こんにちは、ドクダミ淑子です。
最近の SNS の使い方についての議論を見ていると、思うのです。
これからの時代は、「言いたいことを言う」よりも、「言わなくてもいいことを言わない」という方が大事なんじゃないか?ということを。
余計なことを言うと、誤解されるから
たとえば、私のブログ。
Google アドセンスを貼っているので、PV数やクリック数に応じて、私に収益が入ってくる仕組みになっています。
だから、私がもしも「お小遣いを増やそう」と思ったら、PV数を増やすということを考えるわけです。
今月の私のブログは、いつもよりも数倍のPV数があるので、お小遣いもちょっと多めになりそうです。
その理由は・・・ 分かる人には分かると思うんですけれども、言う必要がないことです。
これを、私が「今月アドセンスの収益がめちゃくちゃ良い。誰々さんのおかげ!」なんていう風に書いたとしたら、どう思われるでしょうか?
「結局、お金のために書いているのかよ!?」
「面白いから読んでやったのに、利用されているみたいで嫌だ」
・・・って思いますよね。
私なら、思います。
「今月のお小遣い多かった」なんてちょっとした嬉しい報告をしたかったとしても、それを言った瞬間に、私は「お金のためにブログを書いている人」という見え方になってしまいます。
そんな私のブログなんて読みに行きたくなくなるでしょう。
でも、そういう、相手にとって余計なことを、ついつい書いたり言ったりしちゃう人が多くなってるなと思うのです。
炎上の原因は、読み間違いさせるスキマがあるから
炎上して修正する人って、この辺の「読み間違われてしまうかもしれない」っていう配慮が足りていないんじゃないかと思うのです。
ちょっと前から触れている、虐待疑惑の自称インフルエンサーの人とか。
小夏タクシー事件とか、まさにその最たる例よね。
んで、書いて誤解されて炎上してから、「そういうつもりじゃなかった」って訂正文を出すのは、めちゃくちゃカッコ悪い。
アップする前に、ちゃんと考えて、自分以外のキャラクターが読んだらどう思うかと考えて、できるだけ誤解されるスキマをなくして、アップする。
この作業ができないなら、アップしない方がいい。
言いたいことを言うだけなら、誰でもできるけど
「言いたいことを言う」っていうのは、誰でも出来ることです。
思っていることを、そのまま、その言葉の影響力であったり、相手にどういう風に感じられるかとか、どういうリスクがあるか、というのを何も考えないで言うからです。
そんなの簡単。
でも、逆に「言いたいけれども、これを言ったらこういう風に誤解されかねない」「こういう人が不快に思うかもしれない」と考えるのは、高度なテクニックになります。
言いたい事は言えるこんな世の中なので
言いたい事も言えないこんな世の中じゃ POISON(ポイズン)♪
・・・・反町隆史さんこの歌がリリースされたのは、1998年。
たしかにこの時代では、Windows95とか98で、ダイアルアップ回線で、言いたい事も言えませんでしたね。
でも、今の時代、ネット上で言いたい事なんて、言おうと思ったらなんでも言えるのです。
だからこそ、逆に「言いたいけど、本当は言わない方がいい事」はグッとこらえる方が、スマートな大人のふるまいだと思うのです。
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