こんにちは、ドクダミ淑子です。
35歳になった今、思うことがあります。
「昔よりも人間関係で悩むことがなくなったなぁ」と。
人間関係が上手く行かなかったころ
別に、いじめられてたとかではないのです。
でも、なんか集団の中で、疎外感を感じることがあったり、「あ、私空気読めてないな」と思うことがあったり、「この集団といるのはしんどいな」と思ったり・・・なんとなく上手くやれてない感っていうのはあった。
大学でうっかりチャラいサークルに入った時も、新卒で就職した時はヤンキー&体育会系気質・社内抗争・社内恋愛&不倫なんかで、「この人たちと私は根本から違うな」と思ったこともあった。
仕事だって、「なんでこの人はこんなに高圧的なんだろう?」とか、「理不尽なこと言われてるなぁ」とか、「そういう意味で言っているのに伝わらない」とか、お客様とうまくコミュニケーションとれないなと思うことは、入社してから5年くらいはあった。
先輩にも「言い方の問題だけど、腹立つ」とキレられたこともあったな。
今思うと、そういうのって全部、「そういうタイプの人間の攻略法」を知らなかったからではないか?と思ったのです。
一度パターンを覚えて攻略すれば、次は怖くない
たとえば、最近話題にしている、ゴリラ人事課長。
こういうタイプも、初めて出会った時はすごく狼狽したし、振り回されたし、怒られたし、悩んだ。
でも、今回はもうこの手のタイプは何回目だ?って感じだったので、対応は別に苦ではなかった。
このタイプには、こういう言い方をすれば納得してもらえる、こういう対応をすれば好感をもってもらえる・・・っていうのが、ほとんど当たるんだもの。
私のデータベースの中にある方法で、対応できたのです。
人間図鑑を埋めながら生きている
そんなことを考えていると、思うのです。
人って、人間図鑑を埋めながら生きていくのかもしれない、と。
人間の新種のタイプを発見して、解説を書いて、攻略法を書いていくと、色々な人とコミュニケーションが取れるようになっていくのです。
私は就職して営業をやり、色々な人と接することで、この図鑑がたくさん埋まり、人との付き合いのやりづらさを感じることが減ったのではないだろうか?
図鑑が埋まらない人は
そんな図鑑理論で考えると、大人になっても人間関係につまずく人は、もしかしたらこの3つの可能性があるのではないと思うのです。
1つ目は、新種に出会わないタイプ。
自分と同じような考え方の人とだけしか接しなくて、自分が知っている種類(自分と同じような種類)だけが全てだと思っている。
そういう人が、うっかり新種と会ってしまうと、対応できなくてフリーズしてしまう。
これは、子どもの頃によくある話だと思うし、若い頃の私もこうだった。
2つ目は、新種に気づいていないタイプ。
「この人は、私のこれまでに出会ったことがないタイプだぞ」ということに、気づかない。
気付いていないから、今までのタイプに当てはめて接して、失敗する。
社会に出たばかりの私は、これだったかな。
3つ目は、解説や攻略法がいつまで経っても埋まらないタイプ。
新種に出会っても、きちんと対峙しないから、解説が書けず、結果、攻略法もわからない。
いつまで経っても「対応」が上手くできないのです。
そう思って、色々なところでの「トラブルメーカー」を見てみると、ああ、この人はたぶんこういうタイプに対する攻略法が埋まっていないなと思う。
大人になればなるほど、本当は色々な人と接して、自分の図鑑は埋まっていくはずなのに、何かがそれを妨げているのです。
鈍感さなのか、対峙しないで逃げてしまうからなのか、思考力の低さや記憶力の悪さなのか・・・
まぁそれでも、自分と同じタイプが多い世界で生きていれば支障はないのですが、外に出ていこうとして、もしくは外に出ざるを得なくて、上手くいかない・・・そんな人が、「生きづらさ」を感じるのかもしれない。
図鑑はまだまだ空白ばかり
とはいえ、私だって、人間図鑑がコンプリート出来ているわけではありません。
最近も、ネットでのお付き合いについて悩んでいたし。
さらにこれから、「ママ友」という新章も出てくるのです。
でも、どんな人に出会ったとしても、ちゃんと対峙することが大事だなと思っています。
- どういう意図でその発言をしているのか?
- どういう思考回路なのか?
- 何を持って(感情・論理・損得などなど)動いているのか?
- どういう言い方をすれば、伝わりやすいのか?
この辺をしっかり考えながら、図鑑を埋めていく。
図鑑を埋めた上で、お付き合いを深めるかは、また別問題。
これも1つの、成長なのでしょうね、きっと。
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