働く」とか言うと、古いとか老害とか言われるかもしれないけれども、私はやっぱり、よっぽどヤバい職場ではなければ、ある程度年数を重ねて働いてみる方が良いと思います。

 

半年じゃ成長を感じられないことも、1年経てば実感できるかもしれない。

1年じゃ手ごたえを感じられなくても、3年経てば大きな成長が見られるかもしれない。

ある程度歩いてから振り向いた方が、今まで歩んできた道が、ちゃんと見えるのです。

 

長く働けば働くほど、あなたの性格や行動パターンを理解してくれる人も増えるし、発言権も強くなる。

特に私みたいな、入社直後ポンコツだった人は、長く働いたからこそ、今があるんだよな・・・と思うのです。

 

 

こちらもどうぞ 

www.dokudamiyoshiko.com