ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

ふんわりした受賞スピーチなんて聞きたくないのよ

f:id:dokudamiyoshiko:20200303150204j:plain


こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

私の会社では、定期的に表彰式が行われます。

前期に優秀な成績を納めた営業を称えるとともに、「みんな、次回はあそこに立てるように頑張ろうぜ!!」みたいな会です。

営業会社なので、定期的にモチベーションを上げて行かないとね。

 

でも最近、ちょっと不満になってきたのです。

 

「受賞者のスピーチ、同じことしか言わなくない?」ということに。

 

 

受賞者のスピーチ、テンプレ化問題

受賞者の人は1人あたり1分半くらいのスピーチをするのですが、最近そのスピーチがテンプレ化しているのが気になるのです。

 

  • 受賞させていただきありがとうございます
  • ここに私が立っているのは、私一人の力ではありません
  • アシスタントのAさん、同じチームのB・C・D、マネージャーのE、社長のFさん、そして弊社担当のGさん・Hさん・Iさん、そしてG・H・Iさんの上司のJさん、そして私の妻・娘K・息子L・・・みんなのサポートがあったからこそ、実現できたことだと思います
  • 次回は、メンバーのB・C・Dがここに立てるように、チーム一丸となって頑張っていきたいと思います
  • 今回は本当にありがとうございました

 

おーしーまいっ・・・って、何やねんこの中身のないスピーチは!!!

人の名前だけは大量に出てくるけど、A~Lまで、自分の周りの人の名前を入れたら完成するようなテンプレスピーチなんですよ。

 

そして、これが毎度、誰もが同じようなことを言い・・・非常につまらない表彰式になっているのです。

 

 

謙虚なのは良いことなの?

ここまでテンプレ化していなくても、「ここに立てたのは、私一人の力ではありません」っていうコメント、ここ最近でかなり多くなっているのね。

少なくとも、入社した10年前は、もっと「俺、頑張った!死ぬほど、頑張った!!」みたいなスピーチだったんですよ。

それが急激に「私一人ではなしえない結果」みたいな話になっているんですね。

 

これは、もともと個人の力で営業して売っていた人材業界が、チームセリングになっているという変化もあるでしょう。

でも、それだけじゃない気がするんですよね。

 

なんか「俺様がすごいから受賞したんだぜ!」って言うことへの批判が強まっているみたいな。

「俺TUEEEE」みたいな人が、「いやいや、お前の強さ、関係ないし」って批判されがちマイナスになる。

そして、「俺YOEEEEからみんな助けてくれてARIGATOOOO」の人の方が、「そのくらい言って当然」でプラスマイナスゼロ。

そして本人としても、「俺そんなにSUGEEEEとか言えないわ」と怯んで、その結果「自分1人の力ではなく・・・」のテンプレになるのです。

 

 

面白いスピーチが聞きたい

私はね、ふんわりしたテンプレスピーチなんて聞きたくないんです。

せっかく私の貴重な勤務時間を使うなら、もっと面白いスピーチが聴きたい。

 

お客様にこういわれたのが印象的だった、とか。

契約を切られそうになったけれどもこうやって回避した、とか。

最終日にどんなドラマがあった、とか。

周りの人の話をするなら、「アシスタントの○○さんに、あまりにも無茶ぶりしてビンタされた」とか。

 

そういう、生きた話をもっともっと聞きたいのです。

 

 

具体的な話をどれだけ楽しく語れるか

「人志松本のすべらない話」ってさ、大したことない話でも、話の持って行き方と、いかにも情景が浮かんでくるような話し方で、面白くしていると思うんですよ。

そして、普段の読み書きする内容でも、私はそれが大事だと思っていて。

 

「仕事、やりがいあります!ありがとうと言われると嬉しいです!」なんて、誰もが言えることなんですよね。

それを言っても、全然求職者には響かないわけで。

どうやってその「楽しい」「嬉しい」「やりがいを感じる」を言語化して、誰にもわかるように伝えることが大切だと思うのです。

それが「ストーリー」で、ストーリーこそ人の心を動かすんだと思うのです。

 

だから、私は受賞式のスピーチにも、その「ストーリー」を求めてしまうのです。

 

 

こちらもどうぞ

www.dokudamiyoshiko.com