こんにちは、ドクダミ淑子です。
りぼんの付録に、婚姻届がついたことが話題になっていました。
『りぼん』異例の付録“婚姻届”狙いは読者開拓 結婚憧れる“女子あるある”共感 | ORICON NEWS
私は「微笑ましいな」と思ったのですが、一部のご意見も見てしまいました。
- 結婚を押し付ける社会の圧力だ
- 異性愛しか認めない洗脳
- 結婚式とかプロポーズなどの植え付け
- 結婚を良いものだと思わせないでほしい
- 嫁姑問題・親の介護・離婚などもセットで理解させたい
こういうのを見て、私は思ったんですよね。
「なんで、子どもに夢を見せることをこんなに嫌がる大人、真実とやらを見せたがる大人がいるのか?」と。
子どもの頃の妄想ってそんなもんじゃない?
りぼんなんて、小学生向けの雑誌ですよ。
子どもの頃なんて、「私、○○君と結婚する~」とか言っちゃうじゃないですか。
幼稚園・保育園でも「僕、○○先生とケッコンする~」とか、「ママ(orパパ)と結婚する~」とか言うじゃないですか。
そういうの、「かわいいなぁ~」「そうなんだ~ウフフ」で終わりじゃないですか?
それをさ、「結婚は、法律上18歳(or16歳)にならないとできないので、今はできません」「あなたが成人する時には、○○先生は○歳になりますが、それでもいいの?」「既婚者なので重婚はできません」「あなたは私の子どもなので、結婚することはできません」とか言うのかね?
そこまでムキになる必要が、どこにあるのでしょうか?
相合傘に名前書いてムフフってするようなものでしょ。
それにケチをつけるって、どういうつもりなのでしょうか?
子どもは子どもらしくいてほしい
「子どものころから、○○を学ばせたい」みたいな大人って、ちらほら見かけるけど、子どもでいられる短い期間に、子どもらしくいさせないって、私はとても不幸なことだと思う。
子どもの時から、カネカネ言ったり、稼ぐことに注力したり。
高卒の子、18~19歳がしっかりしていると言うのも、なんだか悲しい。
あと、子どもに嫁姑問題とか愚痴ったり、家族の対立に巻き込んだり、介護問題に関わらせたりも、私はおかしいと思う。
離婚は結果的にそうなることもあるけど、子どもに結婚と離婚をセットで教えるっていうのも、なんだかモヤモヤする。
子どものうちは、余計な心配ごとはしないで、好きなこと・遊ぶことを沢山してほしい、と私は思っているし、そういう風に育ててくれた両親には感謝している。
LGBT問題を子どもにどう教えるか
この話には、同性婚を認めず、異性婚至上主義の刷り込みみたいな話もありました。
私は、LGBTの問題を具体的に子ども時代に教えることにも疑問をいだいています。
具体的に、LGBTがどうのこうの、ではなく「世の中には、自分と違う好みや考え方の人がいる」ということを教える方がいいと思う。
服装が違う、発言が自分とは合わないからと言って、「おかしい」「排除しよう」「正してやろう」と思うのではなく、受け入れること。
そういうことを教える方が、どんな時にも使えることだと思うのです。
LGBTの具体的なことは、自分自身の性を意識するようになったときに、他の人についても考えればいいことではないかと思う。
必要になった時に学ぶから、身に付くのだ
なんでもかんでも、小さい頃から学ばせたいとか、学校で税金のことを教えるべきとか、そういう話が出てくるたびに思うのですが、必要性を感じないときに、社会のしくみを学ばせても、身につかないんですよね。
お金のことも、法律のことも、その人が本当に必要だと思った時に学ぶから身に付くものなのです。
最近の私だと、妊活のことや妊娠・出産のことなど、今になって急速に情報を集めだしているけど、つい最近までは関心もなかったもんな。
そういうものじゃない?
だから、高校までの勉強で大事なのは、基礎的な「考える力」とか、「疑問を持つ心」とかだと思うのです。
「いや、普通に考えて、これ、おかしくない?」って考えるような脳みそ。
たとえばでいうと、こういう話。
だから私は、りぼんの婚姻届でドキドキして、こっそり好きな子の名前を書いて、ウェディングドレスの妄想をしちゃうような少女がいるとしたら、それは微笑ましく見守りたいと思っているのです。
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