こんにちは、ドクダミ淑子です。
ある朝、TVを見ると蓮舫さんが国会で吠えているシーンが映されていました。
だいぶヒートアップしていて、声を荒げています。
それを見て、思ったんですよね。
「怖い」と。
怖い女って、怖い
「怖い人」っていうのは、男女関係なくいると思います。
雰囲気がぞっとする人。
でも、怖い男の人とはまた違う怖さがある女の人って、いませんか?
蓮舫さんの場合は、「怖い人」というか、「怖い女」って感じ。
最初から喧嘩腰で、何を言っても「ああ言えばこう言う」で返してくる。
相手が穏やかに返しても、「違う!」「おかしい!」「間違っている!」「逃げるのか!?」と相手を追い詰める。
話しているうちに、勝手にどんどんヒートアップしてくる。
相手の意見を聞かずに、自分の主張ばかりする。
口調は冷たく、理知的に見せかけて、言っている中身は薄味。
私はそういう女の人を見ていると、怖くなってきます。
10年前は怖い女が沢山いたけど
思えば新卒で入社した12年前は、女性の営業というと、上記のような雰囲気の「怖い女」があふれていた気がします。
お利口そうな喋り方をして、口が達者で、ガツガツしていて、男に負けない!みたいに無駄に張り切ったり張り合ったりする人たち。
「私は女ですが、見た目じゃなくて中身で勝負しています!」みたいな雰囲気をムンムンさせている人たち。
・・・そんな女性たちを見て、「こんな風に強そうで怖そうに見せないと、生き残っていけない業界なのか・・・」と身震いしたのを覚えています。
でも、最近そう言う怖い女って減ったな。
女らしさで男と対峙するのはダメなのか
営業でも、穏やかそうで、ほんわかした喋りの人が増えた、というか、ツンケンした人が減った気がする。
もしかしたら私が慣れてしまっただけかもしれないけれども。
最近、どこかで働きマンの「お姫さマン」についての批判ツイートを見かけました。
男社会(野球取材。選手も記者もほぼ男)で真向から勝負しようとしてはねのけられる松方弘子に対し、女を武器に「ぶつかるんじゃなくて、かわすんですよ」と言いながら入り込んでいく野川由実。
これって、男性に「おもねっている」って言われているんですよね。
たしかにそれもそうだ。
でも、真っ向からぶつかろうとして、強引に攻めていく松方のような女は、やっぱり怖い。
話し合いができる女かどうか
さて、冒頭の蓮舫さんに戻って。
夫と一緒に見ていたのですが、彼がこういうことを言っていたんですね。
「この人、与党を責めているだけで、一緒に何かをやって、いい方向に持っていこうっていう気持ちがないよね」
・・・そこなんですよね!
私が想像する、「怖い女」って、人の話を聞かない人というイメージです。
人の話を聞かずに、自分の話ばかりして、ギャーギャー騒ぐって感じ。
ツイフェミと呼ばれる人も、カッとなってすぐに書き込んでいて、相手の主張を読み間違えていることが多いし、それを訂正しようとしても理解されなくてヒートアップしている。
怖い女になるのは、男のせい?
そういうツイフェミの人って、またこういうことも言うんですよね。
「怖いと言われるが、怖くなったのは男のせい」
「はっきり主張しないと、わかってもらえない」
まぁ、それもわかる。
でも、「怖い女」になった途端、その人の話を聞く気がなくなってしまうと思うんです。
目の前の人だったら「とりあえず、この人の気持ちを落ち着けよう」か「さっさと逃げよう」という風にしか思わなくなる。
そこに、話し合いをするという選択がなくなってしまうんですよ。
だって、ギャーギャー言っている人と冷静に話し合いをして、一緒に解決策を見出していくなんてことは出来ないわけで、結局こういう選択肢になるのです。
- 怖い女の話をひたすら聞く
- 謝罪させられる
- 逃げる
- ついつい反論してしまってさらにヒートアップする
私も怖い女に出くわしたら、この4択しか考えない。
そして大体3を選んで、いかに逃げるかということを考えています。
全っ然、良い事なんてないのです。
話し合いができるって、最低条件だと思う
お互い、感情的になったり、どちらか一方がまくしたてるのではなく、お互いの主張を聞き、すり合わせしていく・・・それが話し合いだと思うのです。
そして、それは本当なら最低条件。
話し合いがきちんと成立した先に、変化があり、改革がある。
それはもちろん、女だけのせいだけじゃない。
男女の言い争いなら、男の方にだって問題があることもあるだろう。
でも、「怖い女」がギャーギャー叫ぶのは、何の解決策にはならない。
その人の心はスッキリするかもしれないけれども、事態は前に進まないし、だから同じことでまたギャーギャー騒ぐことになる。
本当に怖い女は、声を荒げない
そして最後に。
本当に怖い女っていうのは、声を荒げないんですよね。
落ち着いた話し方で、気付かれないように毒針をスッと刺す。
剣筋が速すぎて、切られたことに気づかないくらい。
私はどちらかというと、そういう女を目指したい。
こちらもどうぞ