ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

私は、ゴミ屋敷の遺伝子を持っている

f:id:dokudamiyoshiko:20200619191203j:plain


こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

話すと長くなるんですけどね。

タイトルの通り、私はゴミ屋敷の遺伝子を持っているのです。

今回は、そんなお話を。

 

 

育った環境が汚かった

私の子供の頃は、家が汚かったです。

といっても、「ゴミ屋敷」ではなかったな。

洗濯物がドカンとコタツテーブルとかソファに置かれて、色々なもの(プリントとか本とかDMとか)が散らばっている家。

でも、ゴミはゴミ箱に捨てられているし、定期的に掃除もされていたから、準ゴミ屋敷レベルかな。

 

そういう家で育つと、それが当たり前だと思っちゃってたんですね。

だから、小学校低学年の時には、自分の荷物とか教科書とかノートを、机の中じゃなくて、床に置いていたらしい。

ナチュラルに、自分の家と同じことをしてきたのですね。

 

時が経つと、「どうやら、ウチはそんなにキレイじゃないかもしれない」と気づき始めるんですよ。

友達の家で遊ぶようになってから。

 

私の母は、一応自分の家が汚いことを実感していたようでしたので、あまり友達を呼びたがりませんでした。

 

でも、そんな中、私は自分の家より汚い友達の家を見てしまったのです。

その家も、とにかくモノが多いタイプの家でした。

足の踏み場のないほどに散らかり、何かをどけて空いたスペースにとりあえず座る、みたいな。

 

私は衝撃を受け、そして安心してしまいました。

衝撃は、ここまで汚いのに隠さないこと。

安心は、「ウチより汚い家があるじゃん」ってこと。

 

ここ、ポイント!

自分の家より汚い家があると、人は安心するのです。

そして、自分の家なんてそんなに汚くないじゃんと錯覚するのです。

 

 

親戚の家がガチゴミ屋敷

さて、そんな時代を経て。

小学校高学年か、中学校の時に、今まで行ったことのない親戚の家に行くことになりました。

母親に「すごいから」と言われて行ったそこは・・・リアルガチのゴミ屋敷でした。

 

ゴミの量が半端ないし、臭いもすごいし、ハエ(小バエじゃないやつ)もブンブン飛んでいるし、お茶はなんか酸っぱいから湯飲みの中で吐いたし、もらったお菓子は賞味期限が半年くらい切れていたし、新聞やチラシが床を見えなくし・・・ああ、これがテレビでよく見るゴミ屋敷の住人か・・・と思ったのでした。

 

住人たちは、この環境が汚れているということに気づいていないんですね。

それがまた、恐ろしかった。

ここで、ポイント2なのですが、ゴミ屋敷の住人って、マジで自分が住んでいる環境がやばいと気づいていないのです。

だからこそ、住めるっていうのもあると思うけど。

 

 

ゴミ屋敷の遺伝子

恐ろしいのが、この親戚がわりと近い親戚だったこと。

父方の親戚なので、母はボロクソに文句を言っていました。

 

私は、「自分の中にもこのゴミ屋敷を作る遺伝子とか才能とかがあるかもしれない」と恐怖しました。

とか言いながら、まだ自分の部屋もぐちゃぐちゃだったんだけど。

 

 

部屋をキレイにした

そんな私の部屋がキレイになったのは、25歳くらいの時のこと。

 

今までなんだかんだで保存していた、教科書・ノート・プリント・参考書などなどの紙類をすべて捨て、マンガや小説も本棚に収まる量に整理して、服も捨て、Windows2000も捨て、家具もカーテンも変えて、いきなりキレイな部屋になりました。

 

そこから、自宅の整理も口を出すようになり、家全体がそこそこキレイになりました。

 

 

ふたたび、ゴミ屋敷に

その後も私はキレイな部屋をキープし続け、自宅もそこそこキレイになっていたのですが、結婚を期に家を出て数年後、おそろしい光景を見てしまいました。

 

先日、仕事で実家周辺に行くことになったので、実家にちょっとした届け物に行ったんですね。

当日に連絡をして、母も父もいない実家に入りました。

 

そこで見たのは・・・私が小さい頃よりさらに汚れた家でした。

洗濯物は廊下まで溢れ、テーブルにはコップやお菓子の空き缶がならび、トイレは黒ずみ、洗面所はピンク汚れ・・・

 

私はトイレだけ使って掃除してから帰りました。

 

その後、母からLINEが来ました。

「散らかってるのがバレちゃった~」

 

散らかっている・・・というレベルではない!!

 

「〇〇(ゴミ屋敷の親戚)の家を思い出したよ」

「え?(ガーンの絵文字)」

 

そう、私の母は、あんなに悪口を言っていた親戚の家に近づいていることに、気づいていなかったのです。

あな、おそろしや・・・

 

 

やっぱり、ゴミ屋敷の遺伝子

母はコロナで引きこもり、何もせずに怯えていて、気力がなくなり、少々おかしくなっていたようです。

なので、このゴミ屋敷は一時的なものだと信じたい。

 

ただ、本人いわく、子供や孫たちが帰ってこないと掃除する気にならないようなので、見栄っ張りというか、誰かのためにしか頑張れないって面もあるのかもしれない。

コロナで帰れなかったからな。

 

どちらにしても、私は自分の中のゴミ屋敷の遺伝子を感じて恐ろしくなりました。

父方だけでなく、母方まで・・・!

 

現在の私の家は、いつでもルンバが走れるレベルにキレイです。

ただ、私の中にはゴミ屋敷の遺伝子があり、それは気づかない間に私を蝕んでくる可能性もあるということを、肝に命じておきたいと思うのでした。

 

 

こちらもどうぞ 

www.dokudamiyoshiko.com