こんにちは、ドクダミ淑子です。
Twitterで流れてきた、はあちゅうさんのFLASHで連載されている対談記事を、ついつい読んでしまいました。
そして、ゲンナリしました。
「この人、まだ家事が大変とか言っている・・・」と。
なぜ、そこまで家事が大変で大変で大変で仕方がないのか?
今回は、その辺を考えてみようと思います。
はあちゅう&しみけん「家族会議」を読んでみた
読んでみたのは、はあちゅう&しみけんの「家族会議」。
はあちゅう&しみけん | Smart FLASH[光文社週刊誌]
2019年の8月から、ほぼ週1で連載されているのね、これ。
一体、私のようなネット姑や、いざこざ大好きゴシップガール以外の誰が喜んで読むのでしょうか?
さて、ここから「家事」に関する記述を抜粋してみましょう!
・・・と鼻息荒く読んでいったんですけれども、はじめの方って、そんなに「家事!家事!大変なの!私イィィ!!!」って感じじゃないんですよね。
はあちゅうさんも、しみけんさんも、「二人の形」みたいなことを語っている。
ほう、イイ感じの二人ではないか。
しかし、そんな平和な話では終わらず。
2020年4月くらいから、その雰囲気も変わってきます。
はあちゅう&しみけん「家族会議」片づけ方は夫婦の壁 | Smart FLASH[光文社週刊誌]
ここでは、その前の「清潔の感覚が違うよね」という話から発展して、私が片付けている!子ども用品は私の部屋に置いている!とキレ出します。
はあちゅう&しみけん「家族会議」見えない家事はケンカの元 | Smart FLASH[光文社週刊誌]
次は、荷物を受けとるのは私!の話。
- ティッシュやトイレットペーパーみたいな日用品の在庫管理とストック
- しみけんのヤクルト、ミルミル、ヨーグルト、卵、ブロッコリー、キャベツ、ミニトマト、オクラを買う
- トレーニング向けの冷凍食も、配達を受け取って冷凍庫に入れてる
- 家の粗大ごみ出すのも、ネットで申し込みもする
食事をして片付けずにでかけるしみけんも問題だけど、その皿をラップするのも私!
そして、書類は、だいたい私が書いてる!の話。
- 保活の書類
- 子供の予防接種の書類
- マンションの契約書
- 駐車場のシャッターキーの返却書類
あと、しみけんの本の進行管理をしたとか、そういう話で、私は締切を守り、レスの速い、仕事のデキる女アピールも欠かせません。
最新記事では、映画の話をしているのに、「そもそも、けんちゃんが映画観てる時間に私、息子の寝かしつけしてるからね。映画だけに集中できる環境って、すごく贅沢だと思うよ」とか、私が家事やってますアピールを挟む。
ああ、家事が大変で大変で大変なんですね。
でもなんだろう、この違和感は。
家事ってそんなに大変なの?
私は今は子どものいない主婦(ってフルタイム正社員ですよ)ですので、家事負担はそこまで大きくないかもしれませんが、家事ってそんなに大変なの?と疑問に思うのです。
掃除はロボット掃除機だし、食洗機もあるし、洗濯機だってドラム式にしたら入れるだけだし、料理だって、楽しようとしたらいくらでも楽できるじゃん。
ゴミ出し?クリーニング?外出の時に一緒に行けばいいじゃん。
雑誌をヒモで縛る?1分で終わるけど。
粗大ゴミ?年にそのイベント何回あるの?
子どもができたら掃除も洗濯も頻度が上がるかもしれないけれども、基本的にはボタン1つ、もっとうまくやれば予約で何もしなくても勝手にやってくれるような時代に、何をそう大変大変と騒いでいるのだろうか?
はあちゅうさんなんて、家事代行も実母も入れているんでしょ?謎過ぎる・・・
家事の能力が低い人ほど、大変なのだ
ここで思い出したのは、私の母のことです。
私の母も、はあちゅうさん同様、常に「家事が大変」と言っていました。
洗濯物はあふれ、皿もあふれ、紙類は散らばっていました。
野菜も腐らせていて、ひどいときはキュウリが液体化してたな。
特に、パートに出るようになってから、母のキャパは完全にオーバーしていました。
そう、家事能力って、かなり差があると思うんですよ。
家事力が100の人は、50の家事を難なくこなせるけれども、家事力が10の人が50をやろうとすると、その人にとってはエベレストを今から登れ状態になる。
そして、登る前から「無理・・・」と諦め、更に家事を溜める。
だから、休みの日にまとめてやろうと思って放置、そしてやろうとしたときには50だったやることが100に進化し、更に大変なことに。
そういえば、平日フルタイムで働き帰宅した父に「私は大変だ!皿ぐらい洗え!」と怒鳴っていましたね。
それで、父の皿洗いが雑だと、キレていました。
さらに、学校の宿題で「家族の仕事」をまとめるというのがあり、父の仕事に「皿洗い」と書いたら怒られました。
なぜなら、父は夜しかしないから。
と言っても、母は朝食も昼食の皿も溜めていましたけどね。
子どもながらに、色々とクエスチョンマークが上がっていました。
どうして苦手な家事を手放さないのか
今考えたら、子どもに手伝わせればよかったと思うんですが、母はそれをしなかった。
なぜなら、「自分の仕事は自分でやらなければ」という妙な責任感があったからです。
そうやって、仕事を溜めてから、一気に片付ける。
次に何をするかというと、「私はこれだけ頑張っている!」と子どもや父に対してのアピールでした。
これも、はあちゅうさんと一緒ですね。
私の身近なところにも、はあちゅうさんはいたのです。
その時の私は冷めた子どもだったんでしょうね。
なんでこんなに「感謝」「褒め」を求めているのか?不思議で仕方がありませんでした。
父としては「俺は仕事をしてきたのに、更に働いている!俺だって頑張っている!」という感じだったので、母の心は満たされず、結局、溜めに溜めてからやる家事スタイルは、子どもたちが少しずつ家を出ても、私が大人になるまで直らなかったし、今はコロナ禍の影響か、結構ひどい状態になっていました。
家事能力が低いは自覚しづらい
家事って、自分の家のことしか見えないから、それが普通か異常かなんて、あまりわからないんですね。
実家を出たり、他人と暮らしたり、主婦向け番組や主婦向け雑誌などで勉強しない限り。
はあちゅうさんや私の母の場合、家事はかなり苦手なのでしょう。
でも、それはわからないし、認めたくない。
だから、「自分の家事能力が低い」ではなく、「家事が大変だからできない」と、できない理由を書き換えるのです。
そうやって、大変だ大変だと騒いで、だから褒めて!お礼を言って!私の頑張りを認めて!みたいに、周りに求めるようになる。
こういう人たちは、どうやって動かしたらいいんだろうか・・・?
実家が心配な私は、さらにゲンナリしました。
さて、最後に、はあちゅうさんの記事から、印象に残った言葉を引用して、締めたいと思います。
すべての人類は、家事に行き着くと思うんだ。家事というのは、大きく言えば、人間が身のまわりを整えることでしょ
これは、性欲と仕事欲が減って、意識が内に内に入ってきているという時の話でした。
今は、この時期とは逆になっているのかもしれませんね。
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