ドクダミ自由帳

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【マンガ感想】1122(いいふうふ) 夫婦だから分かり合えない?

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

7/20に発売された、1122(いいふうふ)の最終巻を読みました。

 

 

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※このブログは、ネタバレを大いに含みます。

 

感想文を最初から読みたい方はこちらから。 

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どんな話なの?

公式サイトによると、7巻はこんな内容です。

 

「公認不倫」を選択した夫婦・いちことおとや。“恋人”の美月と別れたおとやは、いちことの絆を確かめるが、美月の言葉が呪いとなりセックスができない。そんな中、いちこの風俗体験を知り傷ついたおとやは家出をし、しばらく別居することに。ある日、体調の悪いいちこの看病にかけつけたおとやは、EDの不安など本心をいちこに打ち明ける。おとやの言葉を真剣に受け止め悩むいちこに、風俗体験で知り合った礼から「会いたい」と電話が来て……。一方、妊娠した美月と志朗は、夫婦関係を再構築するために努力していた。海外に転居する前におとやに会って謝りたいと願う美月は、おとやと再会して――。セックスレス、公認不倫、妻の風俗、夫のED、別居……悩んだり迷ったり間違ったりしながら、たどりついた夫婦の“今”がある。これから選び取る、幸せのかたちとは。「結婚」とは何かを問いかける意欲作、ついに完結! 息をつかせぬクライマックス!! 

 

公認不倫から始まったこの夫婦、一体どうやって終わるのだろうか。

最終巻はバタバタの展開でした。

 

 

自分勝手だなと思った

まず読み終わって思ったのが、「いちこって本当に自分勝手だな」ということ。

突然子作りを始めようと言ったと思ったら、それを止めて離婚を切り出し、葬式には来てもらってまた別れて、マンションを売る手前で売るのやめてラストシーン・・・っていう流れをガーって読んで、そう思ったのです。

 

7巻の前半に、礼くんに「(旦那さんに)振り回されてる」って言われてたけど、おとやんの方がよっぽど振り回されてるなぁ・・・と思ったの。

 

 

お互いに振り回されるのが夫婦なのか?

とはいえ、夫婦とか家族って、お互いがお互いを振り回すものなのかもしれないとも思っうこともある。

違う人間が一緒に暮らすということは、何らかの影響をさせ合うし、一方が我慢し、また一方も我慢するみたいなことがあるだろう。

それが夫婦だから、と言ったら、まぁそうなんだけどさ・・・

 

だけどさ・・・

 

 

気持ちを伝える前に自問自答すること

何がモヤモヤするかというと、突然離婚を切り出すところなんですよね。

無防備な相手に突如死角からフックをかます、みたいなものでしょ。

おとやんが不憫でならないの。

 

こうやって、色々考えていると、いちこの行動パターンって、すごく一人よがりなんだなということにたどり着いた。

 

パッとひらめいて、「子どもを作ったら道が開けるかもしれない」って思って猪突猛進で子作り(不妊治療)してみて、それが行き詰まったら「子どもができて家族になろうと思ったのは、夫婦がしんどいからだ」結論付けて離婚を切り出すんですよ・・・

そして、悩んでいる間は、2人で話し合うのではなく、とにかく自分の殻に引きこもる。

今回はもう1人のいちこと会話をするわけでもなく、どっちかというと思考停止っぽい感じ。

そしてパッと結論を出してしまう。

 

その間、おとやんはただ何もできず、同じ家の違う部屋にいるだけなのだ。

 

前回は、いちこには心の内を話せる人がいるって書いたけど、そうじゃなくて、壁打ちみたいな感じで他人にボールをぶつけながら、結局自問自答してただけなんじゃないかなと思った。

 

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その姿勢は、最後の最後まで、あまり変わったと思えなかった。

 

それは果たして、いい夫婦なのだろうか?・・・私はずっとそんなことを考え続けていた。

 

 

感情をすぐに吐き出せないタイプ

でも、どちらかというと、私もそういうタイプではあるんですよね。

感情的にガーっと言葉をぶつけることは、あまりない。

モヤモヤしていることは、溜め込む。

そして、それを整理して、言語化し、時にはブログに吐き出す。

今のところ夫婦で大きなトラブルがないから、それでうまく行っているかもしれないけど、もしかしたらこの「モヤモヤ感じる→まとめる」の時間が長すぎたり、きっかけから結論までが飛躍しすぎてしまったりすると、いちこのように、突拍子もないことを言い出す人になってしまうかもしれない。

 

 

夫婦は近すぎるのだろうか?

家族って、夫婦って、近すぎて心の中の小さな違和感を言ったり、小さな小さな不満を口に出すのって、難しいのかもしれない。

だからといって、溜めすぎるのもよくない。

 

だから、茶飲み友達なのかな・・・

日常のちょっとした不満を笑い話に変えながら、今の自分の満足感を高める。

 

でも私は、やっぱり茶飲み相手の1人も、夫であってほしいと思ってしまうのだ。

 

 

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