こんにちは、ドクダミ淑子です。
「人の行く裏道に道あり花の山」
相場の格言で、ざっくり言うと、「みんなと同じことをしていたらダメっすよ」という意味ですね。
もうね、私のやっている人材サービスとかも、同じことを思うのです。
マジで。
売り手市場で動き、買い手市場で控えるって・・・
もうね、大半の人事担当は、こういうことを言うんですよ。
「コロナで先が読めないから、採用はとりあえず見合わせるわ」
まぁ、わからなくもない。
でも、同じ口がほんの3ヶ月くらい前には、こういうことを言っているんですよ。
「長い目で見て、会社の将来を担う人材を採用したいのに、なぜこんなに候補者の数が少ないんだ!」と。
そりゃそうですよ、少し前までは、過熱しているなってくらい、求人の数が増えてましたからね。
応募者は選びたい放題で、ちょっと田舎とか、ちょっと待遇悪いとか、ちょっと気になる点があれば弾かれていましたからね。
それが・・・ですよ。
たった3か月後には、「先が読めない」ですって?
「長い目で見て採用する」って言っていたの、嘘やん!?
そして、そういう会社はみんなと同じ時期に募集をかけて、「採用できない」と文句を言うのです。
ああ・・・不条理。
決断力のある人は、強い
結局のところ、人事の人も雇われている身ですからね。
業績が苦しい時期に「長い目で見て」「投資しよう」みたいなことを考えられない人が大半ってことなんですよ。
もしくは、上長の指示に従わざるを得ないわけで。
そんな中でも、3ヶ月前と同じように意欲的に採用活動をしている会社もあります。
担当の人は、相当発言力があるし、会社全体もいい判断力を持っているなぁ・・・と感心します。
そういう意味では、その会社の考え方とか、一緒に仕事をしている人の実力とかの見極めができた時期でもある。
そして、「今」動いている案件は、ハンパなく効果が出ている。
だから、スパッと採用できて、仕事が終わり、効率良すぎて私はすぐに暇になる。
貯金は、大事よね
そう、もう1つ。
こういう時期に採用活動をするためには、ある程度の「蓄え」が必要なのです。
ベンチャー企業とかで、「儲かった分はすべて社員に還元!」とか言って、会社の現預金なんてほぼないところもありますよね。
そして、それは「良きもの」として捉えられていることが多い。
会社が不当に搾取していない、みたいな意味で。
でも、裏を返せば、それって、こういう「予期せぬ事態」の時に給料が払えなくなる可能性もあるわけなのです。
そんな会社は、思い切って今の時期に投資するのは難しい。
不況の今だからこそ、会社の蓄えっていうものの重要さをひしひしと感じる。
そろそろ忙しくなりそう
とはいえ、私のいる関東地方も、そろそろ社会が動き出そうとしています。
「そろそろやろうかな?」なんて問い合わせも増えている今日この頃。
ああ、なぜみんな同じ時期に「そろそろかな?」って言いだすんだ・・・
今までちょっと暇だったけど、またドーっと問い合わせが来るのかな。
まぁ、仕事があるっていうのは良いことなので、また気合を入れなおして頑張ろうと思います。
でも・・・もうちょっと時期をずらしたほうが、本当はもっと効果でるんだけどな・・・。
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